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レポート「剽窃」ってどこまでを言うのか?
今大学一年生なのですが、質問させてください。 レポートを書く上で、「剽窃」がいけないというのは当たり前のことですが、 それはどのレベルまでのことを言うのでしょう? 参考文献がないと、学生ではレポートを書くというのは不可能だと思います。 参考文献の考えをまとめたりするのは必須だと思うんですが、 参考文献の文章をそのままでなく、アレンジしてまとめるのはOKなんでしょうか? そもそもあまりレポートの書き方がわかりません…。 問題提起→その背景などを参考文献からまとめる→自分の意見→まとめって形でいいのでしょうか? よろしくご教授ください。
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大学教員です。 >>参考文献がないと、学生ではレポートを書くというのは >>不可能だと思います。 学生でなくても、研究者ならなおのこと、無理です。どんな短いレポート(短報)でも、先行業績が重ねられきた上に成り立っているわけれすから。 >>参考文献の考えをまとめたりするのは必須だと思うんですが、 >>参考文献の文章をそのままでなく、アレンジして >>まとめるのはOKなんでしょうか? OKです。直接引用ではなく、一人、あるいは複数の人の参考文献を自分で要約したりまとめたりして使うわけですね。 次のように書きましょう。 この教絵手の見解を○○○○の視点から要約すると、 ・・・・・・・・・・・となる(教絵手 2000 pp123-125) あるいは、 この問題については、教絵手と寓は、正反対の見解を発表している。つまり、教絵手は、○○○○○が問題であると指摘して、△△△△△と主張し[1]、寓は、逆に*****問題について、・・・・・・・・・・と分析している[2]。 (以上、あくまで参考例) 上掲の○○○、△△△、***、・・・・の部分については、あなたなりの要約、あなたの言葉で参考文献の記述をパラフレーズしたものを書いたらよろしい。その要約のしかたや言い換え方にこそ、あなたの独創性や論理構成力が発揮できます。 しかし、上の記述でもわかるように、あなたオリジナルの考えではないということは明示し、出典をきちんと書いておかなくてはなりません。 私が回答した次の質問も参考にしてください。 http://oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru.php3?q=2276708 レポートの書き方については、木下是雄さんの名著をぜひ読んでください。理科系、文科系を問わず「レポートの組み立て方」「理科系の作文技術」いずれも役に立ちます。 今学期のレポートには間に合わなくても、座右の書として卒業論文を書くまで、いや卒業後もずっと、大変役に立つことでしょう。
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- ikura-aryarya
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No2の者ですが、もう一度。 参考文献は、プロの研究者にとっての参考文献と同じでなくてもいいです。 たとえば、No1の方が書いておられる実験など、結果がわかりきっている実験である場合も多いです(低学年ならなおのこと)。そんなときは、教科書や2次文献や啓蒙論文の記述を引用しながら書いてもいいのです。自分の頭で考えたわけではない、つまり誰か先人がやってくれた実験を追試か再現実験としてやっている。そう思えばいいです。おのずと剽窃はさけられますよ。 実験のほうがレポートのお作法はわかりやすいことが多いでしょうが、実験そのものが未熟ゆえにうまくいかないこともありましょう。そんなときは失敗の原因を追求するつもりでレポートを書いてください。 場合によっては、すご~い力作になります。たとえば、合成化学の実験で、失敗を招いたかもしれない副反応について検討して書くなどです。 学生には「皮肉か、あてつけか」と嫌がられますが、中学生が書いた次のレポート(夏休みの自由研究)を一度読んでみてください。レポートの中に著者の個人的な話を混ぜる(これは著者の未熟ゆえというより、中学校の作文教育の弊害?)という欠点もありますが、レポートとは何かという本質はつかんでいると思います。 三好万季(2001)『四人はなぜ死んだのか―インターネットで追跡する「毒入りカレー事件」』 (文春文庫)
- a-saitoh
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科目は何でしょうか?物理学実験のレポートと、社会学(例えば)のレポートではそもそも全然ちがいますから、一般論でいえることだけ。 他人の研究成果を自分のものであるかのように書くのが「剽窃」です。 そういう意味では、参考文献から得た情報と自分が考えた結果や実験した結果が区別がつくようにしてあるか。そして、レポートのどの部分がどの文献のどのページから持ってきたものか、全て書いてあればいいわけです。 ただ、剽窃であるかないかの問題とは別に、レポートとしての質の問題もあります。これはレポート課題によるんで何とも言えませんが。