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江戸時代の庶民の名前
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- carwing
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明和(18世紀)の三美人に笠森おせん・蔦屋およし・柳屋お藤なんてのがいたそうですよ。
- Pinhole-09
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江戸時代の女の名が残るのは事件簿、裁判記録が多いのです。 例えば ちくま学芸文庫「藤岡屋ばなし」 には 藤代村 かよ、よの、とや、 盛岡一戸村 さん、せき、ふじ、はな、さま、 紀州海屋瀬村 きよ、さく、 阿波永井村 ふゆ、さ多、た美、た津、 上州小川新田 とみ、ゆき、たつ など他の本にも多数あります。現在も普通にある名前も多いです。
- hazu01_01
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以前、教育社から『日本の女性名』(角田文衛著)が出ています。上中下の3巻で上代から現代までの女性の名前の研究です。 江戸時代前期の庶民の女性の名前は中巻の209ページから227ページまでに載っています。 江戸時代後期の庶民の女性の名前は下巻の117ページから236ページまでに載っています。 やはり最も重要な史料は#1さんがいうように「宗門改人別帳」のようです。秋田、青森、鹿児島県以外では全国的に相当数残っているようです。活字本で刊行されたものでは『大阪菊屋町宗旨人別帳』全7巻(阪本平一郎・宮本又次編纂)、『越前国宗門人別御改帳』全6巻(佐久高士編纂)などが有名です。 他に阿戸氏文書、茶道家元の千家(表千家、裏千家、武者小路千家)の家伝史料、金物卸商の湯浅家の家伝史料、豪商三井家の家伝史料なども重要だそうです。
江戸時代の庶民、とくに女性の名前というのは歴史に残りにくいものです。 しかし、当時宗門改帳という住民台帳のようなものがあって、現在それを復元している研究者さんがいます。↓ http://www.mizu.gr.jp/kikanshi/mizu_14/no14_e01.html やゑ、きぬ、うの、きく、はる、つる、・・・と読めます。 もっと沢山知りたいということであれば、この先生に教えを乞うか、ご自分で宗門改帳を調べる、または図書館で適当な本を探すということになるでしょう。 現在の長寿者名(明治生まれの人)を見てみても、江戸時代の匂いのする名前は結構あります。↓ http://www.kenkou.gifu-net.jp/ikigai/ogenki/29-30.pdf
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