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医療的ケアの必要な子供の就学
現在うちの子供は、のどに軽度の障害があり気管切開しています。 一年後に小学校入学を控えているのですが日常的に痰の吸引などの医療的ケアが必要なのでとても悩んでいます。体の方は気管切開していること以外健康な子と変わらないので普通学級を希望しているのですが、医療的ケアの部分で入学を拒否されたり、入っても看護婦さんをつけてもらえず親の負担が大きいらしいと聞きとても不安です。同じようなお子さんをお持ちの方や関係者の方など小学校入学に向けて大変だったこと。学校への説得、お話はどんな風にされたのか、実際入って大変なことなど教えて頂きたいです。特に大阪市にお住まいの方があれば助かりますがいろんなご意見お願いします。
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こんにちは。教員です。 うちの市の場合をお話したいと思います。 就学前から特別な園に通うなど、親御さんも教育委員会(学校)側も、「特別支援学級(以下、特支)が適当だろう」と思う場合には、もちろん、特支になります。 でも、特支か普通学級か、親御さんも学校側も迷う、という場合には、うちの市の場合、 親御さんが学校の特支の担任とよく話し合い、特支の担任も校長とよく話し合い、その上で決めます。(その後、教育委員会に報告はすると思いますが) さて、医療行為については私も含め、教員はど素人です。 保健室の先生はいろいろ詳しいですが、保健室の先生は1人で全校児童の相手をするわけですから、特定の子につきっきりというわけにはいきません。 やはりお子さんに対して、特別な配慮が必要だ、というのならば、特支が一番、手が回るのは事実です。 特支ならば、休み時間中でも、担任が教室を離れることはほとんどありません。 校務分掌(授業以外の教員の仕事)も、特支の担任は少なく設定されます。他の教員は、例えば図書館管理なら、休み時間に図書館を見回りするなどの仕事があったりしますが、特支の先生は、休み時間であろうと、いつでも一緒にいられるように、ということです。 しかし、特支の教員も、看護士ではありませんので、何の知識もなく「痰の吸引」は無理なんじゃないか、と、ど素人の私は思うわけですが・・・行っている学校があるのでしょうか。 養護学校なら、看護士がいるところもあるようですが・・・。 ただ、お気持ちはよくわかります。 可能性としては、「普通学級で(もしくは特支で)教育補助の先生をつけてもらう。」こともできます。 県によって違うと思いますが、外国人への通訳や、特支の補助や、発達障害などの普通学級と特支のはざまにいる子への補助、一年生の補助などが仕事です。 ただ、その補助の方は、うちの県では教員免許を持った「教員」ではありません。 市が応募した、パートさんですので、普通の教員よりも早く帰ります。 看護資格を持った人、となると、難しいかもしれません。 予算の関係もあり、教育補助というのは、特定の子のためにつけるというより、いろいろな場面でお手伝いしてくださいね、という感じなので・・・。 ただ、見つかるかどうかは別として、教育委員会に、「看護資格を持った、教育補助者」を募集してもらえないか、とお願いはできるかもしれません。 お友だちで看護資格を持っていて、仕事を探している人がいたら、「あてはあります」と、その人を紹介するとか・・・。 痰の吸引行為を家族以外の、医療従事者ではない第三者が行うことは「違法」なので、ただ「やってください」は無理ですよね。 ただちょっと調べてみると、教員などの第三者でも、医師が指導したり家族との同意文書が取り交わされていれば、「やむなく」吸引もできる、らしいですね。 学校側もその辺のことがまったくわからないので、想像で「無理です」となってしまうのだと思います。 ぜひ質問者さんで、その辺をよくお調べになって(すでにご存知かもしれませんが)、 「こういう過程をとれば、教員でも吸引ができる。補助の先生をつけてもらって、その補助の先生にお願いしたい」とお話されるなら、学校(教育委員会)側も、方向性が見えるんじゃないかな・・・と。 吸引は何時間おきくらいでしょうか?それほど頻繁じゃなければ、 休み時間ごとに、自分で保健室に行って、吸引してもらう・・・という方法もあるかもしれません。(もちろんその場合でも、保健室の先生は看護士ではないので、補助の先生の場合と同じように、十分な説明などが必要だとは思いますが) とにかく、受け入れてもらえるかどうかは別として、いろいろな対処法を、質問者さんの方から提案することです。 普通学級に入ったら困るかな、と思う点としては、 ・担任が毎年変わる(特支は、教員の異動がないかぎり、同じ担任です)ので、その都度説明しなければいけないし、担任によって扱いが異なるかもしれない。 ・遠足や課外学習など、学校外に行く行事に参加できない(保健室で勉強?) ・補助の先生にお願いしていたとしても、たまたまその先生がいない日に、担任がうっかりその時間を忘れてしまうことも考えられる(補助の先生や少人数の特支ならそういうことはないかと) お気持ちはよくわかりますが、 「特別な支援がいる子のための学級」が「特別支援学級」なんです。 知的障害・精神障害だけでなく、身体的な障害も、「支援」の対象なんです。 「普通の子と変わりない。普通学級に入れたい」とおっしゃる親御さんはたくさんいらっしゃいます。 特別支援学級に決める、というのは、とても勇気のいることだと思います。 でも、もしも希望通りに普通学級に入れず、特別支援になったとしても、決して、「普通じゃない」なんて言わないでくださいね。 特別支援にいる子だって、「普通の子」なんです。 知能や精神や身体に障害があったって、「普通の子」なんですよ。 でも、「支援が必要な子」なんです。 大変だと思いますが、 お子さんにとって、どんな環境が一番いいのかを、判断の最優先事項にしてくださいね。
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- rosavermelha
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NO.3です。 ちょっと思いついたのですが、「ボランティア」を探す、という手もあります。 今の学校は、地域のボランティアの方を積極的にお迎えする・お願いする方向にあります。 図書館で読み聞かせをするボランティア。 クラブ活動でスポーツを教えるボランティア。 外国人児童の補助をするボランティア。 登下校を見守るボランティア、など。 今の段階から、お知り合いの人、もしくは質問者さんみずから募集する、または、学校側からも募集をかけてもらって、 「看護士等資格のある方で、学校でお手伝いをしてくれる方」を探してはいかがでしょうか。 ボランティアの方が無事見つかったら、学校も受け入れやすくなると思います。 お金はかかりますが、ファミリーサポートなどに該当する人材がいないか、聞いてみてもいいかもしれませんね。
お礼
2度もご意見ありがとうございます。いろんなボランティアがあるんですね。お金がかかるとありますがどのくらいの物なのでしょうか。ご意見を参考に学校側にお願いしてみようと思います。ありがとうございました。
- hukuponlog
- ベストアンサー率52% (791/1499)
お気持ちは、よく分かります。 >特に大阪市にお住まいの方 とありますが、個別具体的な大阪市の事情は詳しくありませんので、一般論になります。 まず、「学校への説得、お話は」とありますが、対象は学校ではありません。お住まいの(希望する学校を管轄する)自治体の教育委員会です。来年度入学ということでしたら、なるべく早く教育委員会に出向き、事情と希望を説明すべきだと思います。 大阪市の場合でしたら、市の教育委員会、または(政令指定都市ですから)それぞれの区にある出先の教育事務所・教育センターになるかと思います。特に、障害のある子どもの教育及び就学・進学については、専門の窓口もありますから、そちらに相談に行かれるのも良いのではないでしょうか。 地元の学校の普通学級への入学を決定するのは教育委員会で、学校には何の権限もありません(就学通知書は教育委員会から来ます)。また、介護の人を付けるかどうか、その予算措置をどうするか、等も学校ではどうしようもありません。人を一人継続的に付けるということは、年間数百万というオーダーのお金が必要で、そのような予算は学校にはありません。学校全体として、年間に使える予算が総額で(消耗品・備品などひっくるめて)その程度、しかも人件費という費目自体が存在しないのですから。 ですから、率直に言って、学校に直接この手の話を持ってこられても、困惑するばかりなのです。気持ちとして受け入れたいと思っても、それを保障する人的・物的な体制が取れるかどうかは、学校では判断ができないからです。例えば、修学旅行や遠足をとってみても、介護をする人が付くかどうかは、行政によって随分対応に違いがあります。介護する人が付かない場合、保護者が修学旅行に付き添う、といった事例も普通にあります。 ところで、一般的に、障害のあるお子さんをお持ちの親御さんは、現時点(入学時点)での、他の子供との比較を元に、ものを言われます。たしかに、一年生入学時点での差は、学力にしろ体力にしろ、わずかかもしれません。 でも、小学校6年間の成長の度合いの違い、結果として12歳になったときの差は、大変に大きなものがあります。例えば、1年生が100mを走れば、25秒程度はかかります。でも6年生になれば、速い子(リレー選手)なら14秒台前半、遅い子でも18秒程度で走ります。一年生の時点なら「ちょっと遅い」程度の差が、6年生になったときは大きな違いになります。ドッヂボールなどをやっても、6年生の体力のある男の子が本気で投げたら、お母さん達がケガをするくらいです。 現時点でのお子さんの姿だけではなく、そうした6年間を見通した学校生活の有り様として、どうすることがお子さんのためにベストなのか、をしっかりお考えになった上で、教育委員会との話し合いをされるのが良いのではないでしょうか?
お礼
ご意見頂きありがとうございます。正直なところ、うちの場合女の子なのですが、6年後の想像は病気の状態がどう変わるかで違ってくるのでなかなか想像が難しいですね。同じようなお子さんの例があればいいのですが。しかしおっしゃる通り6年間での成長は大きい物だと思います。のどだけだからと言っても健常者のお子さんと比べるとハンでのある部分は必ず出てくるでしょうし現在でも体力的に弱い部分がありますのでなかなかこの先不安ですが子供の立場に立ってやりやすい環境が作れたらと思ってがんばろうと思います。ありがとうございました。
もうご存知とは思いますが。 http://www.ntv.co.jp/news/77441.html 詳しい話は私も分かりませんが、こういった前例があるので普通学級への進学は絶対できないわけではないと思います。 このニュースの子は保育園に入るために痰の吸引も自分でできるように練習したとも聞いています。 けれど残念ながら、あくまで基本は、特別支援学校のようです。 特別支援学校には質問者様のお子さんと同じように、知的な遅れがない子どもたちのクラスがあります。 (無い学校もあるので下調べが必要です。) 教師の数も公立小学校と比べ多いので、学習面での不安は無いと思いますが、友人関係等を考えると地元の公立小学校への進学を希望されるのは当然かと思います。 大した情報提供ができなく申し訳ないですが、お子さんにとって良い結果になるようお祈りしています。
お礼
ご意見頂きありがとうございます。特別支援学校を考えないわけではないのですが、現在ふつうの保育所で健常児のお子さんと一緒に通っている事もあって特別支援学校でいろんな障害のあるお子さんと一緒に学習することの想像がどういった感じなのかよくわからないのが本音で不安がありました。知的に遅れがないクラスもあるということでまた調べてみようと思います。ありがとうございました。
お礼
返事が遅れてしまってすみません。ご意見頂いてありがとうございます。今までやってもらうことばかり考えて悩んでいましたが、自分で提案することも大切だと思いました。出来る限り案を練って少しでもよい方向に行けるようがんばろうと思います。