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松坂大輔投手の今回の年俸：代理人のボラスさんは勝ったの？
こんにちは。 お聞きしたいことがあります。 松坂大輔投手の移籍金は約６０億円となったようです。 これについて、代理人のボラスさんは、交渉に勝ったのでしょうか？ 当初、１年１７億円ぐらい要求していましたよね。 一方、球団側は、１年９億円ぐらいを主張していましたよね。 ほとんど、球団の値段になりましたし、契約年数も、 ボラスさんは３年ぐらいを主張していたのに、６年となっています。 辣腕代理人とのことですが、自分的には、だいたいだれでも このぐらいの契約はまとめられそうな気がするのですが。。 どうなのでしょうか？ よろしくお願いいたします。
- wahahawahaha7
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- eroero1919
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私見ではありますが、アメリカ人の優秀な人物というのは、日本人の優秀な人より優秀です。というのもアメリカというのは苛烈な弱肉強食の社会であり、そこで成功を収めているということはやはり並大抵ではないのです。 さて、今回の交渉ではそもそもいわゆる「交渉人の出る幕」というのはほとんどなかったのは事実です。しかしボラス氏はリミットぎりぎりまで交渉しその間中「松坂はマダックスに匹敵する選手だ」と主張していました。もし松坂がマダックス並に活躍すれば「ボラスの見る目は確かだった」と評判が上がります。彼自身が松坂に対し「ダイスケ、私がいったとおりだろう？」といえるわけです。当然、松坂のボラス氏に対する信頼もアップするでしょう。 そうすれば、これからの仕事でボラス氏がどこかの球団に「とてもいい選手がいるんだ」といえば相手の球団関係者も「あのボラスがいうのだからいい選手かもしれない」と話を聞いてくれるわけです。もしボラス氏が他の日本人選手と契約すればメジャー各球団は「あの松坂を見出したボラスが薦める選手ならさぞ優秀に違いない」と思ってもらえるわけです。 万が一松坂が評判倒れの成績しか残せなければ評判は落ちますが、まあそれはまずありえないでしょうね。 また、この状況でもタイムリミットぎりぎりまで粘った姿勢が「彼はタフな男だ」と評判を上げます。アメリカ社会というのは日本人の予想以上にマッチョな社会で、こういった「困難な状況のときでも諦めずに粘る男」に対する評価というのがものすごく高いのです。実際、彼はこの状況でも年棒以外の面で球団から譲歩を引き出しています。これは充分に「辣腕」であり、誰でも出来る仕事ではないと思います。 話は横道にそれますが、今ちょうど映画でやっている硫黄島の日本軍指揮官である栗林中将に対する米軍の評価というのは極めて高いのです。それは、絶対負けると分かっている戦いで決して諦めずに最後まで戦い抜いて米軍をとことん苦しめたからです。当時もうどんなに頑張っても日本の勝利はありませんでした。しかも圧倒的に米軍が有利で日本軍兵士が生きて帰ることは不可能でした。それまでの日本軍は、絶望的な戦況になるとストレスに耐え切れずヤケを起こしてバンザイ突撃をして全滅する、というのがお約束でした。それは、米軍にとっては逆に楽だったんです。でも栗林中将は決してキレずに最後まで部下を掌握してついに太平洋戦争中唯一米軍に対し日本軍を超える損害を強いました。これこそアメリカ人には「あっぱれな男」なのです。 話を戻して、今回の一件でボラス氏の知名度は特に日本で一気に上がりました。これは今後の彼の日本でのビジネスを考えると極めて有意義なことです。彼は他の代理人に対して大変なアドバンテージを得たと思います。 また交渉の期間中松坂サイドから契約に関してのコメントを一切出させませんでした。これもボラス氏の（松坂に対する）コントロール能力の高さを証明したと思います。 結果からすれば、松坂の交渉による純粋な利益は充分ではないかもしれませんが、今後の戦略的視点に立てば「目先の利益に流されなかった」といえると思います。いやはや、なかなか食えない男だと思いますよ。
- hidechan2004
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No.2です。 ボラス氏の思惑は推測するしかないので、本当はどう思ってるかわかりませんが、ただ、あくまで松坂本人の価値を判断するもので、球団が出してきた分に対して上積みを取るのが良いとは思いません。 例えば、労組の交渉などでも、賃上げ１０万とか要求する組合もあります。でも、これも実際に１０万も上げれば苦しいことはわかっているし、不可能なこともわかっています。 ですから、結局折り合いは数千円で収まることもあります。 1万円の要求で５０００円をとるのと、１０万要求して７０００円を取るのはどっちが勝ちでしょうか？ 要求額から言うと、全社なんでしょうけど、実質身入りがあるのは後者。 普通に考えて、１４億も１７億も出ないと考えてたと思います。 この額はメジャーでも１流の金額です。 例えば、韓国のスーパースターが日本に来て一流選手並の年俸で妥当だと判断されるでしょうか？ ボラス氏が本気で１４億程度を取りに行くなら、２０億以上を要求していたと思いますよ。 入札額の６０億と言うのは、レッドソックスの懐面を考えると決して無視はできない話です。 球団としても、回収見込みの無い投資は出来ませんからね。
- IXTYS
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＞ 辣腕代理人とのことですが、誰でもこのぐらいの契約は纏めるられそうな気がするのですが。。。。。 そうですね。 私もそう思いました。 ポラス氏はＭＬＢでＦＡになった選手を高く売りつける専門家で、ホスティングで移籍して来る日本人選手を取り扱ったのは初めてではありませんか。 ボストンは一ヶ月間の独占交渉権を持っており、初めから勝負は決まっていたともいえるのです。 ポラス氏の勝ち負けより、彼の出る幕など最初からなかったのです。 勝負にもならなかったというところではありませんか。 １９９４年、野茂英雄投手がＭＬＢと契約した時の年俸は最低保証額の９８０万円でした。 日本の近鉄では一億円プレーヤーでしたから、一割未満という過酷な条件でした。 日本人大リーガーの道筋をつけてくれた野茂投手は本当に偉大でしたね。 後は松阪投手の活躍を祈るだけです。 一年目は１５勝で１００点をあげましょう。 １２年プレーして、２００勝出来たら百点満点です。 ８年、１２０勝で合格ギリギリの６０点。 １５年間プレー出来たら、何勝でも２００点をあげたいですね。 ガンバレー大輔。
お礼
ご返信ありがとうございます。 そうですか、回答者様は、 ボラスさんにきわめて不利な状況下だったと お考えなんですね。 野茂投手って、そんなに低い金額で行ったのですか！ びっくりです。 松阪投手の成績は、１年目は、２０勝ぐらいいけるんじゃぁ ないかな？と思っているんですが、それは 期待しすぎですかね？＾＾； ８年１２０勝は、平均１年１５勝ですか。 けっこう、大変ですね。 ありがとうございました。
- Aleph_Tama
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契約としては、ボストンの言い分も通り、松坂の言い分も通ったいい内容だと思います。きちんとそこに収束させたという意味で、まずボラスにとって見事な勝利でした。 もともと競合させる球団がいない、MLBでの実績がない、しかし日本のエースという選手に対して、メンツをつぶすようなところではなく、ポスティングとは別に６年60億円を引き出したのですから、さすが「吸血鬼」の面目躍如だと感じます。また金銭交渉で松坂が「金にうるさい奴」と思われないところで落ち着かせたのも、結果的には松坂の好感度を上げていますし、それが狙いであったならボラスの大金星ですね。 しかし今回のボラスの最大の手柄は、ポスティングシステムの問題点をはっきりとさせたことにあると思います。これは質問の内容から外れるので詳しくは書きませんが、今後のポスティングを考える上でいい材料となるでしょう。 おそらく参考になるであろうページを紹介しておきます。 http://blog.livedoor.jp/fresh_ananas/archives/50664345.html http://blogs.yahoo.co.jp/jwbyp614/25540896.html http://blogs.yahoo.co.jp/aleph_tama/25415694.html
お礼
ご返信ありがとうございます。 解答者様は、松坂側が勝ったとおっしゃっていますが、 自分はそのようには思わないのですが。。 ・６年という長期の契約を結ばされた ・年俸も、すごいですが、そんなには多くはない と思います。 松坂の好感度があがったとおっしゃりますが、そうなのでしょうか？よくは分かりませんが、巨人時代の松井とか１発 サインとかしていますよね。これって、めちゃくちゃ好感度大きいです。 一方、今回のボラスさんの場合は、ぎりぎりまで粘ってだだこねて 年１８億ぐらい？もらおうとしていたわけでしょう？ 自分的には、こんなあこぎ？な交渉人を松坂投手は雇わんでも。。。とも思うのですが。。 ポスティングシステムの問題点は、以前から新聞で大きく取り上げられており、世間の人々は大きく関心を持っていたはずですが。。 参考URLは大変参考になりました。 ありがとうございました。
- tatsumi01
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ボラス氏というのは複数の球団を競わせてその中で最も有利な球団に売るのを得意としているそうです。 ポスティングではその手は利かないし、交渉決裂になったら西武が黙っていないし、なにより松坂が大リーグに行きたいのだから腕の揮いようがありませんね。 結果論ですが、代理人がなくたって良かったような気もしないではないが、でもアメリカ球団相手の交渉だと代理人を立てないと危険でしょう。
お礼
ご返信ありがとうございます。 複数の球団を競わせる、というのは、新聞かなにかで 僕も見ました。 おっしゃるとおり、結果論としては、代理人がいなくも 良かった気がします。 ただ、米国球団相手では、敏腕代理人という人がいれば、 安心ではあるのですね。 ありがとうございました。
- damushi
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＞松坂大輔投手の移籍金は約６０億円となったようです。 ＞これについて、代理人のボラスさんは、交渉に勝ったのでしょうか？ 移籍金ってポスティングの入札金ですか？ それならば既に決まっている今回の交渉には何ら関係ありません。 年俸総額のことを言っているのでしたら表現は正確に。 ＞このぐらいの契約はまとめられそうな気がするのですが。。 松坂投手本人が今オフでのメジャー移籍を強く希望しており ボラス氏がそれを優先させたからです。 もしそれがなければ最悪契約不成立も覚悟していたようです。 そういう意味ではボラス氏にとって不満の残る結果だったと思います。 ただし当初は球団側から提示されなかった 松坂及び家族をサポートするオプション面で VIP待遇とも言える条件を引き出すことには成功しているので その点はボラス氏の手腕が光った部分と言えるでしょう。
お礼
ご返信ありがとうございます。 表現が不適切で読みにくくなりすみません。 ＶＩＰ対偶といえる条件を引き出したとはいっても、 金額にするとものすごい額ではないですよね。 それに、球団側はあらかじめこの条件を用意していて、 それで満足させようという魂胆はあったと思うのです。 このような条件の引き出しは、基本的にだれでも できそうな気がするのですが。。
- hidechan2004
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価値だと思いますよ。 私は、元々17億というのは本気ではなかったと思っています。 依頼人である松坂がメジャー遺跡を希望して今回のポスティングになっているわけで、本当に決裂で西武復帰なんてことになれば、それこそ仕事が出来なかったことになります。 そういう意味では、交渉としては、松坂側が元々不利な交渉だと言えます。 そういう中で高値を引き出すには、狙いを破格に設定する必要があるわけです。 過去最高の金額です。入札金額とあわせると松坂一人に120億のお金が動くことになるわけです。 日本での実績はあっても、メジャーでの実績が無い選手に対しては破格だと思います。
お礼
ご返信ありがとうございます。 おっしゃるとおり、破格だとは思います。 ただ、１２０億といっても、半分の６０億円は球団に 入るわけで、実際は６０億円の問題ではあります。 元々松坂投手に不利な状況ですが、ここをいかに 打開して良い条件に持っていくかが代理人、特に 辣腕代理人と言われる人の仕事ではないでしょうか？ １７億円は本気ではないというのは、私もそう思いますが、 そこをできるだけ１７億円に近い金額、１４億円とか そういった額に持っていくべきだと思うのに、 今回の金額は、完全に足もとを見られた金額で、 球団側の言いなりだと思うのですが。。
現時点で報道されている内容からすれば、代理人としては負けでしょう。 今回このような額でまとまったのは”依頼者である松坂が「もう満足しています”ストップを掛けた”からだそうなんで。 これでは代理人の意味がありません。
お礼
ご返信ありがとうございます。 そうなんですか。松坂投手がそのように言ったのですか。 自分的にも、代理人の負けのようには思います。 ただ、今朝の朝日新聞だかそういうのを読むと、 「ボラス氏は名前を売った。ボラス氏は他の選手への大きな 布石を打つことに成功した」とか書かれており、 ボラスさんの手腕を評価する記事を目にしました。 どうなんでしょうね？ 私も負けのように思うのですが。。＾＾；
お礼
ご返信ありがとうございます。 大変詳しく説明していただき、ありがとうございます。 特に、太平洋戦争中の日本軍の将校の話しは、なるほど！と 思いながら読んでいました。 思ったのですが、回答者様は、ボラスさんが自分の名前を いかに高めるか、という視点で書かれており、松坂投手の 視点から書いてはいないような気がするのですが。。 参考になりました。 ありがとうございました。