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ウィーンフィルハーモニー管弦楽団
オーケストラの第一バイオリンは、向かって左、 第二バイオリンは向かって右に配置されているのが普通ですよね。 ウィーンフィルでは、どちらも左に並んで配置されているというのを以前聞いたことがあります。 本当でしょうか?
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補足です。 皆さんおっしゃるように、レコード時代になって以降では、第一、第二バイオリンが順に左に並んでいるのが圧倒的に多かったと思います。 しかし、しばらく前から原典回帰の傾向があり、昔のオーケストラでは向かって左が第一バイオリン、右が第二バイオリンという配置が普通だったようで(1930年頃まではそうだったとか)、そのように配置することも多くなってきました。 ノリントンなどは非常に詳しくそのあたりを研究し、かつての奏法・楽器配置などを取り入れています。 第一、第二バイオリンが左、低音弦が右、奥が金管楽器……といった配置で、ヴィヴラートを効かせて……というのは、ここ七、八十年の傾向に過ぎない、と考えた方がいいかもしれません。 ウィーンフィルも指揮者の考えなどによって配置を変えます。レコード時代になってからは、ほとんど第一、第二バイオリン……と、近代風の配置になっていましたが、最近は流行なのか、両翼配置がよくあるようです。 http://www2b.biglobe.ne.jp/~kondo/ongaku/concert/2003/031109.htm http://dognorah.exblog.jp/2667844/ 下記URL(ノリントンの見解)もご参照ください。
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- 安房 与太郎(@bilda)
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そもそも楽譜上は、第一第ニヴァイオリン、ヴィオラ、チェロの順に 書かれているので、そのまま左から右に並ぶのが理にかなっています。 ところが舞台に並ぶと、なんとなく左右均衡に見えません。 これが弦楽四重奏なら、背後に奏者がいないため、互いの音も十分に 聴きとれるので、両翼(第ニヴァイオリンを右端)にするのが通例です。 そのほうが、左右均衡に見えるからでしょう。 さらに、多くの曲の多くの部分が、第一第ニヴァイオリンの平行和声 で書かれています。ところが奏者が増えると、第一第ニヴァイオリンの 末席同士が、はるか遠くなるので、当然ハモりにくいわけです。 ヴィオラは、第ニヴァイオリンやチェロのいずれかに追従するので、 第一ヴァイオリンとは、いちばん縁が遠い存在です。 かくかくしかじかの事情から(配置は)指揮者に一任されています。 また、楽器の音量は大きさに比例します。標準的な楽器の原則では、 チェロ2に対してヴィオラ4、第一第ニヴァイオリン各6の割合です。 これには楽団の事情が優先され、指揮者は一歩ゆずるはずです。 なお、録音専門のスタジオ・オーケストラでは、客席が無いために、 どんな配置でもいいのですが、ヘッドフォンを着けず、互いの音を生で 聴きながらハモるので、ほとんど演奏会場とおなじ配置になります。
お礼
詳しくご説明頂き、勉強になります。 ご回答ありがとうございました。
これが普通という配置はないと思います。 指揮者の意向によっても変わります。 今年のニューイヤーコンサートは, テレビをゆっくり見ることができなかったのですが, それと,カメラの切り替えがすごく早いのが気になったのですが, 3秒,5秒という間隔でカメラが切り替わることもあって 今,考えて見ると,ビオラか第二ヴァイオリンか,わからないのですが, 木管楽器の位置に第二ヴァイオリン?とチェロがが配置されてました。 いつもよりステージ上の客席に場所を広く取られて狭くなったせいかも…と思いましたが, 見慣れない配置でした。 現地で一度だけですがウィーンフィルを聴いたことがありますが, その時は,バイオリンは向かって左,第二バイオリンは向かって右でした。 以前にレニングラードフィル?でしたか,初めてそのような配置を テレビで見ましたが,実際に生で見て,見慣れない配置だと思ったので, よく覚えています。 >第一バイオリンは、向かって左、 第二バイオリンは向かって右に配置されているのが普通ですよね。 オーケストラでは,どちらも左に配置という経験が私には多いので, どちらも左の配置が「普通」という感じです。 ウィーンフィルのカール・ベームとの来日の時はテレビ放送が多くありましたが, その時も確か,どちらも左の配置でした。
お礼
現地でウィーンフィルをお聞きになったのですか。 うらやましいです。 専門的なことはよく判らない私です。 指揮者によって配置が変わるということなのですね。 お答えありがとうございました。
- m-tahara
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No.1の方が回答されている順序が普通です。 左右のヴァイオリンを両翼に分ける、というのは特定の指揮者が好んで行なっている程度のものです。確かクーベリックはこれがお好みだった筈。バーンスタイン晩年の悲愴も4楽章の効果を高めるため両翼配置を行なっていたと聞いた気がします。 両翼配置にする、というのはそのように話題になる位一般的ではないやり方です、少なくとも現代では。
お礼
そうなのですか。 ウィーンフィルが特別な配置をしているものと思い込んでいました。 お答えありがとうございました。
- bari_saku
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下手(客席向かって左側)から順番に、第一バイオリン、第二バイオリン、チェロ、ヴィオラと並べる方法でしょうか。 このスタイルでしたら、結構当たり前に見ますけれども… 第一バイオリンの正面に来るのがヴィオラになりますから、注意して見ないと気がつかないだけでは?
お礼
このスタイルの方が普通なのですか。 私は、左右に分ける方が、バイオリンの音の対比がくっきりしているという利点があるように感じていました。 お答えありがとうございました。
お礼
第一、第二バイオリンを左右に分ける配置だと、第二バイオリンの音量が小さく聞こえるという欠点があるということを聞いたこともありました。 第二バイオリン奏者が客席に対してやや背を向ける形になるからだと思います。 ノリントンという指揮者のお名前は初めて伺いました。 ノンビブラートの演奏を聴いてみたくなりました。 お答えありがとうございました。