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木目の車について
1 木目(ウッドパネル?)のついた車ってありますよね。グランドワゴニアや、ビュイックのリーガルワゴンなんかが浮かびますが、あれの元祖はいつ頃のなんていう車種なんでしょうか? 2 日産セドリックワゴンにも木目のモデルがあるようですが、リーガルワゴンと似ているような気がします。発売されていた時期も被っているようです。2つの車種の関係を教えてください。(どちらかが模造したのでしょうか?)
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たしかに#1様のご回答の通りだと思います。それでも「自動車」にウッドパネルを貼った最初の車種......として資料を見てみましたが、「これがオリジナル」というものはとうとう見つけることができませんでした。 ただ、禁酒法時代のアメリカ、あのアル・カポネが暗躍した時代、おそらく1929年型か1930年型あたりでしょうが、当時のワゴンタイプの車にはもうウッドパネルを貼ったものが見受けられます。 そして、なかでも1945年型ぐらいから1955年型ぐらいの時代、このウッドパネルを貼ったクルマが大流行したようで、シヴォレーやポンティアック、フォードやマーキュリーなど、どの車種のカタログを見てもお約束のようにこうしたウッドパネルモデルがラインナップされています。そのほとんどはワゴンタイプですが、ごく少数ながらセダンやコンバーティブルにウッドパネルで飾ったものも見受けられます。 この時代のウッドパネルは本物の木材で木枠を組み、本物の木の板をはめ込んでいましたからある種の品格のような重みがあったものです。今日のクルマ、それがグランドワゴニアであれ、ビュイック・リーガルであれ、セドリックワゴンであれ、みんな販促を目的に目先を変える目的で、ひとつ往年のウッド調で売ってみるか.....と樹脂シートを使ってパクってみただけ、見るからに安っぽく、そこには今日のクルマ同士での前後もなければ関係もないはずです。 今、デスクの上に18分の1のかなり大きな1948年型シヴォレー・フリートマスター・ステーションワゴンのモデルが置いてあります。ドア周りから後部にかけてのサイド全面を木枠とパネルで飾り、お決まりのホワイトウォールタイヤを履いたこのモデル(もちろんミニカーですから全部ダイカストと樹脂製ですが)、これを見る限りウッドパネルのワゴンはたしかにアメリカ人の心の中の何かに訴える魅力といったものがあることを感じます。だけれど、車重はさぞかし重かったことでしょうね。 余談ですが、アメリカ人は誰もが西部開拓時代にひときわ懐かしさを覚えるようですが、そうしたこともあってか、今日で言うワゴンタイプのクルマを彼らはわざわざステーションワゴンと呼んでいました。 ステーションワゴンとは、直訳すればまさに「駅馬車」というわけですが、実際の駅馬車は「ステージコーチ」と呼ばれていたものでした。しかも.....です。ステーションワゴンのサイド部分にわざわざウッドパネルを貼り付けて、開拓時代の駅馬車の雰囲気を楽しもうということらしいのですが、ワゴンタイプであるだけに駅馬車の雰囲気は無く、どちらかというと使い勝手は幌馬車といった感じ.....、このあたり、なんだかどこかでズレているように思うのですが....。
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自動車というものは元々、馬車から発展したものです。 木目はその頃のモチーフを現代の車に生かしているわけです。 木目はアメ車ではずっと昔からありますので特にこれが 元祖だっていうものは無いはずです。 セドリックとリーガルの木目は特に関係ないです。 昔からアメ車にある木目をセドリックがパクっただけです。 昭和50年代、シビックのワゴンにも木目がありました。
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シビックにも木目のモデルがあったんですね。知りませんでした。ありがとうございました。
お礼
詳しい説明どうもありがとうございました。知らないことばかりだったので、とても勉強になりました。