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エーテルの合成法で解けない問題があります!!

大学の有機化学の問題で困っています。 混合エーテルの合成についてですが、 RCH2-O-C(CH2)3 の合成の仕方を書く問題です。 参考書を読み、考えた結果としては、 RCH2OH と CH3C(CH3)3 を希薄のNaHSO4水溶液の酸触媒下で合成するものと考えました。 これは正解なんでしょうか?? 同じアルコール同士の合成でエーテルを作るのなら話は簡単なんですが、違うもの同士なので分からないんです。。 お願いします!!

noname#49415
noname#49415
  • 化学
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回答No.3

改めて考えてみたのですが、実際にエーテルを合成してみようとすると少量しかRCH2-O-C(CH2)3が得られてこないと思います。 ウィリアムソンのエーテル合成の組合わせとしては、 1 求核試薬がRCH2ONaで基質がtert-butylbromide 2 求核試薬がsodium tert-butoxide で基質がRCH2Br が考えられます。 1は、求核試薬が強塩基、基質が第三級ハロゲン化アルキルである。高温条件では、主反応がE2反応、副反応ではE1反応が起こると考えられ、エーテルは得られない。低温条件では、主反応がE2反応、副反応ではSn1反応がおこると考えられ、RCH2-O-C(CH2)3は少量しか得られない。 2は、求核試薬が嵩高い強塩基、 基質が第1級ハロゲン化アルキルである。 2の基質がハロゲンに対してβ位に水素を持たない場合(R=HやR=C(CH3)3など)はβ位の水素を持たないため、脱離反応が起こらないので、Sn2反応のみで反応が進行し、目的の化合物RCH2-O-C(CH2)3が多量に得られる。 2の基質がハロゲンに対してβ位に水素を持つ場合は、基質が第1級ハロゲン化アルキルでも、求核試薬として、嵩高い強塩基を用いているため、主反応がE2反応、副反応がSn2反応がおこり、RCH2-O-C(CH2)3は少量しか得られない。 RCH2OH と CH3C(CH3)3 を希薄のNaHSO4水溶液の酸触媒下で合成するものと考えました。 アルコールを酸触媒化加熱(140度)して反応させると、RCH2OCH2Rが得られてきます。アルコールを酸触媒化加熱(180度)して反応させると、アルケンが得られます。 アルキル基から水素を引き抜くのは難しいと認識しといてください。

noname#49415
質問者

お礼

細かく丁寧で分かりやすかったです! まだ一回生なので専門的には分からないですが、この問題に関しては解くことができました!! ありがとうございました^^

その他の回答 (2)

回答No.2

非対称のエーテルを作るときの方法をウィリアムソンのエーテル合成といいます。 この合成法は要は、ハロゲン化アルキルとアルコシアニオンのSn2反応です。アルコキシアニオンは強塩基であるため、ハロゲン化アルキルとの反応では、E2反応あるいはE1反応を考慮する必要があります。E2反応、E1反応が起こりにくいような組み合わせをかんがえて答えを導きだせばいいですよ。 R=Hならば、methyl bromide とsodium tert-butoxide方法が有用です。

  • Kemi33
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回答No.1

CH3C(CH3)3 とは「2,2-ジメチルプロパン」でしょうか? だとすると,炭化水素ですから反応しませんよ。  教科書の「ウィリアムソン(Williamson)のエーテル合成」について書かれている箇所を調べて下さい。一般的に書くと下記の様になります。   R-O(-)Na(+) + R'-X → R-O-R' + NaX  教科書を良く読んで,R と R' を何にすれば良いかや X が何かを考えて下さい。 この問題自体は教科書の練習問題に出てくる様な問題です。

noname#49415
質問者

お礼

すみませんOHが抜けてました。。 「ウィリアムソン(Williamson)のエーテル合成」見てます! やっぱりここなんですね! ありがとうございます^^

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