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メタフィクションの現代小説

メタフィクションって、 (1)小説を書く人物に関する小説。 (2)プロット・物語の約束事に触れるストーリー。 (3)通常と異なる順序で読む非線形小説。 (4)著者が登場する小説。 (5)ストーリーに対する読者の反応を予想するストーリー。 (6)自分がフィクションの中にいる自覚を表明する登場人物 (第四の壁を破る、とも言う)。 (7)フィクション内フィクション。 らしいのですが。以上の条件にどれか当てはまる現代作品を 教えてください。(近代も可)なるべくたくさん知りたいです。ご協力ねがいます。 今、思いつくのは、 (4)手塚治虫のマンガ (1)アン・ライス ヴァンパイアシリーズ「レスタト」 (2)(5)(7)カラマーゾフ の前文 (3)アダムとイブの日記 トウェイン

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回答No.1

新井素子『絶句(上、下)』 作者がでてきます。が、小説の中の登場人物が実体化して出てきちゃうという設定でもあり、、、これはなんと言えばいいのでしょうか。 http://www.amazon.co.jp/%E2%80%A6%E7%B5%B6%E5%8F%A5%E3%80%88%E4%B8%8A%E3%80%89-%E3%83%8F%E3%83%A4%E3%82%AB%E3%83%AF%E6%96%87%E5%BA%ABJA-%E6%96%B0%E4%BA%95-%E7%B4%A0%E5%AD%90/dp/4150302375

aluminizedman
質問者

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さっそくの回答ありがとうございます。URLまで感謝です。 ハヤカワSFですね。 >人物が実体化 シュワちゃんの『ラストアクションヒーロー』みたいな感じかな。

その他の回答 (3)

  • danboald
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回答No.4

NO.3の方にほぼ同意なのですが… たとえばイタロ・カルヴィーノの傑作『冬の夜ひとりの旅人が』は、小説を書く人物に関する小説ではなく、小説を読む人物に関する小説です。だから(1)の定義には当てはまりません。 (3)に当てはまる傑作としては福永武彦『死の島』がありますが、ではこの作品がメタフィクションかといわれると疑問に思えます。 ほかではポーランドの(一般にはSF作家とされている)レムの『完全な真空』という作品があります。これは架空の作品の書評集で、ある意味究極のメタフィクションですが、上の(1)~(7)のどの定義にも当てはまらないような気がします。 ストルガツキー兄弟の「モスクワ妄想倶楽部」はソビエトの体制下で発表できない作品を抱えて右往左往する作者自身を描いたメタフィクションですが、小説そのものは読みやすく、前衛的なものではありません。 というわけで、あまり(1)~(7)のような定義は気にしなくてもいいのではないでしょうか。

aluminizedman
質問者

お礼

長文ご回答ありがとうございます。 やはり、海外作品が多いですね。日本作家では、筒井康隆さんくらいですか。

回答No.3

筒井康隆の『朝のガスパール』が(1)~(7)のほとんどすべてに当てはまると思います。メタフィクション的手法の見本市みたいな作品なのでお勧めです。同じ作者では他に『虚航船団』『虚人たち』など。 あと思いつくところといえば、 ミラン・クンデラ『不滅』 イタロ・カルヴィーノ『冬の夜ひとりの旅人が』 ウラジーミル・ナボコフ『青白い炎』 アンドレ・ジッド『贋金使い』 ルイージ・ピランデッロ『作者を探す6人の登場人物』(戯曲ですが) あたりがよろしいかと。 いずれも、読み終えた後のカタルシスは並々ならぬものがありますよ。 余談:しばしば勘違いされることですが、別に作者が作品内に顔を出したりフィクション内フィクションがあったりすればそれだけでメタフィクションになるのかというと、そういうわけではないのです。 「小説とは何か」を問う小説、小説という形式の成立条件に根底から揺さぶりをかける小説、そういうものになりえて初めて、それはメタフィクションと呼べるのだと思います。大雑把にいうとそんな感じです。

aluminizedman
質問者

お礼

たくさん列挙ありがとうございます。 >ミラン・クンデラ『不滅』 存在の耐えられない…を書いた人ですね。本棚にあったので、 また読んでみます。 メタフィクションの定義もありがとうございます。 わかりやすかったです。たすかりました。

回答No.2

もうひとつ思い出しました。有名どころで 北杜夫『船乗りクプクプの冒険』 著者北杜夫が登場し、小説が書けないと悩んでいるところに主人公クプクプが文句を言いにきます。 鳥山明『ドクタースランプ』 これも著者が(へんなロボット型etc.ですが)がちょこちょこ登場。

aluminizedman
質問者

お礼

たびたび感謝です。 >鳥山明『ドクタースランプ』 なつかしいですね。プラモ好きの鳥山さんが、 ガスマスクみたいな感じのヤツですよね。 >北杜夫 教科書にでてた斎藤茂吉の息子さんなんですね。知らなかった。

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