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小説を書く
自分は高二でたまに小説を書いています。 しかし、全体のストーリーや台詞は置いといて、小説独特の表現である「人物の動作や感情」「その場の雰囲気」「その物体の見た目」などを文章にするのが非常に苦手です。 文章力はそこら辺の高校生よりあるとは自負していますが、どうもそこは苦手です。 とは言うものの、自分は高校に入ってから小説を多く読み出したばかりで、現在でも多くてもせいぜい50冊、少なければ30冊程度しか読んでいません。 一応、自分が面白い、読みやすいという本ばかり読んでいるのですが、やはり少ないでしょう。 それに1冊につき1回だけ読んであとはさようならという感じです。 漫画にいたってはずっと昔から何冊も何度も読んでいるので全体のストーリーや台詞はまだ何とか書けます。 と、ここで質問なのですが、やはり文章力をさらに付けるには多くの小説を何度も読んだ方が良いのでしょうか?
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マンガがお好きだということなので、好きなマンガを文章で表現する練習をしてみては、いかがでしょう。 マンガは、絵で説明している部分がかなりあります。それを文章で表現するには、どうしたらいいか。時間をかけて考えて、何パターンも作ってみてください。 他の方も書かれているように、映画でもいいですけど、自分の体験を文章化してみるのも、表現力を養うひとつの方法です。 情景の描写なら、自分の通学路で見た風景、修学旅行先の景色、学校の授業風景、ファミレスでの食事風景。なんでも練習できますよ。 感情の描写なら、家族や親戚がなくなったときの感情、初恋の人に告白したときの感情、入試に合格したときの感情。すべて表現してみてください。 文章表現のコツのひとつは、うれしいことをうれしい、悲しいことを悲しいという言葉を使わないで表現することです。「うれしい」と書いてしまえば、それ以上でもそれ以下でもなくなってしまいます。「うれしい」という言葉はないのに、どうやったら、うれしい気持ちが表現できるか。 つまったら、いままで読んだ小説の中で、うれしい情景を描いた部分を探し出して、読んでみましょう。 そういうことを繰り返していれば、文章表現はうまくなっていきます。 小説では、文章力よりもテーマが大切だというのは、その通りです。ただ、テーマを探すのは無意味だと思います。そういうものは、もう身体のうちに持っていて、自然にあふれだしてくるようでなければ、文章など書けないのではないか…と思うのです。 でも、文章の表現力は違います。こちらは、練習し続けさえすれば、ほとんど誰でもプロで必要な領域には達することができます。 ただ、文章力というのにも、ジャンルがあります。小説で必要な文章力、そのなかでも本格ミステリで必要な文章力、恋愛小説で必要な文章力、ファンタジーで必要な文章力。共通するところもありますが、微妙に誓います。それ以外でも、ノンフィクションを書く文章力、紀行文を書く文章力、新聞記事を書く文章力、レストランのレビューを書く文章力、パソコンの解説書を書く文章力、化学論文を書く文章力。みんな違います。 文章力を磨くのであれば、自分が目指すものを磨かなくてはなりません。日記を書くのは悪いことではありませんが、私小説を書くのでなければ、自分の感情や行動だけを書いていてもどうかなと思います。 また、自分で書いて満足するのではなく、常に人の目にさらしたほうがいいですね。ただ日記を付けるのではなく、ブログなどで文章を公開するといいでしょう。その日にあったことを書くのではなく、記憶に残ることや想像したことを交えて、人に読ませる文章にまとめる訓練をしてはいかがでしょうか。
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- Reiher
- ベストアンサー率26% (102/385)
文章力って非常に曖昧な言葉で、国語で言う文章力と小説のそれとは別物なんですよね。 表現力とか描写力といった方が近いでしょうか。 マンガだって間接的な表現手法は使われますよ。読み返してみてください。 全体的に読むのではなく、コマの一つ一つに張り巡らせた神経を読み解く感じで。
- a375
- ベストアンサー率30% (439/1421)
>文章力とか、しかし、全体のストーリーや台詞は置いといて、小説独特の表現である「人物の動作や感情」「その場の雰囲気」「その物体の見た目」などを文章にするのが非常に苦手です。などいろいろお書きでが、少し方向が違います。一番の問題は(小説における)テーマ(主題)が何かということです。いくらたくさん小説を読まれても何の意味もありません。本来小説で文章力で売れた作品は存在しません。いくら文章が達者でも中身がどれだけ人間についての考察力や経験、新しい発見などを提示する力を持っているか、即ちテーマは何かで決まってくるものです。テーマについてのご自身の力しだいで、文章は決まってきます。もう少し突っ込んでいいますと文体ということです。それはさておき小説にはもう一つ才能が不可欠です。絵画や彫刻の世界に似て才能のない人間にとっては苦しいものです。ご自分で楽しまれるのは大賛成ですが本気で小説を書きたいとお考えならお薦めるは出来ません。最近お若い方がいろいろな賞をとっておられ、身近に感じられてお書きになりたいと思はれたか知れませんが、私はそれらの作品を拝見して余り感動しませんでした。一つ事情を申上げますと、出版社の営業上話題性を持たせておきませんと今小説は売れないのです。>ここで質問なのですが、やはり文章力をさらに付けるには多くの小説を何度も読んだ方が良いのでしょうか?については余り意味がないと申し上げます。本当に小説を書く人間は自分のほうで手一杯で他人の作品にかまけている間はありません。文章力は小説において、テーマが確立していない限り余り意味を持ちません。参考文献を付記しておきます。三島由紀夫「文章読本」中央公論社 井上ひさし 「私家版 日本語文法」新潮社 伊藤 整「文学入門」光文社 文体については、以下の武田百合子作品「富士日記上中下」中公文庫 「ことばの食卓」「遊覧日記」「日日雑記」「犬が星見た」
- haru-san
- ベストアンサー率44% (114/256)
一応プロです。ミステリが専門です。 多くて50冊、少なければ30冊というのは月にでしょうか。年にでしょうか。高校に入ってからというので、年だと2年しかないわけですが。月にでしたら、かなり多い読書量だと思います。ぼくは作家見習い中、資料は別として、小説は月15冊程度読めば多いほうでした。今でも資料のほうが多いですが。個人的な考えですが、小説は所詮他人の文章ですから、自分の文章力を高めるためにはそれほど役には立たないでしょう。コピーするなら別ですが。 それよりも、毎日文章を書くことですね。文章は書いていればそれだけでうまくなっていくものです。とにかく、毎日少しでも何かを書くこと。毎日日記をつけるだけでも違います。 読みやすい文章というのは、読むときに簡単に頭の中で映像が浮かぶ作品です。そういう作品を書くには自分が書きたいことを頭の中で映像化して、それをノベライズするように書いていくのが一番手っ取り早い方法です。ただ、いきなり頭の中にスクリーンを作るのは難しいでしょうから、最初はテレビやレンタルビデオで映画を見ながら、友人に文章だけで映画を伝えられるようにノベライズしてみてください。 最後に作家になるための条件は才能ではなく、継続する力です。あきらめない心とたゆまぬ努力なしにはプロになることはできません。
お礼
皆々様とても良いご回答ありがとうございます。皆様のご回答をもとにこれからより良い小説を書いていきたいと思います。