• ベストアンサー

夢野大江三島安部

夢野久作、大江健三郎、三島由紀夫、安部公房 上記の方々の作品でおすすめがありましたら、教えてください。 夢野→「ドグラマグラ」とその他短編を少々読んだことがあります。    「押絵の奇蹟」は意外にも感動しました。 大江→初期作品「われらの時代」「○○」(度忘れ・・・主人公がバード)    などは読みましたが、それ以降の作品はいかがでしょうか? 三島→最近になってやっと「金閣寺」を読み、改めて三島の美意識や文章の美    しさに感銘を受けました。 安部→たまに頭がこんがらがってきます・・・    でも人間の「存在」について追究するそのリアルさが好きです。

  • Sne
  • お礼率28% (10/35)

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • ikb-ykr
  • ベストアンサー率29% (24/81)
回答No.3

興味のある作家が完璧に私とマッチしてますね。勝手にいろいろ書いていいですか? 夢野→怪奇幻想傑作選とだぶってるかも知れませんが社会思想社からも夢野久作傑作選で5冊出てます。私は「死後の恋」「戦場」といった異国の物語が独特の文体に合ってて好きです。 大江→個人的にでいいですか?河馬シリーズ(勝手に呼んでる)オススメです。「河馬に噛まれる」以降連作でいくつかありますが、文春文庫のこのタイトルの文庫に全部入っています。(このほかにもあるのかな?) 関係ないけど、この河馬とか「マユゲ犬の伝説」(藤原新也)とか「ダックスフントのワープ」(藤原伊織)とか、動物もので意表をついたタイトルのものって、以外とハズレがないんだなあ・・・私の経験則。 三島→小説とは言えないけど「葉隠入門」三島由紀夫の根本にある考え方が分かります。影響されてしまった。短編ですが「真夏の死」も面白いというか・・・やっぱり葉隠と同じ、死に対する考え方が。 安部→この人面白すぎるよう~。「ユープケッチャ」がマイベスト。それから、新潮文庫でいっぱい出てますが「R62号の発明・鉛の卵」短編集はハズレなしと思います。長いのでは「密会」。自分が入院したときこういう病院じゃなくてほっとした。 書き出すと止まらないので(特に夢野は~)このくらいにしておきます。

Sne
質問者

お礼

そうですか!マッチしている方がいると嬉しいです。 私の周りにはあまりいなくて・・・。もしかして横溝とか 江戸川あたりも好きだったり? 安部公房「密会」、私も読みましたよ。読んだ者のみが 味わえるあの世界・・・。「ユープケッチャ」は未読です。 ユアベストですか。期待度大ですね。 夢野久作は全集を少しずつ攻めていってます。あの独 特な文体、好きですね。「死後の恋」、惹かれます。

その他の回答 (3)

  • archange
  • ベストアンサー率23% (11/46)
回答No.4

夢野久作は筑摩文庫から全集が出ておりますので、そこからチョイスされればよいかと思われます。既に読んでいらっしゃるかもしれませんが久作らしい作品として「少女地獄」と「氷の涯」、ちょっと変わったところで「犬神博士」、評伝「近世快人伝」、歌集(?)「猟奇歌」をお勧めします。なお、「少女地獄」を下敷きにした映画「ユメノ銀河」も小品ながら愛らしい作品となっていますので御覧下さい。 三島は「金閣寺」を読んだばかりということなので、もう少しいろいろ読んでからがよいかとも思いますが、「豊饒の月」四部作のうち「春の雪」と「奔馬」のニ作品をお勧めします。最後の輝きとでも申しましょうか、氏の美意識が見事に結晶した作品です。なおこの後の二作、特に最後の「天人五衰」は既に作家として終わっていたのか、自らの肉体をもって美を表現することに頭が行っていたのか、読むのがつらい(駄作という意味ではないですよ)ものとなっています。

Sne
質問者

お礼

まずは三島を制覇(?)しようと思い、最近「音楽」を、続いて現在「サド公爵夫人」を読んでいます。 実は三島=美しい文章・ピュアな物語・・・と勝手に思い込んでいたので初めは戸惑い気味でしたが、読み進めることで、彼が訴える何かが見えてくればイイナ・・・と思っています。 お勧めいただいた「豊饒の月」4部作は、もう少し他作品を読んだ後、心して読みたいと思います。

回答No.2

夢野久作は、角川から怪奇幻想傑作選「人間腸詰」と「あやかしの鼓」という2冊がでていますので、読んでみてください。特に、「人間腸詰」収録の「キチガイ地獄」はおすすめです。大江はあまり読んだことがないのですが、「性的人間」がおもしろいと薦められた記憶があります。三島はマイナーな作品ですが、「午後の曳航」をオススメします。高校時代にはまりました。安部公房は「砂の女」 が最高です。映画と合わせてご覧になったらいかかですか?

Sne
質問者

お礼

「砂の女」は5年ほど前に読んだことがありますが、映画化されていたとは・・・。 あの濃い世界を映像でどう表現してるか、興味あるので、観てみようと思います。 三島の「午後の曳航」、結構影響受けている方多いみたいですね。早速読んでみたいと思います。

  • prome
  • ベストアンサー率32% (64/196)
回答No.1

大江健三郎と安部公房は好きな時期があって、よく読みました。 大江氏の作品では、「死者の驕り」「見るまえに跳べ」「セブンティーン」 「個人的な体験」「万延元年のフットボール」「空の怪物アグイー」あたりが 好きです。主人公がバードというのはいくつかあって、「個人的な体験」 「不満足」がそうです。大江氏はアメリカのフォークナーに影響を受けていて、 同じ名前(そしてたぶん同じ人物という設定)の登場人物が複数の作品に 出てくるんですね。ギー兄さんという人も複数の作品に出てきます。 中期以降だとあまり読んでなくて、「洪水はわが魂に及び」くらいですね。 安部氏のは大江氏のほどたくさん読んでないですが、 「砂の女」「棒」「デンドロカカリア」。 この人の作品の多くはよくわかりません。 三島氏の作品は、たぶん全く読んでないです。 映画で「音楽」というのを見ましたが、ちょっとHっぽい感じでした。

Sne
質問者

お礼

回答、ありがとうございました。 そうそう、バードが主人公の作品、「個人的な体験」でした! 「不満足」、初耳です。作品をまたいだ登場人物がいるなんて、興味深いです。 でもやっぱ「万延元年のフットボール」、読んどかなきゃですね。ちなみに私の初大江作品は「死者の驕り」。短編ながら奇妙な、印象を未だ残しています。

関連するQ&A

  • 江戸川乱歩 夢野久作

    江戸川乱歩、夢野久作の本ってい~ぱいありますが どれが面白いですか? ちなみに江戸川乱歩は短編集「芋虫」などなど、 夢野久作は「ドグラマグラ」を読みました。 この作家意外でもこんなかんじで摩訶不思議?な 作品知ってる方教えてちょ~だい。

  • 人間の無意識を抽出するような、不可思議な小説はないでしょうか

    私は日本文学の中でも、人間の無意識を抽出するような、不可思議な小説を好んでいます。 作品や、作家をあげるとすれば、黒い水脈と呼ばれるアンチミステリー三作(ドグラ・マグラ、虚無への供物、黒死館殺人事件)、江戸川乱歩、中井英夫、夢野久作、夏目漱石、日本古典文学、(方丈記、徒然草、源氏物語)仏教物(正法眼蔵、歎異抄)安部公房、太宰治、宮沢賢治、倉橋由美子(聖少女)などです。大江健三郎、中上健次、谷崎潤一郎なども今度読んでみようと思っています。 こんな私が好みそうな作家、作品は何かないでしょうか。別に、不気味な作品でなくても、私が好みそうな物でしたら、何でも結構です。よろしくお願い致します。

  • お薦めの三島由紀夫と大江健三郎作品を教えて下さい

    お薦めの三島由紀夫と大江健三郎作品を教えて下さい。 本はそれなりに読むのですが、話題作などの小説が中心で文学小説などは 全く読んでおらず、これではいけないと思い少しは読もうと思っています。 今、読もうと思っているのは三島由紀夫と大江健三郎です。 しかし、2人に全く知識がなく、どういった作品を書いているのかなど 分かりません。 文学小説、歴史物、時代物が苦手なのですが、そういった趣味思考で お薦めの2人の作品はどれになるのでしょうか。 普段読む小説で良かったと思うのは「容疑者Xの献身(東野圭吾)」 「明日の記憶(荻原浩)」「最悪(奥田英朗)」など、軽く読めるものの 軽すぎないものです。 「罪と罰」は面白いと感じずに読むのに大変苦労しました。 「泥の河(遠藤周作)」は普通に読めました(面白いとは思いませんでしたが)。 この様な状態なのですが、どの作品がお薦めでしょうか。 アドバイスをよろしくお願いいたします。

  • 村上春樹好きな私におすすめする小説は何かないでしょうか

    私は村上春樹の作品が好きで、ひととおり長編作品は読んでみました。あまり読書経験がないものなので、村上作品と似たような傾向の作品を探しています。 他には、黒い水脈と呼ばれるアンチミステリー三作(ドグラ・マグラ、虚無への供物、黒死館殺人事件)が非常に大好きです。このように、不気味かつ、人間の無意識を抽出するような小説を好んでいます。 さらに好きな作家を挙げると江戸川乱歩、中井英夫、夢野久作、夏目漱石、日本古典文学、(方丈記、徒然草、源氏物語)仏教物(正法眼蔵、歎異抄)安部公房、太宰治、宮沢賢治、倉橋由美子(聖少女)などです。大江健三郎、中上健次、谷崎潤一郎なども今度読んでみようと思っています。 こんな私が好みそうな作家、作品は何かないでしょうか。別に、不気味な作品でなくても、私が好みそうな物でしたら、何でも結構です。よろしくお願い致します。

  • 大江健三郎 代表作

    大江健三郎の「芽むしり仔撃ち」を読んで面白いと思ったので、他の代表作を教えてください。 ウィキペディアや新潮文庫の紹介の所を読むと、代表作がいくつも並んでいて、選びようがありません。大江健三郎は難解と聞いていたんですが、初期ということもあってか「芽むしり仔撃ち」はそうでもありませんでした。平易でも素晴らしい作品でしたが、もうちょっと骨があっていもいいくらいですね。 ネタバレというかあらすじ全くなしで回答お願いします。ただ、あらすじに触れるのは困りますが、難易度とか、世界でも翻訳されてるとか、物語に関係ないところのコメントならありがたいです。 他の日本の作家では特に安部公房が好きなんですが、彼の場合は「砂の女」「箱男」「密会」が代表作と認識しています。3つくらいに絞っていただけるとありがたいですね。世間一般で考えられている代表作ということでお願いします。別途自分の好みを挙げていただいても嬉しいですが。

  • もし、大江健三郎が生きてたら平和賞受賞したか?

    もし、三島由紀夫が現在まで生きていたら、ノーベル文学賞を受賞したと思いますか? それと、三島は文学賞の候補に選ばれていましたが、選ばれた理由は何だったのでしょうか? あっ、それからついでなのですが、大江健三郎が生きていたら、ノーベル平和賞受賞したでしょうか? それがダメなら"孔子平和賞"、それもダメなら"ソウル平和賞"でも受賞したのでしょうか?

  • 海外で評価が高い日本人作家

    外国人向けに日本文学について説明しなくてはならなくなりました。 古典ではなく、昭和以降の小説からまとめようと思いますが、日本人作家で国際的にも評価が高く、数ケ国語で作品が翻訳されているといえば 川端康成、 三島由紀夫、 安倍公房、 大江健三郎、 村上春樹、 吉本ばなな 位しか思い浮かばないのですが、他に海外で評価の高い日本人作家といえば誰がいるか教えていただけますか。

  • 三島由紀夫や大江健三郎のフェチは本当にありますか?

    三島由紀夫は切腹のフェチを書いています。(憂国、仮面の告白) 大江健三郎は天皇へのフェチを書いています。(政治少年死す) フェチがから何でも有りと言われればそれまでですが本当に「仲間の為に切腹する」、「天皇を思って首をくくる」というときに性的興奮を感じるということがあるのでしょうか?

  • 【安部公房(あべこうぼう・あべきみふさ)】日本の文

    【安部公房(あべこうぼう・あべきみふさ)】日本の文豪である安部公房と日本国総理大臣首相の安倍晋三の顔が似ているのは2人は同じ安倍一族なのでしょうか? 本名は安部公房と書いて「あべ きみふさ」と言うようです。 晩年の安部公房と日本国総理大臣首相の安倍晋三の顔が似ているのは2人は同じ安倍一族なのでしょうか? 本名は安部公房が今の安倍晋三にそっくりに見えます。 【安部公房(あべこうぼう)】日本の文豪である安部公房と日本国総理大臣首相の安倍晋三の顔が似ているのは2人は同じ安倍一族なのでしょうか? 安部公房は三島由紀夫と繋がりがあったので安倍一族から消されたんですかね。

  • 夏目漱石・芥川龍之介・安部公房、そして現代

     最近、自分が読んでいる作家(夏目漱石・芥川龍之介・安部公房)の文章力(表現力)についての質問です(三問)。 1・夏目漱石の文章は芥川龍之介の文章と比較すると、軽い文体(今でいう村上春樹の文体)な気がします。  何故、夏目漱石の文章は良い評価を得ているのでしょうか?(夏目漱石の文章の魅力とは?) 2・大江健三郎が、安部公房が生きていたらノーベル文学賞を受賞出来たと言った様ですが、(安部公房の文章も)芥川龍之介と比較しても、軽い気がしますが、安部公房の文壇での評価は如何なのでしょうか? 3・現代の文学は文学ではないと評する友人がいますが、実際は如何でしょうか?(文壇での評価でなく、回答者の方の意見としては)