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ホルモン剤服用中の妊娠について
- ホルモン剤服用中の妊娠について説明します。
- 妊娠中にホルモン剤を服用することによる危険性を解説します。
- ホルモン剤を服用した場合の胎児への影響について考えてみましょう。
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おそらく、お飲みになった薬によって胎児に影響が生じているようなことは無いと思われます。 お医者さんもおっしゃっているように、妊娠が成立した場合、卵胞ホルモンや黄体ホルモンは生態自ら通常よりも多く分泌されており、常用量のホルモン薬は誤差範囲と考えることができるのではないでしょうか。 この薬が妊婦に禁忌とされているのは、過去に卵胞ホルモン薬が胎児の心臓系異常の確率を上げるとの報告があったことによると思われますが、現在はこれに否定的な見解が主流となっています。 また、合成黄体ホルモン薬は弱いながら男性ホルモン作用があり、妊娠8週目以降に大量投与した場合、女児の男性化をまねく可能性があるとの指摘もありますが、今回の場合は妊娠4週までの常用量であり、まず問題は無いと思われます。 避妊用ピルをご存知かと思いますが、実はこのピルは(ソフィアAとは一部化合物種は異なりますが)卵胞・黄体ホルモンの合剤で、若干用量が異なる他はほぼ同様の薬です。 ピルは世界中で汎用されていますが、一時うっかり飲み忘れたために妊娠してしまいながら、それに気づかずにまた服用を再開してしまうようなことは、それほど珍しいことではありません。 (例えば、アメリカだけでも毎年7万人の胎児がピルに暴露されている、といわれています。) それにもかかわらず、ピルの胎児への影響が特に問題になっているようなことはありません。 ソフィアAは、基本的には妊婦に禁忌の薬ですので、以降服用すべきでないとは思います。 ただ、実際には医師の指導のもとにおいてなら、妊娠を安定させるために服用するようなこともあるようで、既にお飲みになった薬について特別ご心配されることはないと思われます。 虎ノ門病院(妊娠と薬の相談外来で有名)の産婦人科のHPに、 「妊娠中に誤ってこの薬剤を内服した場合に、胎児の異常が増える心配はありません。」との記載もありました。 http://www.toranomon.gr.jp/site/htdocs/sanfujinka/document/gynedrug.html#hormone 卵胞ホルモン・黄体ホルモン合剤(ドオルトン、ソフィアA、ソフィアCなど)の“使用方法”の末尾。
お礼
分かりやすいご回答ありがとうございました!何だか胸のつかえが取れた感じです。紹介頂いたサイトも参考になりました。本当にありがとうございました。