経営数学その3

このQ&Aのポイント
  • 証券A、B、Cのリターンは確率的に変動する。
  • ポートフォリオについて、期待値と標準偏差を計算する。
  • リスクのないポートフォリオを組むための組み入れ比率を求める。
回答を見る
  • ベストアンサー

経営数学その3

証券A、B、Cのリターン(%)は今後の経済環境の状態に依存して以下のように確率的に変動すると仮定する。     状態1  状態2 証券A   0   20 証券B   3   5 証券C  12    2 確率  0.5  0.5 (7)証券A、B、Cをそれぞれ1/3ずつ組み入れたポートフォリオについて、そのリターンの期待値と標準偏差を計算せよ。 (8)証券Aを1/2、証券BとCをそれぞれ1/4ずつ組み入れたポートフォリオについて、そのリターンの期待値と標準偏差を計算せよ。また、証券Bを1/2、証券AとCを1/4ずつ組み入れたポートフォリオおよび証券Cを1/2、証券AとBを1/4ずつ組み入れたポートフォリオについても、そのリターンの期待値と標準偏差を計算せよ。 (9)証券Aと証券Cからリスクのない(標準偏差が0となる)ポートフォリオを組むには、それぞれの証券の組み入れ比率をいくらにすべきか。 (10)ある投資家の効用は、(ポートフォリオの期待リターン)-(ポートフォリオの期待リターン)2/30-(ポートフォリオのリターンの分散)/30、という式によって定まるとする。(7)(8)(9)で取り上げたポートフォリオの中、この投資家の効用を最大にするものはどれか。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • mamof
  • ベストアンサー率80% (16/20)
回答No.1

問題を回答させていただきます。 問題(7) リターンの期待値=(状況1のポートフォリオの収益率)×0.5+(状況2のポートフォリオの収益率)×0.5={(1/3)×0+(1/3)×3+(1/3)×12 }×0.5+{(1/3)×20+(1/3)×5+(1/3)×2 }×0.5=7.00 標準偏差={0.5×(リターンの期待値ー状況1のポートフォリオの収益率)^2+0.5×(リターンの期待値ー状況2のポートフォリオの収益率)^2}^1/2=2.00 問題(8) 証券Aを1/2、証券BとCをそれぞれ1/4ずつ組み入れたポートフォリオのリターンの期待値と標準偏差は リターンの期待値={(1/2)×0+(1/4)×3+(1/4)×12 }×0.5+{(1/2)×20+(1/4)×5+(1/4)×2 }×0.5=7.75 標準偏差={0.5×(7.75ー3.75)^2+0.5×(7.75ー11.75)^2}^1/2=4.00 同様に、 証券Bを1/2、証券AとCを1/4ずつ組み入れたポートフォリオの場合、 リターンの期待値=6.25 標準偏差=1.75 証券Cを1/2、証券AとBを1/4ずつ組み入れたポートフォリオの場合、 リターンの期待値=7.00 標準偏差=0.25 問題(9) リターンの期待値=状況1のポートフォリオの収益率=状況2のポートフォリオの収益率 となるときに、リスクは最小化され、標準偏差は0となる。 証券A、B、Cを入れる割合をそれぞれa、b、cとすると、 a+b+c=1・・・・・(1) リターンの期待値=状況1のポートフォリオの収益率=状況2のポートフォリオの収益率より 0.5×(0×a+3×b+12×c)+0.5×(20×a+5×b+2×c)=0×a+3×b+12×c=20×a+5×b+2×c・・・・・(2) これらをa、b、cについて解くと、 a=1/3、b=0、C=2/3となり、証券A,B,Cについて、それぞれこの割合を組み入れれば良い事になる 問題(10) ある投資家の効用=(ポートフォリオの期待リターン)-(ポートフォリオの期待リターン)2/30-(ポートフォリオのリターンの分散)/30 を各場合において当てはめて計算してみると、 問題(7)の場合、投資家の効用=7.75-7.75×2/30-2^2/30=6.4 同様に、 問題(8)において、 証券Aを1/2、証券BとCをそれぞれ1/4ずつ組み入れたポートフォリオの場合、投資家の効用=6.7 証券Bを1/2、証券AとCを1/4ずつ組み入れたポートフォリオの場合、投資家の効用=2.77 証券Cを1/2、証券AとBを1/4ずつ組み入れたポートフォリオの場合、投資家の効用=6.47 問題(9)の場合、投資家の効用=7.46 以上より、投資家の効用を最大にするのは『問題(10)』の場合である。 計算過程も明記し、少々長くなりましたが、ご確認ください。

関連するQ&A

  • 現代ファイナンスの問題がわかりません・・・。

    現代ファイナンスの問題がわかりません・・・。 二人の投資家AとBが存在し、二つのリスクのある証券1、証券2が取り引きされている証券経済を考える。 いずれの投資家の効用もポートフォリオの収益率の平均と標準偏差とに依存し、二つの証券の供給量(存在する量)は共に1であるとする。 市場均衡における証券1と証券2の期待収益率(グロスの期待収益率)は104%と110%、収益率の標準偏差は2%と8%、均衡価格は100と200であり、二つの証券の収益率の相関係数は-1であった。 いずれの投資家も二つの証券に対して自由なポジションを取れると仮定するとして以下の設問に答えなさい。 (1)二つの証券からなるポートフォリオの中で標準偏差が最小となるポートフォリオを考える。このポートフォリオの期待収益率と標準偏差を求めなさい (2)マーケットポートフォリオの期待収益率と標準偏差を求めなさい (3)均衡における投資家Aの最適なポートフォリオの期待収益率はマーケットポートフォリオの期待収益率よりも大きかった。このとき投資家Bの最適ポートフォリオはどうなるか理由も含めて答えなさい (4)”均衡においてはいずれの投資家も二つの証券のどちらであってもショートポジションをとることはない”という主張は正しいか。正しい場合は理由を、間違えている場合は反例をあげて説明しなさい (1)からなにをしていいのかもわかりません・・・。すみませんがどなたか教えていただけるとありがたいです。

  • ポートフォリオの課題です

    知人の大学教授から課題を頂いたのですが、Excelの使い方が良くわからなくてなんとか(1)と(2)は解けたのですが、(3)に苦戦しています。どういう手順で図を作ればいいのでしょうか 下記のデータAとデータBは、それぞれA,Bという資産に投資した場合に予想される月次の収益率を示している.すべての値は60分の1の確率で発生すると考えられている. (1)AとBのそれぞれに独立に投資した場合に予想される収益率の確率分布を、データAとBの標本分布で描きなさい。 (2)AとBについて、投資収益率のリターン(期待値)とリスク(標準偏差)、および両者の収益率の相関係数を求めなさい. (3)AとBを対象にしたポートフォリオ投資を想定し、両者の組み入れ比率を20分の1づつ変化させてポートフォリオを作成した場合、予想されるポートフォリオのリスクとリターンの軌跡を描きなさい. (4)安全資産の収益率(利子率)を年率 2.4 パーセントとすると、(3)で作成した20のポートフォリオの中からリスクとリターンの基準で最適なポートフォリオを求めなさい. デ-タA デ-タB 5.385 3.846 21.898 11.111 27.02 13.079 -10.214 8.284 7.143 -7.65 44.691 -1.183 -1.536 43.114 -2.773 -12.971 30.617 4.625 0 -8.295 7.671 -0.503 -8.906 2.525 5.447 4.926 11.258 -6.573 2.564 -4.175 8.195 -2.632 -1.207 8.649 -13.222 -5.97 8.067 5.82 -9.597 -3.5 -2.285 -0.166 -6.191 -2.604 26.829 -2.139 -3.054 0 -8.285 -1.093 -5.216 -8.287 -27.248 6.453 9.462 1.136 6.78 0.562 -11.111 -0.559 -8.214 -5.618 -6.42 -4.762 -15.216 -18.349 25.679 6.923 -23.379 -4.317 17.436 -3.008 -5.459 -11.628 22.402 22.807 0.549 4.782 -2.075 -4.795 -4.624 -2.878 -11.919 10.37 2.064 1.342 -5.618 -0.662 4.517 5.809 -3.211 -4.43 -12.322 -1.987 -5.405 2.027 2.286 1.325 -2.793 -2.614 -12.953 3.151 -6 3.268 6.028 -3.797 -18.395 -8.553 2.459 -7.194 12.4 -2.326 -7.165 0.526 4.651 0.794 1.111 8.661 -2.93 -5.797

  • 証券のリターンの計算について

    アルファ ベータ 固有リスク A 2.0% 1.1 10.0% B -1.0% 1.2 16.0% C 1.0% 0.8 20.0% マーケット・インデックス 期待リターン9.0% リスク(標準偏差)5.0% 1.このときの各A,B,Cの期待リターンとリスク 2.A.B.Cを等しく組み入れたポートフォリオのリターンとリスク この問題の解き方わかる人いらっしゃいませんか。いらっしゃいましたらご協力お願いします

  • 共分散と相関係数について

    ファイナンス(証券投資)の勉強をしているのですが、共分散と相関関数でどうしても理解できない部分があるので、こちらのカテゴリで質問させて頂きます。 1.具体例(前提) A証券とB証券のポートフォリオ効果を調べるために、両者の相関性を計算します。 A証券の環境変化(期待収益率=平均収益率:20%*0.4+10%*0.4+5%×0.2=13%) 為替相場:円高→確率:0.4→収益率:20%→偏差:7% 為替相場:不変→確率:0.4→収益率:10%→偏差:-3% 為替相場:円安→確率:0.2→収益率:5%→偏差:-8% A証券の標準偏差:7*7*0.4+(-3)*(-3)*0.4+(-8)*(-8)*0.2の平方根=6% B証券の環境変化(期待収益率=6%) 為替相場:円高→確率:0.4→収益率:3%→偏差:-3% 為替相場:不変→確率:0.4→収益率:7%→偏差:1% 為替相場:円安→確率:0.2→収益率:10%→偏差:4% B証券の標準偏差:≒2.68% 2.質問 (1)共分散について この場合に、共分散は、Σ(A証券の偏差×B証券の偏差×確率)で求められると記述があります。 A証券の偏差×B証券の偏差の平均をとったものだと思います。 上述の例では、共分散は、結果的に-16になります。 この際、共分散の数値が正(+)である場合は、同方向、負(-)である場合は、逆方向の相関性があるというのは、掛け算の性質から理解できます。 その上で、共分散の絶対値は、2つの証券の相関性の程度であって、絶対的が大きい程、相関性は高いと記述がありまして、ここで理解できずにいます。 なぜ、両者の偏差を掛け合わせることで、両者の相関性の程度が計算できるのでしょうか? 例えば、一定条件のA証券の偏差が1%、B証券の偏差が2%の場合は、1*2=2と計算されますが、仮にA証券の偏差が19%、B証券の偏差が20%の場合は、19*20=380になります。 相関性というならば、両者は同方向に1%しか差がないにもかかわらず、相関性として計算される数値は雲泥の差です。 この点についてご教示頂ければと思います。 (2)相関係数について 相関係数は、共分散/(A証券の標準偏差×B証券の標準偏差)で求められると記述されています。 上記の例の場合は、-16/6%*2.68=-0.995と非常に高い負の相関性があります。 そしてこの式は、共分散(A証券の偏差×B証券の偏差の平均)を両証券の標準偏差(偏差の正数値の平均)で割ったもので、これが-1~1の間で推移することは理解できます。 ただ、上記の共分散と同様に、両者の偏差(及び標準偏差)を掛け合わせることで、両者の相関性の程度が計算できる理屈がわかりません。 この点についてご教示頂けないでしょうか? ご回答よろしくお願い致します。

  • ポートフォリオの分散投資について

    ポートフォリオの分散投資で算出した数字をもとにグラフを描こうとしたら上手くかけませんでした。 株式Aは、ケース1の時1%、ケース2の時2%、ケース3の時3%です。 株式Bは、ケース1の時3%、ケース2の時0%、ケース3の時3%です。 生起確率はそれぞれ1/3です。 これをもとに、まず株式Aの期待リターンが2%、リスクが0.81、株式Bの期待リターンが2%、リスクが1.41に計算したらなりました。 そして組み入れ比率が4:6のときの分散投資では、期待リターンが2%、リスクが0.9になりました。 この計算からグラフを描こうとしたら、期待リターンがすべて2%になったので、直線?になって上手く描けませんでした。 それとも上記の計算が間違ってるのでしょうか? どこが間違ってるのか教えてほしいです。 よろしくお願いします。

  • 数学の不確実性の問題について教えてください

    数学の不確実性の問題について教えてください 効用関数u=(x)を、u(x)=√xとおく(x:所得)。ここで、所得xは、80%の確率でx=900,20%の確率でx=100という値をとるとする。 (a)期待所得(xの期待値)を求めなさい。 (b)期待効用を求めなさい。 (c)確率1でyが得られるとき、この消費者の効用水準は(b)で求めた期待効用の水準と等しくなった。yの値を求めなさい。

  • ポートフォリオについての問題です

    期待収益率10%、標準偏差12%の株式ポートフォリオと収益率が5%の安全資産からなるポートフォリオの期待収益率とリスクを求めてください。 (組入れ率は50%、50%とする)

  • ポートフォリオ理論

    ExcelにおいてAとBを対象にしたポートフォリオ投資を想定し、両者の組み入れ比率を20分の1 づつ変化させてポートフォリオを作成した場合、予想されるポートフォリオのリスクと リターンの軌跡を描く 教科書にあるの問題なのですが、組入れ比率を変化させるとはどのようにやればいいのでしょう。まだ習っていないところなのですが、教科書見てもよくわからないんです

  • 確率の求め方!

    標準偏差の間の確率の求め方が分からなくて困っています。文中にある68.3%はどうやって導き出すのでしょうか 問題は、以下のとおりです。宜しく、お願いします。 期待リターン40%の上下21.6%(1標準偏差)すなわち、61.6%から18.4%の間の投資成果が68.3%の確率で生じると予想されます。

  • ポートフォリオの問題についてなんですが・・・

    資産の収益率の期待値をμ、標準偏差をσとしたとき、投資家Iは、Aを定数として、μ-Aσ2乗/100を最大化するようポートフォリオ選択を行います。 銘柄1の期待収益率は8%、標準偏差は10%です。銘柄2の期待収益率は16%、標準偏差は20%です。また、銘柄1と銘柄2の収益率の相関係数をρとします。 A=1のとき、投資家Iは危険回避的・危険中立的・危険愛好的のどれになるのかが分かりません。 上記の式を微分すればいいのかとも思うのですが、自信がないです。 また、A=3かつρ=1としたとき、銘柄1と銘柄2からなるポートフォリオにより資産を運用する場合、投資家Iは銘柄1に何%投資するかというのはまったく分かりません。 自分が勉強不足すぎるのを痛感していますが、どうか教えてください。よろしくお願いします。