戸籍と住民票について

質問

僕は大学４年生で今年から社会人となります。入社にあたり実家から引っ越すのですが、アパートを借りるためには住民票等が必要になります。そもそも何のために必要なのでしょうか？また、戸籍とはいったいなんなのでしょうか？
戸籍や住民票について詳しい方いらっしゃいましたら教えていただけませんか？

回答No.5

o24hit · ベストアンサー

ANo.4です。いろいろ、ごちゃごちゃ書きましたので、わかりづらいかなと思いましたが、ご理解いただけて幸いです。

　で、補足の質問へのお答えなのですが、

>大学の友人で深刻に悩んでいる方がいまして、彼は家族との縁を切りたいようで、戸籍を新しくつくると言っていました。それは実際可能なのでしょうか？

　まず、「家族との縁を切る」ということは、法律的にはできません。親子や兄弟などの親族関係は、どこまで行ってもその関係を断ち切ることはできないと言うことです。

　ただ、戸籍を分割(ご両親の戸籍から抜けることですね)することはできます。「分籍届」を役所に提出するだけです。ただし、ひとつだけ要件がありまして、成人に達していることが必要です。ご友人が「分籍届」を提出されれば、ご友人が筆頭者でご友人一人が記載された「新しい戸籍」が作成されます。

　ここからは、私個人の考えなのですが、戸籍上分割しても、気分的に縁が切れたような気にはなるかもしれませんが、実態は変わりません。没交渉にするのが、結局は「縁を切る」ことになる思います。
　それと、結婚されれば、嫌でもご両親の戸籍から抜けることになりますから、今、「分籍」する意味はあまりないと思います。先ほども書きましたが、「縁を切った」ような気分になるだけです。

お礼

再度アドバイスいただき有り難うございます。結局は縁を切ったようになるだけということですね・・・・。私の友人は家がかなり複雑で、縁を切りたいと言っており、戸籍まで自分でつくりたいと言っていたので、本当につくれるものなのかと思っていました。多くの疑問が解けたのでとてもスッキリしました。ご丁寧に何度もアドバイスいただき本当に有り難うございます。また今回を機に法律についてとても興味がわいてきました。

回答No.4

o24hit

こんにちは。以前、仕事で戸籍や住民登録事務をしていましたので、たいていの事はお答えできると思います。

　戸籍と住民票の違いはご理解されたとの事ですので、今までの皆さんのお答えに対する補足(訂正もあると思いますが、御気を悪くされないで下さい)や補足質問についてお答えしたいと思います。

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　まず、補足質問へのお答えです。

>私の父親は仕事が忙しく地方の会社の近くにマンションを借りています。ですが祖父の話では住所は僕の家になっているようです。この場合、父親は住民票は移していないという事なのでしょうか・・・

　そういうことだと思います。
　ただ、住民登録は、色々な事を勘案する必要がありますから、必ずしも普段住んでいる所に置かなくてもよい場合があります。少し例を挙げてみます。

　住民登録は、同時に２箇所以上することはできません。２箇所のうちどちらを住所としたらよいのかというケースは実際にはたくさんあるんですねぇ。決め手のポイントは、住む日数の割合、とどちらが生活の本拠地（家族がいるとか、仕事の関係など）かということです。

1　たとえば、罪を犯して刑務所に入っている人。これもその人によって違うんです。
　無期懲役の人は、刑務所が住所となります。死刑を宣告された人もです。それ以外の人は、その受刑者がもともと１人世帯だった場合を除き、それまで一緒に暮らしていた家族がいるところを住所としてよいということになっています。１人世帯だった場合は刑務所が住所。

2　海外転出の場合は、１年以内にまた家族のもとへ帰ってくるということなら転出の手続きをしなくてもよいと考えられています。

3　家族の元を離れて１人で施設などで暮らす場合なども、それが１年以内なのかというのがポイントの１つになります。

4 ２箇所を行ったり来たりして住んでいる場合、年間で住む日数が同じぐらいだったら、より生活の本拠地としてふさわしい方が住所になります。
　別荘を持っている人が１ヶ月間、あるいは２ヶ月間そこで生活するとしても住所変更の手続きは必要ありません。これが、２年、３年とずっとそこで暮らすとなると、通常はそこが生活の拠点と考えられるので、その別荘が住所となるでしょう。（もう「別荘」とはいわないということなんでしょうね）

5 長期入院している人の「住所」は、医師の診断で、１年以上ずーっと入院になると認められた場合は病院を住所と考えられますが、それ以外は原則としては家族の居住地が住所です。

6　海外へ長期出張する人の「住所」は、出張期間が１年以内なら家族のいる日本のままでよいことになっています。

7　家が市町村の境界線上にまたがっている場合は、建っている家の面積の割合はどうか、玄関がどちら側にあるか、居間のように主に生活している部分はどちら側なのかというような客観的事実を中心に決定します。

8 橋の下や洞窟に住んでいる人は、きちんとした家が建ってないところでも、そこが生活の根拠として認められるのなら、住所と認定することも出来ます。

　あなたのお父さんの場合は、「4」を勘案して決めればよいです。
　例えば、出稼ぎの人は生活の本拠地が自宅にあると言う事で、住民登録を移さなくても良い事になっています。あなたのお父さんは、そのケースと見ることも出来ますね。

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　次に、今までのお答えへの補足です。

>当然引っ越した後、転居届を出し、住民票をアパートに変更すると言う事になります。

　これはダメです。転出届は、引っ越す前に提出しなければなりません。

>戸籍がない人＝外国人です。

　これは屁理屈ですが、天皇家には戸籍はありません。でも日本人です。

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　一応、最初のご質問へのお答えですが、

>アパートを借りるためには住民票等が必要になります。そもそも何のために必要なのでしょうか？

　アパートを借りる場合、賃貸契約を結ばれると思います。契約書には、貸す側と借りる側の住所氏名を記載されますが、あなたが書いた住所、氏名のところに本当にあなたが住民登録をしているか、もっと言えば、本当にそういう人物がいるか確認する為です。
　あなたが貸す側でしたら、何処の誰か分からない方に貸すのは不安でしょ?

>戸籍とはいったいなんなのでしょうか？

　戸籍の役割は
・日本国籍を証明する
・親族関係を明らかにして、相続人の確定などをする
・婚姻関係を明らかにして、重婚を防ぐ
・住民票は、家族がばらばらに住むとばらばらに登録されるが、戸籍は戸籍単位でしか移動できないので、親族関係を把握しやすい
などなどですね。

　それと、戸籍には「戸籍の附票」という、その戸籍に載っている方の住所歴が書かれている書類が一緒に作成され保管されていますので、住民票と連動して、戸籍を保管しているところ(いわゆる「本籍地」ですね)に行けば、その方の住民登録されている場所が分かる仕組みになっています。

　長々と失礼しました。補足が必要でしたらどうぞ♪

お礼

ご丁寧に有り難うございます。無知なので恥かしいばかりです。かなり詳しく説明していただいたのでよく理解する事ができました。私は4月から社会人になり地方に引っ越す事になりますが、実家に戻る事はないと思うのでその場合は住民票は移さなければならないということですね。父親のことも何故住所が実家なのかが解りました。
宜しければ戸籍についてもう少し教えて頂きたいのですが、大学の友人で深刻に悩んでいる方がいまして、彼は家族との縁を切りたいようで、戸籍を新しくつくると言っていました。それは実際可能なのでしょうか？

回答No.3

walkingdic

>この場合、父親は住民票は移していないという事なのでしょうか・・・？
そうですね。住所地（住民票上の住所）は御質問者の所、つまり家族の所のままということですね。
ただその場合は一概に違反にはなりません。確かにマンションでも生活しているのですが、「生活の本拠」というのは自分にとって生活の基本となる場所のことを指します。それ以外の場所は居所といいます。
つまり複数に居所があるときに、どこが生活の本拠なのかというのはある程度は本人が自分で決めるものです。

ただし生活の実態のない場所なのに、たとえば年に数回、あるいは全く訪れることがない場所などは生活の本拠とはいえませんが、仕事の為に一時的に生活している居所と、家族がいる居所ではどちらを生活の本拠に定めてもおかしくありません。なので単身赴任などでは家族のいるところを住所地としている人は結構いますし、特にそれで問題があるわけではありません。

お礼

度々返信いただき有り難うございます。何故父親の住所が実家のままかが理解できました。ご丁寧に有り難うございます。

回答No.2

walkingdic

戸籍とは日本国民（日本国籍者）としての登録であると同時に自分の属している親族、親、兄弟を表すものです。
戸籍がない人＝外国人です。
つまり自分の身分の基本を表すものということになります。

一方住民票は単に自分の現住所を表します。厳密に言うと生活の本拠地です。
日本の法律により、日本国民で日本に在住する人は全員がその住所を明らかにしなければならないことになっているため、自分の住所が変わると役所に届け出て新しい住所を定めます。
（届け出ないのは法律違反となり、５万円以下の過料と定められています）

住民票の目的は、多様です。

１．行政サービス
　自治体の行政サービスは住所を定めたところの自治体から受けます。

２．税金
　住民税などは基本的には住所を定めたところの自治体に支払います。
　いわばサービスを受ける対価となりますね。（所得が一定以下は非課税です）

３．身分証明
　日本国の誰々では身分の証明になりませんので、＊＊＊＊にお住いのｘｘｘさんのように特定されるべきものですね。それを示すのも住民票の住所です。
それゆえに、運転免許取得でも住民票を取得して提出が必要ですし、銀行口座等を開くときでも住民票の住所・氏名で開設します。
あと、実印登録して印鑑証明を取得することにより、間違いなく本人であることの証明にもなります。

これ以外にも細かくありますけど大きくは上記３点です。

お礼

ご丁寧に有り難うございます。住民票と戸籍の違いがよく解りました。宜しければもう一点お聞きしたいのですが、私の父親は仕事が忙しく地方の会社の近くにマンションを借りています。ですが祖父の話では住所は僕の家になっているようです。この場合、父親は住民票は移していないという事なのでしょうか・・・？

回答No.1

MACHSHAKE

戸籍と住民票は全く違うものです。
戸籍は親族関係を証明した書類です。
戸籍筆頭者や本籍地、筆頭者との続柄などが記載されています。
住民票は居住関係の証明です。
アパートを借りるため必要という事ですが、今現在住んでいるところの
住所を確認できる書類が必要と言う事でしょう。
当然引っ越した後、転居届を出し、住民票をアパートに変更すると言う事になります。

お礼

ご丁寧に有り難うございます。引っ越す時に住民票は移さなければならないという事ですね。参考になりました。