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清水玲子著「月の子」について
清水氏の「月の子」で「にがよもぎ=チェルノブイリ」というエピソードが出てきますが、あれは清水氏のオリジナルなのでしょうか? それとも何か元ネタがあるのでしょうか? ヨハネの黙示録8-11には確かに書いてありますよね… お詳しい方がいましたら教えてください。 お願いします。
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- tacodayo
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第二の御使いがラッパを吹き鳴らした。すると、火の燃えている大きな山のようなものが、海に投げ込まれた。そして海の三分の一が血となり,海の中の生き物の三分の一が死に,船の三分の一が壊されてしまった。(黙示録8-8) 第二次世界大戦では進化した飛行機や潜水艦の登場で,今までの戦争よりも非常に多くの船が沈められました。 特にドイツ軍潜水艦のUボートは大戦初期に多くの民間商船を沈めまくりました。 また戦いはヨーロッパだけでなく太平洋で我が国も激しい戦いを繰り広げたのは,皆さんご存知の通りです。 千総t以上の大きな船は, ドイツ700隻824万総t, イタリア600隻393万総t, 日本2568隻843万総t, イギリス2426隻1133万総t, その他の連合国2724隻1024万総t が戦争で沈められました。 小さい船を含めれば,日本だけで7240隻約860万総t,はしけも合わせると15,518隻が沈められました(軍艦は除く)。 空母は日本19隻,米国10隻, 戦艦は11隻と7隻, 巡洋艦38隻と10隻 など326隻と140隻が沈められました。 ドイツUボートの乗り組み員の戦死だけでも約3万人。 軍艦を除く日本人水死船員約6万人,船に乗ったまま水死した乗客の日本陸軍軍人だけで推定30万人以上と,多くの人が海でお亡くなりになりました。 まさに大きな山のような軍艦や大型商船が,火だるまになって 全世界の船の三分の一が壊され、兵士や船員の血で海の三分の一が血となり,爆弾や機雷や魚雷や砲弾の炸裂で海の魚やプランクトンなどの三分の一がとばっちりで死んでしまったわけです。 “海の三分の一が血となり,海の中の生き物の三分の一が死に,船の三分の一が壊されてしまった。” という約2千年前の預言通りですね。
- tacodayo
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欧州ヨモギ(Artemisia vulgaris)をウクライナ語でチョルノブイリ、ロシア語でチェルノブイリニクと呼び,この欧州ヨモギが沢山生えていることから,かの地がチェルノブイリと呼ばれるようになりました。 また近縁種の苦ヨモギ(Artemisia absinthium)はウクライナ語でポリン,ロシア語でポルイニと呼び,これもチェルノブイリに多く自生しています。 なお黙示録の苦ヨモギはArtemisia absinthiumではなくArtemisia Judaicaであるとする説がありますが,聖書によく登場するArtemisia sieberiと共に、砂漠でも自生する種であり,苦ヨモギや欧州ヨモギとは大きく外見が違います。 欧州ヨモギの英名はマグワートであり、日本のヨモギ(Artemisia princeppsまたはindicavar)と同じ英名です。 また日本の大ヨモギは欧州ヨモギと同じ学名(またはmontana)です。 他からの引用です。 第一の御使いがラッパを吹き鳴らした。すると、血の混じった雹と火とが現われ、地上に投げられた。そして地上の三分の一が焼け、木の三分の一も焼け、青草が全部焼けてしまった。(黙示録8-7) 第一次世界大戦ではスイス国境からイギリス海峡までの長い距離に渡って,連合国・枢軸国双方共に幾重にも重なる塹壕を掘って一進一退の攻防を4年間も繰り広げました。 攻撃側は準備射撃,突撃支援射撃,移動弾幕射撃,対砲兵射撃。 対する防御側は攻撃準備破砕射撃,突撃破砕射撃,前進阻止射撃,対砲兵射撃と攻防を入れ替え、双方共に650万tを超える大量の大砲の弾を撃ち合いました。 また別の資料ではイギリスは3億発,ドイツ,フランスは共に2億発の大砲の弾を撃ち合ったのでした(迫撃砲弾を除く)。 まさに、預言通り “地上の三分の一が焼け、木の三分の一も焼け、青草が全部焼けてしまった。” という地獄絵図がこの地上に現出し,900万人以上の戦死者をだしたのです。 そして第二の御使いがラッパを吹き鳴らすと、陸だけでなく海でも激しい戦いがはじまります。 (続く)
- harikiki
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ウィキペディア「チェルノブイリ原子力発電所事故」の記事の中に「チェルノブイリと聖書」という項目があります。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%81%E3%82%A7%E3%83%AB%E3%83%8E%E3%83%96%E3%82%A4%E3%83%AA%E5%8E%9F%E5%AD%90%E5%8A%9B%E7%99%BA%E9%9B%BB%E6%89%80%E4%BA%8B%E6%95%85#.E3.83.81.E3.82.A7.E3.83.AB.E3.83.8E.E3.83.96.E3.82.A4.E3.83.AA.E3.81.A8.E8.81.96.E6.9B.B8 これによりますと、『ウクライナ語でニガヨモギをチェルノブイリというのだという氏名不詳の「著名なロシア人作家」の主張』が元ネタ(?)のようです。 さらにこの主張を引用した「サージ・シュメマンによるニューヨーク・タイムズ紙の記事」によって広まった(少なくとも西側には)とも書かれています。 チェルノブイリ原発事故が1986年、清水玲子が『月の子MOON CHILD』を発表したのが1988年ですので、清水玲子さんがこの情報を耳にすることは、十分可能だったと思います。(#1#2でご指摘のように、雑誌『ムー』などで取り上げられていたならなおさらではないかと。) まぁ、これこそが絶対の真実とは言えないとは思いますが(ウィキペディアですので)、諸説あるうちの一つとは言えるのではないでしょうか。(そもそも諸説あるのかな?) 参考になればと思います。
- ameya
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>ロシア語でチェルノブイリ >>ええ知っています。 つまり清水氏が発見したオリジナルなのか?、と聞きたかったのです。 それとも元ネタの出典があるのか。 ??どういう事でしょうか? 例えば「さくら市」という地名があって、黙示録に「cherry」と書かれていた。そういう事ですので、発見、元ネタという事ではないのではないかと思います。 >原発事故の当時も「黙示録」は騒がれ(主にオカルトマニアの間で)たんですよ。 >>これが元ネタということでいいのでしょうか? 何についての"元ネタ"とされているのか解りかねるのですが、 「月の子」が書かれた時期は原発事故よりかなり後だったと思いますので、確実に清水氏ではないと思います。 清水氏が何を元に「にがよもぎ=チェルノブイリ」というエピソードを書かれたかは、本人が公表しない限り解らないかと。 事故直後は「ムー」(雑誌)などでも特集されていたような記憶があります。 さらに、黙示録研究家などは事故以前も調べていたのではないかと推測されます。 言いだしっぺが誰かという事となると、調べるのは難しいかもしれませんね。
補足
>ロシア語でチェルノブイリ この引用は長いので省略させていただいたまでで、http://elbaal.hp.infoseek.co.jp/wormwood.htm にあることは存じていると申し上げたかったのです。 「ムー」でも特集されていたのですね。
- ameya
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清水氏のオリジナルでなく、ロシア語でチェルノブイリが「にがよもぎ」という草を指すのですよ。 チェルノブイリ原発所はソ連(今はウクライナ)のチェルノブイリ氏近郊に建設された原発所という事です。 黙示録では「第三の使いがラッパを吹いた。すると"にがよもぎ"が大量に生え、、水の三分の一はにがよもぎとなった。それを食したものが大勢死んだ」みたいな事が書かれてあります。 原発事故の当時も「黙示録」は騒がれ(主にオカルトマニアの間で)たんですよ。 ちなみにアブサン(absinthe)という酒は,ニガヨモギで味付けをしたものです。ニガヨモギに習慣性の毒性があるので,多くの国では禁止されているそうです。 ご参考までに・・・ ↓原発事故と黙示録について http://elbaal.hp.infoseek.co.jp/wormwood.htm ↓にがよもぎ画像 http://www.ootk.net/cgi/shikihtml/shiki_1294.htm ↓黙示録についてわかりやすく説明されてあったので・・・。
補足
>ロシア語でチェルノブイリ ええ知っています。 つまり清水氏が発見したオリジナルなのか?、と聞きたかったのです。 それとも元ネタの出典があるのか。 >原発事故の当時も「黙示録」は騒がれ(主にオカルトマニアの間で)たんですよ。 これが元ネタということでいいのでしょうか?
お礼
ありがとうございます。 「月の子」を読んだ人に聞いても、このマンガでにがよもぎのことを知ったという人ばかりだったので不思議だったんです。 (中には黙示録の句はフィクションだと思っていた方もいます) 日本はキリスト教圏ではないですし、当時あまり知られてなかったのでしょうか。被害に遭われた方々には不謹慎な内容でもありますし。 マンガ家さんですので、やっぱり方々にアンテナを張り巡らされているのでしょうね。 大変参考になりました。