防犯カメラについて

質問

私は法学部一回生です。
先日、憲法を勉強しました。
そして気になったので教えてください。
憲法１３条の幸福追求権におけるプライバシー権や
肖像権、過去の判例から「みだりに容貌・姿態を撮影されない自由」を有するとされています。コンビニなどに設置している防犯カメラは防犯目的の場合は違法性がないとされていますよね？しかし、防犯目的でない監視カメラは違法性があると言えるのではないでしょうか？

私が住んでいる県のとあるカラオケ店にはすべての部屋についているのかは不明ですが何部屋かには監視カメラがついているようです。しかし、監視カメラが部屋に設置しているなどの掲示はされていません。これは違法なのではないでしょうか？確かに、店のシステムが飲食物の持ち込み禁止になっているのでそれを見つけるために監視カメラが設置されているのだと思いますが、もし飲食物を持ち込んでいた場合でも店の損害はそう多いとは思われません。ですので、店側が先に述べたのを理由に監視カメラを設置していると主張したとしても、民法に定められている権利の濫用にあたるのではないでしょうか？

これが私の意見です。
法律を学び始めたばかりで筋が通っていないかも知れませんがその場合は間違いを指摘してください。
今後の勉強にもなるので・・・
法律を学ばれた方の意見をお願いします。

回答No.5

h2goam

１．憲法上の問題は国と国民間に適応されるべきもので国民間（憲法上の国民と違い他国籍人や法人等を含む）には直接適応されない。
２．カラオケ店等に限らず私有空間は権利所有者にトイレ・風呂・試着室の内部等を除きほぼ全面的にカメラ等を設置する自由があります。
利用者にはその空間を利用しない権利が保障されているので権利の侵害に当たらない。
３．当然この映像が外部に漏れる等の場合は別の問題となる。

回答No.4

moonliver_2005

私は工学部電子工学科のOBですが、１年間「伊藤正巳教授」の法学概論の講義を選択講義として受けました。伊藤教授は憲法の専門家ということは、先生は一切おっしゃりませんでしたから、私はつい最近までその事実を知りませんでした。伊藤正巳教授は最高裁裁判官にも就任され文化勲章の受章された高名な法学者であられるのですが、法学概論講義で強調されておあられたことは「プライバシーという概念の重要性を日本法学会、司法界、日本社会に理解してもらい定着させることが、私の法学者としての目標であり使命です」と繰り返し述べられておられたことです。ですから、このことしか私の印象は残っていません。（教科書は残っています。私は絶対に捨てないと思っていたからですが・・・）

そこで本題です。伊藤先生はプライバシーをテーマに語る前提として、「法律は最低限の常識である」という法格言を引用されていた記憶があります。つまり「何をしても良い自由。何をしようと私の勝手しょう」という自由主義国家、戦後民主主義国家のアンチテーゼとしての「プライバシー保護」だったのです。

＞ですので、店側が先に述べたのを理由に監視カメラを設置していると主張したとしても、民法に定められている権利の濫用にあたるのではないでしょうか？これが私の意見です。

「金を払ってカラオケしに来た以上、そこで何をしても客の勝手でしょう。客の行動を監視カメラで録画するのはプライバシーの侵害である」というのが質問者の意見と仮定します。

伊藤教授の意見が正しいかどうか、私は法学者ではないですから私には判りませんが（質問者さんの研究、自己研磨を期待します）、「何をしても良い自由でしょう。何をしようと私の勝手しょう」という自己の目的を貫徹する目的の手段としての「プライバシー」の主張は誤っていることは明らかと、私は思います。民法は次のように定めています。

（基本原則）第１条　私権は、公共の福祉に適合しなければならない。
２　権利の行使及び義務の履行は、信義に従い誠実に行わなければならない。
３　権利の濫用は、これを許さない。

回答No.3

fakelawer1

ご指摘のように憲法13条や民法の肖像権の侵害に当たる可能性は完全に否定し切れないのは事実です。
しかし犯罪の抑止という公益性を重視する判例や世論によって、一定限の権利の抑制が広範に認定されているのも事実であり、意見対立は常に存在すると言えます。

参考URL：

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%82%96%E5%83%8F%E6%A8%A9

回答No.2

mat983

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AB%E3%83%A9%E3%82%AA%E3%82%B1%E3%83%9C%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9

カラオケボックスは密室性の高い造りです。
上記サイトにありますが、「性犯罪の舞台ともなり得るという問題を併せ持っている」ため、防犯目的で設置されているのです。
下記サイトも参考に。

http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q106872985

回答No.1

ame830

法律を学んだわけではないですが、昔カラオケ店でバイトしてましたので、一応。

カラオケ店の防犯カメラは飲食を見つけるためではないですよ。
防犯のため。
カラオケは個室なので、犯罪の温床になりやすいです。
薬の売買とか、未成年の喫煙や飲酒とか性行為とか。
そういうのを防ぐためですね。
実際はあまりちゃんと見てませんが。
条例で防犯カメラ設置が義務付けられてる地区もあったはず。
条例で決まってない地域でも、警察や学校がうるさいので、設置する店がほとんどだと思います。
何にしろ、好きで設置してるわけじゃないです。

飲食の持込については、気にしない店の方が多いと思いますよ。
あなたの言うとおり、目くじら立てて見つけるほど損害は出ないので。

先に書いたように法律を学んだわけではないので、余計なことでしたらすみません。