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襲名って何だかな・・・
落語界でも歌舞伎界でも襲名があり、それを否定するつもりはないですが、一般人にとっては何代目○○など非常にややこしいし、まぎらわしい。喜久蔵さんは息子にチェンジするわ、林家正蔵(こぶ平)と言われてもピンと来ない。 名前はその業界だけの世界で伝統を守ってやってくれればいい話で、それ以外で活動する場合は本名あるいは芸名など使い分けてやってくれないかと、そういった不満をお持ちの方いますか? 長年慣れ親しんだ名前をあっさり捨て今日から○○ですと言われてもね・・・。我々一般人のこと少しは考えてくれないかなと思うのですが。当の本人達にしてみたら活動の線引きは煩わしいんでしょうかね。 この世界のことは詳しくありませんので、単なるたわ言のように聞こえるかもしれません。
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落語と歌舞伎は微妙に襲名に違いがあります。名跡によっては江戸時代から延々と受け継がれていて 歌舞伎のファンなら次にこの名前を継ぐということは分かっているので メリットのほうが大きいと思います。 歌舞伎興行において 襲名披露は1年に及び その効果は凄いと思います。観客増(収入増)につながるしマスコミに取り上げられることが多くなります。 現12代 市川団十郎は市川海老蔵・市川新之助を経てなりました。 子息の現 市川海老蔵は何十年後には13代団十郎を襲名するはずです。 中村勘九郎から中村勘三郎へ襲名もすんだばかりですが 近いうちに ご子息の2人のうちどちらかが 勘九郎を襲名されるのではないでしょうか。(たいていは 勘太郎サンか) 襲名には 家の芸の伝承という事もあります。その家しかやれないような演目もありますから。
- baikoh
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落語でも歌舞伎でも、それが芸能の主役だった時代は襲名は一大イベントで、芸人側も一般人側も楽しみにしていたものです。 しかし現代では襲名は、質問者の方がおっしゃるとおりマイナス面の方が大きいでしょう。 落語にしても歌舞伎にしても全盛期は過ぎて斜陽の時代ですから、興味のない人の方が圧倒的に多い。 ですから、そう言う人達にはただ単に混乱を招くだけですね。 例えば、本来であれば小朝さんなどは柳朝を襲名すべきですが、それをしないのはデメリットの大きさを知っているからでしょう。 ただこぶ平君の場合は、デメリットを承知で襲名したのには理由があります。 こぶ平君のお爺さんが先々代の正蔵でした。 本来、父親の林家三平師が正蔵を継ぐはずでしたが、落語会にごたごたがあり、正蔵の名前を一代限りで先代が継ぐことになりました。 当時の三平師の無念は、当然連れ合いの海老名香葉子さん(こぶ平君の母)も充分知るところです。 時が経ち三平師が早世すると、先代正蔵師は海老名家に名前を返し自分は林家彦六と名乗りました。 名前を返してもらった海老名家、特に香葉子さんにとってはこぶ平君に正蔵を継がせるのは悲願だったのです。 (混乱を避ける為に現正蔵君は前名のこぶ平君に書きました) そう言う事情を知っていると襲名もちょっと面白いです。
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ありがとうございます。 襲名と言っても、その人なりの生き様というかストーリーがあるのですね。 一般人では知りえない襲名への想いが強く感じられます。
伝統芸能や工芸の世界で「名を継ぐ」というのは一般の会社員が「部長」とか「社長」とかに出世する事に等しいのではないでしょうか。 落語家さんも前座名から始まって何回か名前が変わるのが普通で、最後にその一門の名を継ぐにふさわしい人が選ばれて襲名するわけですよね。 (本当にそうかな?と思うケースもありますが) そして何代続いているかというのもその一門の誇りであるわけですから○代目!と呼ばれる事も、何というか箔がつくというか、…。 私はむしろそれぞれが違う名前のまま一門を継ぐ方がややこしく紛らわしいと感じますので、襲名には違和感は感じません。 襲名したら、その名に恥じないよう芸を磨いて欲しいものですね。
お礼
ありがとうございます。 会社でいう役職みたいなものですね。 一門を継ぐことは彼らにとって一大行事ゆえ、自分達の立場を優先するのもわからなくはないですが・・・。
- KoHal
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その昔、先代月の家圓鏡が橘家圓蔵を襲名するとき、「圓鏡」であまりに売れていたため、名前が変わると経済的には大変なマイナスになるが(CM出演などが減るから)大名跡を襲うのだからそれは仕方がないと言ってましたね。 実際、圓鏡ファンの子供だった自分も、圓蔵になったら、なんかどうでも良くなりましたからね(苦笑。 そんな記憶があるので、芸の世界では名前が変わるのは当り前でも芸能界では当り前ではないのだから、芸能界で活動するなら名前はころころ変えるな!って意見も分からんではないです。 でも現実的には難しいですよねぇ、芸能活動を優先して襲名を遅らせるとか別の芸名をつけるとか。 結局特殊な世界の住民だからと、「あの連中はああいうもの」とあきらめてみているしかないような。 余談ですが。 その特殊な世界に慣れ親しんでいる人間から見ると、襲名というのは、ツバスがハマチ、メジロ、ブリと名が変わるように、たいてい順番が決まってますから(イレギュラーもありますけど)、「だれそれが何々を襲名」と聞くと、ちょうど親戚の子供が「○○ちゃんも子供だと思ってたらもう高校生か」とか「△くんは浪人したけど無事大学生になれたか、よかった」みたいな感じですね(笑。
お礼
ありがとうございます。 当時、エバラ焼肉のタレのCMをやってた人でしたね。そんな記憶しかありませんが。現在の月の家圓鏡を検索しましたが、全くの別人でした。 名前と時代を一致させないと誰だかわからなくなりますねぇ。 余談のお話は良い例えですね。そういう感じで襲名を祝うということでしょうね。
- yuyuyunn
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こんばんは 名前を背負うことで 襲名する方がより大きく成長してくれるのが 見ているものとしては楽しみだったりするんですよ という私も30年も40年も見ているわけでは有りませんが 系図を見ないと判りにくくなったりするのが難点ですが あとは、つい呼びやすい前の名前が出てしまったりしますね ご参考までに
お礼
早速の回答ありがとうございます。 ファンとして、そういう楽しみ方があるのですね。 名前だけは、悲しいかな慣れるまでは違和感があり仕方ないところでしょうかね。
お礼
ありがとうございます。 歌舞伎の襲名披露は以前テレビの映像で見たことあります。 市川海老蔵が団十郎に襲名ですか。最近は女のうわさが絶えませんが 芸とは関係ないですね。しっかり名を汚さぬよう腕を磨いてくださいと 言っておきましょう。