• ベストアンサー

平衡の移動

『CH3COOH + H2O ⇔ CH3COO- + H3O+ の反応において、正方向(→)に進む反応は吸熱であり、また体積の減少を伴うことがわかっている。圧力をあげると反応はどちらに進むか?』 で答えは『右に進む』何ですけどどうしてなんでしょうか? 圧力を上げると体積が小さくなるから、体積が大きくなる方向、つまり左に進むと思ったんですけど…

  • 化学
  • 回答数7
  • ありがとう数3

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • ht1914
  • ベストアンサー率44% (290/658)
回答No.4

「圧力を上げると圧力を下げる方向に」、「温度を上げると温度を下げる方向に」、・・・。 全く何のことか分からなくなる文章です。行ったり来たりで混乱します。分からないのは高校生だけではないと思います。 圧力を上げるためにはどうするのでしょうか。体積を小さくします。温度を上げるためにはどうするのでしょうか。熱を加えます。 気体を圧縮する場合で考えます。 2NO+O2⇔2NO2 この混合気体を体積が半分になるまで圧縮したとします。平衡移動がないとしたとき、圧力は2倍になります。平衡移動があれば右に移動することで圧力は増えますが2倍までは行かなくなります。これが「圧力を増やそうとするときは圧力を減らす向きに平衡が移動する」というなんです。これをいきなり「圧力を2倍にしたら」と考えるとおかしな事になります。もう既に圧力が2倍になっているのですから圧力を減らそうとする向きになんて考えることが出来なくなってしまっているはずです。 生徒はこんがらがります。圧縮すると膨張するなんて事を言い出す生徒まで出てくることになります。 質問の場合も同じだと思います。 >圧力を上げると と書いてありますが実は 「圧力を上げようとして圧縮すると」なんです。 「平衡が右に移動すると体積が小さくなるので平衡移動がない場合に比べて圧力上昇が小さくなる」という結果になります。圧縮しているのに圧縮されないように抵抗するという意味ではありません。 吸熱反応を考えます。 A⇔B+Q  (Q<0) この場合も「温度を上げると」ではありません。「温度を上げようとして加熱すると」です。平衡移動のない場合の温度上昇に比べて平衡移動がある場合の方が温度上昇が小さくなるということが起こります。外から加えた熱を温度上昇以外のところに使うことが出来るからです。この場合だと右に動くことによってそれが実現します。 示強変数とか示量変数とか言ってもこんがらがるだけです。平衡移動の法則が使えるようにはなりません。 おまけです。 酢酸の電離で体積が減少するとありますが本当ですか。どの程度ですか。混合に際して体積変化が起こるというのはよくあることですが溶けているものが電離することによって体積変化が起こるというのはあまり訊いたことがありません。もし変化すれば液体の圧縮率が僅かに変化することになるでしょう。いずれにしてもかなりの高圧が必要でしょう。こんなことをやるのでしょうか。 気体だと数気圧というレベルで話が出来ますが液体だと1000気圧とかそれ以上になるでしょう。 私にはよく分からない場面設定です。

その他の回答 (6)

  • ht1914
  • ベストアンサー率44% (290/658)
回答No.7

No4です。追加させて頂きます。 No4と同じ気体の反応です。 2NO+O2→2NO2 圧縮して圧力を2倍にしてしまった時体積はどうなっているでしょうか。 平衡移動がなければ半分になっています。平衡移動があれば半分よりも小さくなっています。体積の変化は大きくなるのです。粒子数の変化が起こって外から押した以上の変化が起こることになります。 圧力で見るか、体積で見るかで同じ方向に平衡移動が起こっても変化は逆になっているように見えますので注意が必要です。 「圧力を上げようとして~した」とき平衡移動があれば平衡移動がないと比べて比べて「圧力上昇が小さくなる」 「~」は「圧縮」の場合もありますが「気体の量を増やす」もあります。「加熱」もあります。気体を定積で加熱した場合、平衡移動に影響してくる要素が2つあることになります。 質問の場合は「イオンの数を増やすことによって水和水の数を増やす。水と水との水素結合よりも強い結合が増えると体積が減る」ということだろうと思います。粒子数は変化していませんからこういう事が言えるだろうと思います。でもその変化がどの程度かは分かりません。 熱の場合も同じです。「温度を上げようとして加熱する」ではなくて「温度を上げた」の場合はどうなるでしょう。平衡移動がない場合よりもたくさんの熱が必要になっています。極端な場合、温度が上がっていないのに熱ばかり必要になるということも起こります。状態変化が起こる場合です。 成分の分からない混合気体があるとします。圧縮率が予想よりも大きくなれば粒子数の変化するような反応が存在することが分かります。 比熱が予想よりも大きくなれば熱の出入りのある変化が起こっていることになります。

yuta396
質問者

お礼

重ねてありがとうございます。僕も「圧縮すれば膨張する」と勘違いしてたようですが、非常にすっきりと理解出来ました。 いろんな例を挙げていただいてありがとうございます!

  • DexMachina
  • ベストアンサー率73% (1287/1744)
回答No.6

No.5です。 前回、 「圧力をあげるということは、左辺の項を増加させるということ」 といいましたが、自分で書いていながら「V」と「P」を勘違いして 記述していました。 (平衡が右に移動するという結論はともかくとして、式と説明が  直結していません) お詫びの上、訂正させて戴きます。 最後の5行だけ見てください。 大変失礼致しました。

yuta396
質問者

お礼

いえいえ、式を示しながら説明していただいたおかげでとてもわかりやすかったですし、応用も利くのでよかったですありがとうございました。

  • DexMachina
  • ベストアンサー率73% (1287/1744)
回答No.5

「吸熱」と「体積減少」を化学式の中に入れてしまった方が、わかりやすい かもしれません。 CH3COOH + H2O ⇔ CH3COO- + H3O+ - Q - V (Q;熱、V;体積) 「-(マイナス)」のままだと(私自身が)感覚的にわかりにくいので(笑)、 入れ替えます; CH3COOH + H2O + Q + V ⇔ CH3COO- + H3O+ ここで、圧力をあげるということは、左辺の項を増加させるということです。 従って、平衡を保つためには、反応は右に移動させる必要がある、という ことになります。 > 圧力を上げると体積が小さくなるから 平衡移動の場合は、その考え方では間違いです。 考える順序としては「圧力を上げたのだから、平衡は圧力が下がる方向に 移動しなければならない」というのが先に来て、その後で「圧力を下げるには ・・・体積が小さくなる方に行けばいいのか」というのが続くことになります。

回答No.3

最初に確認なんですが、体積の減少と言っているのは、水溶液の体積が減ると言う意味ですよね? まずどっち側に動くかというところからです。 右に動くと体積が減る、左に動くと体積が増えるということですね。 ピストンの付いた容器(注射器でいいです)に酢酸水溶液を入れて実験しましょう。 加圧した際に、仮に左に動いたとしましょう。 すると、僕らが頑張ってピストンを押しているのに、溶液は膨らむことになりますね。 これは化学を知らない人でも、「あれ、なんか変だぞ?」と思いますよね。 一方、右に動いた場合だと、ピストンを押したらそれにしたがって溶液の体積は縮んだということなので、「そりゃそうだよね」と自然に受け入れることができるでしょう。 さて、なんで体積が減るか、ですが、私も良く分かりませんので以下は推測の話です。 右に動くと、電離してイオンが生じます。 イオンと水分子が静電的に相互作用することで、イオンに水分子が水和します。 このとき、水分子がイオンのまわりに集まるようになりますので、結果的にイオンのまわりで水分子の密度が上昇する、すなわち体積の縮小が起こるのかな、と思いました。

  • ojisan7
  • ベストアンサー率47% (489/1029)
回答No.2

>酢酸と水の量に比べると酢酸イオンとオキソニウムイオンの量はかなり少ないので結果的に右に動いていく。 この判断は、間違っていると思います。この問題で、反応の方向を決めた判断基準は、「正方向(→)に進む反応は吸熱であり、また体積の減少を伴う」ということです。しかも、変化させたのは圧力であって、濃度ではありません。

yuta396
質問者

補足

本当にすいません。理解力がないようで…(T-T) それではいったいどうして右に傾くのでしょうか? 圧力をかけるということはPRESSするのだから、体積は小さくなり、でも物質量は変わらないから、圧力をかけた結果濃度が変化したと考えたのですが… 何度も申し訳ありません…

  • ojisan7
  • ベストアンサー率47% (489/1029)
回答No.1

ルシャトリエの法則の裏をかいたようなご質問ですね。ルシャトリエの法則を文字通りに受けとめれば、確かに、質問者さんのおっしゃる通りです。しかし、ここで、大切なことは「変化させる条件です」この条件は、「温度、圧力、濃度」などの「示強的な量」でなければなりません。体積は「示量的な量」ですから、考慮する条件とはみなされません。ルシャトリエの法則は、正確には、「温度、圧力、濃度などの示強的な量を変化させると、反応はその変化を減ずる方向に進む」というものです。

yuta396
質問者

補足

回答ありがとうございます! では、体積が小さくなると各イオンの濃度は全て上昇するので平衡は左にも右にも動く可能性があるが、酢酸と水の量に比べると酢酸イオンとオキソニウムイオンの量はかなり少ないので結果的に右に動いていく。ということで完璧でしょうか?

関連するQ&A

  • 二酸化窒素と四酸化二窒素の混合気体における平衡

    N2O4 = 2NO2 - 57.2kJ 「圧力一定」でこの混合気体を「加熱」すると、 上の正反応は吸熱反応だから、平衡が右に移動してNO2の物質量が増加します。 また、「温度一定」でこの混合気体を「加圧」すると、 総物質量が減少する方向、つまり左に平衡が移動します。 では、「体積一定」でこの混合気体を「加熱」する場合はどう考えたらよいのでしょうか? 「加熱」に関しては平衡は右に移動しますが、 「体積一定」だから「加熱」⇒「加圧」となり、 平衡を左へ移動させる要素も「加熱」の中に含まれていることになります。 「加熱」と「加圧」、どちらの影響が強くなるのでしょうか? ちなみに私が出くわしたこのタイプの問題の答えでは、 「吸熱反応の向きに平衡移動する」 と、「圧力一定」の時とおそらく同じであろう説明が書かれていました。

  • 化学平衡の移動について

    化学平衡の移動について 2SO(2)+O(2)→2SO(3)+198kj  ※()は小さい数字を表す。 の反応で次の操作を行った時反応は左へ移動、右へ移動、移動しない、判断できないのうちどれか?という問題です。 ・温度・圧力ともに上げる・・・・判断できない ・温度・体積一定を保ちアルゴンを加える。・・・・移動しない ・温度・圧力を一定に保ちアルゴンを加える。・・・・・左へ移動 これであってますか?教科書の問題で答えがないので困っています。お願いします。

  • 化学平衡

    2SO2(g)+ O2(g)=2SO3(g)+198KJ この熱化学方程式が平衡状態にあるとき、 圧力一定で温度を下げると、吸熱反応の方向に平行が移動するため、左に平衡がいどうするらしいですが・・・いまいち意味が分からないのでお願いします。 圧力一定で温度を下げると、吸熱反応の方向に平行が移動するため・・・がなぜだかわかりません、おねがいします。

  • 高校化学II:化学平衡

    CH_3COOH  ⇔ CH_3COO- + H+ という反応があり,これに水を加えると,どうして平衡が右に移動するのでしょうか。

  • 加水分解の式が分からない

    加水分解の式で弱酸、弱塩基から生成したイオンはHやOHと結びつきにやすいとあります。 式が、  H2O→←H+OH  CH3COOH+H→CH3COOH +__________  CH3COO+H2O→←CH3COOH+OH と書いてあるのですが、 酢酸と水素イオンがくっついたり、くっつかなかったと不安定な状態なのでこの式なのでしょうが、足し算をしているのだから CH3COO+H3O→←CH3COOH+H2Oとならないのでしょうか。 ただテキストが理解しやすくするためにこう書いてるだけなのかな。 ご指導お願いします これは反応がいったりきたりする

  • 平衡について

    濃度がともに、0,10mol/Lの酢酸と水酸化ナトリウムがそれぞれ、20ml、10mlある。 これを混合した溶液のPHを求めよ。 ただし平衡定数K=[CH3COO-][H+]/[CH3COOH]と定義する。 という問題があったとします。 この時、酢酸は中和して酢酸:酢酸イオン=1:1の物質量になります。 答えには[H+]=K×[CH3COOH]/[CH3COO-]としてHを求めていました。 しかし疑問に思うのが平衡状態でも1:1なのでしょうか? 酢酸は水酸化ナトリウムで無理やり、濃度が変わってしまっています。 無理やり変わったのなら、平衡を無視して反応してしまったということはないでしょうか?

  • 中和反応

    (1)酢酸ナトリウムと水酸化ナトリウムの中和反応は下のであっているでしょうか? CH3COOH+NaOH→CH3COONa+H2O CH3COONa→CH3COO-+Na+ CH3COO-+H2O→CH3COOH+OH- ・・・よって塩基性となる。 (2)また、↑と同様にして、硫酸とアンモニア水の中和反応の式を記していただければありがたいです。どうしても分からなかったので。

  • 化学平衡における水の扱い

    化学平衡に関する質問です。よろしくお願いします。 化学平衡で質量作用の式を立てる際に水を式に含める 場合と含めない場合があるのはなぜなのですか? 例えば・・・ 1)酢酸エチルの合成の場合 C2H5OH + CH3COOH ⇔ CH3COOC2H5 + H2O 平衡定数Ka = [CH3COOC2H5][H2O]/[C2H5OH][CH3COOH] 2)酢酸イオンの加水分解の場合 CH3COO- + H2O ⇔ CH3COOH +OH- 加水分解定数Kh =[CH3COOH][OH-]/[CH3COO-] ある参考書には 2)のとき、 水溶液内の平衡に関しては[H2O]は平衡定数内に含まれて いると考えてよい と書いてありました。 書いてある意味はわかるのですが、なぜ1)の場合には 含まれていないのかがわかりません。 1)は水溶液内の平衡ではないということでしょうか? この2つの場合に限らず、[H2O]を質量作用の式に 含める場合と含めない場合の違いがおわかりになる方、 いらっしゃいましたら、教えてください。 よろしくお願いします。

  • 平衡の移動。

    2SO2+O2⇔2SO3+197KJ これは可逆反応である。この反応が平衡となっているとき、 問:体積を一定に保って窒素ガスを加える。このとき、平衡はどのように変化するか? この問いのとき、『体積を一定に保って窒素ガスを加えるのだから、それぞれの物質の分圧は小さくなり、平衡は左へ行く』と考えたのですが、答えは『移動しない』でした。なぜ、この考え方はいけなかったのでしょうか?よろしかったら、指摘してください。よろしくお願いします。

  • 酢酸イオンの加水分解

    酢酸ナトリウムが電離して生じた酢酸イオンCH3COO^- が加水分解するとき、 CH3COO^-+H2O ⇔ CH3COOH + OH^- の平衡が成り立ちます。このとき、平衡がかなり左に寄っているらしいのですが、それはなぜなのでしょうか?むしろ酢酸は弱酸(電離度<<1)で、 H^+ を出しづらいから右に寄ると思うんですが・・・ ご解説お願いします。