無限罪のマリアが踏む月について教えてください。

質問

無原罪のマリアが踏む「月」について教えてください。
ミレーの絵を見たのですが、無原罪の聖母マリアという題名の絵を見ました。マリア様が月を踏んでます。
その隣にりんごが落ちてました。
多分りんごの意味はアダムとエバのお話のリンゴだと思いますが。
月の象徴は女性ですよね？
なんの意味があるのか。。。婚前に身ごもったという意味で、汚れないという意味で「月」を踏んでるのですか？

回答No.1

noname#125540

カソリックの宗教は同じ題材が多数描かれていますが（最後の晩餐もレオナルド・ダ・ヴィンチだけではないし）、「無原罪の御宿り」も多くの画家が描いており、マリアが月を踏んでいます。
全部ではないかもしれませんが、この構図を取っている作品は多いです。
天使が月の中に描いてあることが多く、マリアが天使を踏んでいるように見えました(^^;
あの姿は、新訳聖書のヨハネの黙示録の中の「女」の描写だそうです。

黙示録ってパラパラ見たことはあるんですが、けっこう長かったんですね・・・・。
http://blogs.dion.ne.jp/12121212/archives/cat_222877.html
女と竜、というところです。
『また、天に大きなしるしが現れた。
一人の女が身に太陽をまとい、月を足の下にし、頭には十二の星の冠をかぶっていた。女は身ごもっていたが、子を産む痛みと苦しみのため叫んでいた』

黙示録の中では、それが特にマリアのことだと言っているわけではなく、ただ「女」と言っていますが、後世の人がマリアを「女」になぞらえたようです。
マリアの頭の周りに星が描かれることが多いのもこの「女」の様子からなのでしょう。

ちなみに、旧約聖書の創世記で言われる「ヘビの頭を踏み砕く」もマリアだと解釈されます。
『わたしは恨みをおく、おまえ（エヴァ）と女（マリア）のあいだに、おまえのすえと女のすえとの間に。
彼（マリア）はおまえのかしらを砕き、おまえは彼のかかとを砕くであろう』

む、女もヘビにかかとを砕かれるんでしょうか。

こういうのは後世の解釈の仕方なので、宗派によっては異なるのでしょう。
カソリックだとこれなんだと思いますが。

「女」とマリアを同一視して行った過程は存じませんので、そのへんは他の詳しい方に・・・・。

お礼

昨日、調べました。
林檎は原罪（アダムとイブが食べた禁断の知恵の実林檎）
月は純潔を意味するよそうです。
（聖母マリアは処女のまま神の子イエスキリストを産んだというところからでしょうかね）