教員採用試験と教員資格認定試験について。
小学校教員を目指している者です。
お尋ねさせて頂きますが、私が素朴に疑問に思うのは、教員免許ってどんな意味があるのかと思うのです。
つまり、大学の教職課程や通信教育で免状を取得したとしても、結局、教員採用試験を突破できなければ、学校に採用されることにはならないからです。まあ、講師にはなれますが。
それなら、いっそのこと、教員採用試験を突破した者に初めて免許を交付することに、どうしてしないのかなとも思うわけです。
免許を取るだけなら、レポート提出とさほど難しくない試験をパスすればいいだけの話ですから。
もちろんただ教職関連の科目を学ぶだけでも教養としての意味はあるでしょうが、実際、教員としての就職口を得るということになると、ただ、単位を修めて免許を取るだけではなく、きちんと教員採用試験の出題範囲を相当きっちり勉強しなければ、合格もできないと思います。
あと、小学校教師になる道として、小学校教員資格認定試験があることを不覚にも知らなかったのですが、調べてみると、簡単ではないとか書いてありますが、教育実習もないですし、介護等体験も必要ないようです。これで合格すれば2種免許が授与されるとあります。
文部科学省の昨年の実施要項も読んでみましたが、大学卒業者なら一般教養も免除されるとありますし、1次試験、2次試験とあるようですが、科目数も少ないと思うのです。
私としてはこれなら、わざわざ、2年かけて何十万という学費も払って通信教育で単位を取得して免許を取るより、しっかり勉強すれば、
よほど、資格認定試験を突破して教員採用試験に臨むほうがいいように思えてきたのですが。
難易度としては合格率7%で教員採用試験以上との情報もありますが、結局、教員採用試験を受験するときには、それとほぼ同等の学力を具えていなければならないわけですから、いずれにせよ一定のレベルまで学力を引き上げていかなければならないことには変わりないわけです。
まあ、教員として現場に立つまでに、教員採用試験と合わせて、それと同じような試験をもう1回プラスして受けるようなものかもしれませんが。
なぜ、教員を目指す方はこうした教員資格認定試験を受ける方法をとる方が少ないのでしょうか。
資格認定試験の存在がたまたまあまり知られていないだけの話なのでしょうか。
また、教職課程をおく、大学通信教育を受講中でも並行してこの教員資格認定試験を受験することはかまいませんか。