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a と theについてです。

lark3rdの回答

  • lark3rd
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回答No.9

aとthe・・・難しいですよね。 「中学生に分かりやすく教える」となると説明の語彙も限られてきますしね。 (ところで、そう仰る質問者さんは学校の先生?) 「机の上にある(あの)新しいコンピューター」なんだから、特定できているじゃないか? 中学生でなくとも疑問に感じますよね。 さて「特定の○○」というのは、その○○について話し手と聞き手が共有する「情報」あるいは共通認識している「特長(属性)」がある、ということですね。 そういう観点で見ると実はここでのnew computerは「特定」されていないんです。 AとBの二人が部屋に入ってきます。 Aが机の上に置かれたコンピューターを見ながら There is a new computer on the desk.(机の上に新しいコンピューターがあるよ)と言います。 この時Aは、自分が見ているそのコンピューターをBも認識しているとは思っていません。 もしBも同じコンピューターを見ていることをAが知っているなら、こういうセリフは言わないですよね。 次にAのセリフを聞いたBの頭の中にはコンピューターのイメージが湧いてきます。 が、Bの頭の中のコンピューターとAが見ているコンピューターは同じものではありません。 大きさ、色、モデル・・・どんなコンピューターをイメージするかはB次第です。 Aが見ているものとBの頭の中のもの。二つのコンピューターの間に共通する特長(属性)は何一つ保証されていません。 Aにはそれが分かっています。が、Aはそれでも構わないと思っています。 つまり「There is a new computer on the desk.」というセリフでAがBに期待するのは「机の上に1台のコンピューターが乗っていることをイメージしてくれ。但し、そのコンピューターの特長については一切Bの想像に任せる」ということなんです。この「Bの想像に任せる」という部分をAは不定冠詞「a」によって伝えています。 ところが、それを聞いたBが「え?どこ?」とばかりに「机」を探したとします。 この時Bが探す「机」は、Aにとっては、正に自分が見ているコンピューターを乗せている(特定の)机そのものであって欲しい。それがthe deskのtheに込められているわけです。 Aが特定しているのは、コンピューターではなくて机なんですね。 Once upon a time, there lived an old woodcutter…(昔々、一人の年老いたきこりが住んでいました) 物語の冒頭の登場人物は大抵、不定冠詞a/anで修飾されています。 これまでに出てきていないから、というよりも、書き手が「そのきこりについての特長は、高齢であるという以外は読者に任せます」と言っているのです。 一方で、The man had been gazing beyond the street for hours.(その男はもう何時間も通りの向こうを眺めていた)と、初登場の人物にtheを使う書き出しも存在します。「the manって誰かって?続きを読んでね」という書き手の意図が伺えますね。 No.2さんが言われているように、助詞「は」「が」が日本語の中で果たす機能は、英語におけるa/theのそれに極めて似ています。 この辺りの話は、養老孟司さんも「バカの壁」の中で触れておられますので参照されるといいと思います。 ただ「は」「が」については、我々はどうもその前の言葉(主語)の文中における特異性/重要性によって使い分けているようで、それを英語にすると、時にa/an=「が」the=「は」になったり、逆になったりするようです。 上記のan old woodcutterは、きこり「が」で、the manは、男「は」ですが、例えば、 自己紹介などの「私「は」船長をやっています。」は、I am 「a」 captain. 臨検の場で「船長は誰?」との問いに「私「が」船長です」と答えるのはI am 「the」 captain. 「きこり「が」住んでいました」は、主語「きこり」がこの文中における最重要情報。 「私「が」船長です」では、主語「私」が最重要情報(居並ぶ船員の中で私こそが)。 「男「は」通りの向こうを眺めていた」では、主語「男」ではなくて「通りの向こうを眺めていた」が最重要情報。 「私「は」船長をやっています」の最重要は主語「私」ではなく、(数ある職業の中で)「船長である」こと。 ともあれ、英語の冠詞は、日本語の助詞と同じで、間違って使っても致命的な誤解を生むことは少ないと思いますが、使いこなすと表現にとても厚みが出る大事な品詞だと思います。 中学生の方がこういう疑問を持つことはいいことだと思うし、焦らず根気よく、No.8さんが言われるように、色んな文章の中で触れて慣れていくことが一番だと思います。(私もまだよく分かっていませんが)

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