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IF5の精製法について

anisolの回答

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  • anisol
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回答No.1

まず、化学大辞典(東京化学同人および共立出版)は調べられましたか? IF5(五フッ化ヨウ素)は東京化学同人、共立出版 HIO3(ヨウ素酸)は東京化学同人、共立出版 IOF3(オキシ三フッ化ヨウ素)は共立出版 それぞれ以上の化学大辞典に記載があります。東京化学同人の化学大辞典によれば、IF5は「水と激しく反応してフッ化水素とヨウ素酸を生じる」とあります。水の量が少ないとオキシフッ化ヨウ素を生じるのでしょう。「あまり気密性のない金属容器」での保存はこれを読む限りまずいように思います。また「無機化学」(※)によればIF5は「無色の発煙性の液体であって、97℃で分解することなしに蒸留することができるが、その蒸気は、激しく呼吸器を犯す」とあります。蒸留で精製できるものの、十分安全性に注意しなければならないみたいですね。 さらに詳しい情報が必要であれば、Chemical Abstractsの検索やGmelin(Gmelins Handbuch der anorganischen Chemie)を参照することをお勧めします。またIF5を初めて合成したモアッサンさん(フッ素を初めて単離した人で有名)の論文は H. Moissan: Compt. rend., 135(1902), 563. だそうです。 (※) 千谷利三:新版 無機化学,産業図書,昭和35年.

UBS69
質問者

お礼

anisol様  この度はお忙しい中ご教授いただきありがとうございました。 早速ですが,手元資料(化学大辞典,化学便覧,フッ素化学,フッ素化学と工業など)にてご指導にあります内容を確認いたしました。  現在,放射性物質を取り扱う環境下でフッ素系ガスを定性,定量する業務に就いております。今回の問題は,FT-IRにてIF7/IF5等の混合ガスを定量化する試験におきましてIF5stdを測定したとき窓材に使用していたKRS5(TlBr.TlI)が黒色に変色したことを発端としています。IF5の変質物?と窓材の反応かと考え質問させていただいた次第です。  ご教授いただきました資料を参考にもう少し検討いたします。ありがとうございました。

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