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鶏ふんは堆肥化するべきもの?
環境系の農学について興味を持っているものです。 最近バイオマス利用の促進ということが取りざたされていますが、その中でふん尿の堆肥化も謳われています。で、ふん尿系にも牛ふん尿、豚ふん尿、鶏ふんとありますが、この中で鶏ふんは他に比べて含水率も低く、NPの栄養成分も多いですよね。また、NとPの肥効という面では、ふん尿系は堆肥化物と原物でさほど変わらないというデータがあります(堆肥にした方が10%ほど高いですが)。 そこで、肥効率のみを考慮すれば、鶏ふんに関しては堆肥化する必要がないのではと思っているのですが。堆肥化には運搬コスト、切返しや通風のための燃料・電力も必要になることを考えればなおさらだと思います。 ただ、堆肥化のメリットとして脱臭・殺菌・腐熟化といったものもありますが、これらを総括して、やはり鶏ふんは堆肥化するべきものでしょうか? 率直なご意見をお待ちしております。
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堆肥化のメリットは肥効率だけではありません。 発酵に伴う熱で、糞に混入する雑草種子やキノコ類などが死滅します。それで安心して畑なり、花壇なりに投入できます。飼料中に混入している外国産強害雑草の伝播には、堆肥の不完熟が関わっているという報告もあります。 もちろん、通常の発酵熱程度では死滅しないものもありますが、それでもリスクはだいぶ軽減します。
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確かに、肥料成分含量は多いので、乾燥鶏糞にしてそのまま使用する例もあります。 しかし、あなたも指摘されているように、 脱臭→周囲の迷惑にならない、扱いやすい 殺菌→病害虫混入の危険防止 腐熟化→生鶏糞によるアンモニアガスや濃度障害の回避 等の面で、堆肥化した方が、植物にも環境にも、より安全で使いやすいと思います。
お礼
ご回答ありがとうございます。やはり脱臭や殺菌の点は大きいのですね。
お礼
ご回答ありがとうございます。 やはり不完熟の場合は弊害が出てくるのですね。堆肥化にしないよりはするほうがいいということがわかりました。