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歴史への評価は個人が自ら学び取る(獲得する)ものでしょうか?
「新しい歴史教科書」(扶桑社)が栃木県大田原市で採択され、この教科書をめぐる是非は新しい局面を迎えたような気がします。 この教科書を否定する人々はよく、「韓国併合を正当化している」とか「戦争を美化している」と言いますが、教科書の実際の記述に、「韓国併合は正当であった」と言っているわけでもなく、「日露戦争は正義の戦争であった」と言っているわけでもありません。これは日本のどの中学校の歴史の教科書でもそうです。ただ淡々と歴史の事実を述べているだけという気もします。 ところで「韓国併合は正当であった」ということは今の基準から考えると正しくはないと思うのですがそのような評価は、教科書から学ぶのではなく個人が自ら、あるいは家庭において獲得するものなのでしょうか。教科書はその手助けに過ぎないのではないでしょうか。 私はそのように考えておりますが、みなさんのご意見はいかがでしょうか? よろしくお願いいたします。
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最終的には自分で判断することになります。しかしここまで至るにはいろいろな過程を踏まなければなりません。本格的にやろうと思えば文献や資料にあたり、いろいろな人の意見を聞かなければなりません。ページ数の限られた教科書だけでは判断できない部分もあります。そして行き着いて自分が納得するものがその人の歴史観となります。欲を言えば他人をも納得させるものなければなりません。 普通の人はそこまではいきませんから程々のところということななるでしょう。 <「韓国併合は正当であった」ということは今の基準から考えると正しくはないと思う> あなたがこのように思う根拠は何ですか。それがきちんと示されなければ只の意見表明だけに終わります。皆が言っているから、韓国がうるさく占領されたと言っているからとからで判断してはいけません。 一番避けなければならないことは、現在の常識や法で判断することです。ある事件の是非を問う場合は当時の国際情勢なども考慮にいれなければなりません。罪人を裁く時、罰するために新しい法律を作って適用してはいけないのです。前に述べた、「いろいろな過程を踏む」ことを検証といいますが個人ではできるだけのことはしなければなりません。今頃ではネットの普及が著しく、様々な意見が引ききやすくなりましたね。それではよいネット環境を。
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- pyon1956
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この教科書の著者たちの自虐史観という言い方は政治的評価です。「自由主義史観」という立場からの現在の歴史教育に対する評価なわけです。 それを認めるかどうかが踏み絵になるような教科書はやはり異常としかいいようがありませんし、それは歴史学の問題ではありません。 前にも述べたようにこの教科書の問題は政治問題です。 確かにいわゆる「左偏向」した教育がいいわけではないのですが、じゃあ右ならいいかという問題(学問の問題でなければ。学問ならば右と左の他に上や下、少し左とかがあって、左でなければ右なんていうことを唱えても相手にされません。)はおのずから別問題です。 政治の問題だと、学問と違って二者択一になりやすいですが、その点で今までの教科書がどんなに不適切でも、それがこの教科書を採用することを少しも支持する理由にならないわけです。
お礼
二度もご回答をありがとうございました。 歴史教科書も左にぶれたり右に走ったりするのではなく、良き日本国民を育むための土台の一つになってほしいものです。「良き日本国民」の定義がむずかしいところですが。
- shigekomo
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歴史をどう捉えるかは確かにつきつめれば個人の問題ですが、実際の学校現場では、これは生徒側によほどの意識が無ければ困難でしょう。 No.3の方のおっしゃる 「ある特定の政治・教育思想を宣伝することを目的とする集団が、そういう意図で作った本を(そうなっているかどうかはまた別の問題です)無償の(=税金を使って配布する)教科書として採用する、ということにあります。」 という問題があります。これまでの教科書は、極端に左傾化した教員団体等の影響により、明らかに政治的意図をもって事実が歪曲された「強制連行」「従軍慰安婦」「南近代虐殺」といった話を、中学段階で教えるべきものかどうかという基本的な議論も無く、無批判に記載していました。 また、東郷平八郎など、歴史上重要な役割を果たした日本の軍人は完全に無視しながら、李舜臣はページを割いて取り上げ、安重根もテロリストではなく英雄として持ち上げています。これが今の日本の「日本史教育」です。 また、教師の質も問題です。以前の質問へ回答していますので参考にしてみてください。 ・自虐史観と文京区の中学校 http://oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru.php3?q=1419197 多摩の公立中で、中国共産党政府のプロパガンダや反日教育教材をそのまま教室に持ち込み異常な授業をしていた、という記事を紹介しました。このような教師は、現在日本の教育現場では、ほんの氷山の一角です。
お礼
>このような教師は、現在日本の教育現場では、ほんの氷山の一角です。 「自虐史観と文京区の中学校」は以前拝見したことがあります。こういうことが氷山の一角ということの恐ろしさを最近はますます感じます。これらの教師はいったいどういうきっかけでこのようなおかしな授業をするようになったのでしょう・・・、亡国の師としか言いようがありませんね。 大変詳しいご説明を感謝いたします。
- cac31090
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日韓併合は韓国の宰相の要請により、正当な手続きを持って条約が結ばれ、成立しました。これ以上でも、これ以下でもありません。 現代の韓国人がどう思おうが、どう悔しがろうが、これが事実です。 よく歴史認識がどうだこうだと言われますが、歴史に対する評価は人それぞれであっても、事実はひとつしかありません。
お礼
>よく歴史認識がどうだこうだと言われますが、歴史に対する評価は人それぞれであっても、事実はひとつしかありません。 その事実を韓国人たちは認めるというか直視することができないでいるわけですね。 回答を感謝いたします。
- men-environment
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だれもが、歴史関係の学術論文を読む時間があるわけではありません。 総合雑誌(文○春秋、中央○論など)にもかなりあやしい内容のものが載ります。 歴史を専門としない人にとってはこういう説・史観があると抑えるだけでせいいっぱいではないでしょうか。
お礼
>歴史を専門としない人にとってはこういう説・史観があると抑えるだけでせいいっぱいではないでしょうか。 おっしゃるとおりです。ですから私は、「これはまともなことを言っているな」という学者やジャーナリストなどを自分の代弁者として尊重というか尊敬しています。そのような人が5人ぐらいいます。 どうもありがとうございました。
- ipa222
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研究者の学説も、論争が永久に続きそうなものもありますし、ほぼ確定した学説と世間の歴史認識と違うものもあります。 ましてや教科書は出版社がつくったものを教科書検定官がチェックするものなので、学説と矛盾していても、直されるタイミングは遅いですね。 歴史を解釈するのは非常に楽しく有意義なことだと思います。 歴史をしらべ、情報を構築し、自由に歴史を楽しむべきだと思います。 しかし、それは自分の中に客観性と情報収集の努力を要することです。 ひとりよがりの思いこみを頑として信じ込むのはあまりメリットは無いと思います。
お礼
>ひとりよがりの思いこみを頑として信じ込むのはあまりメリットは無いと思います。 おっしゃるとおりで、バランスの取れた世界観の確立ということが大切ですね。 どうもありがとうございました。
- pyon1956
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そのように自ら学ぶのが本当の勉強だと思いますが・・・・ 実際数学の教科書なんざそのいい例で、はっきりいって現在高校の数学教科書でそれ一冊でよくわかる、というものはありません。指導要領そのものが教育現場と乖離しているせいで、このことは「ゆとり教育」が早くも破綻しそうなことともつながります。 ですから実際にはプリントや自主教材などで補うのが常識ですし、ちゃんとわかるためには自分で調べることが必要なのは確かです。 ですがこの問題は教科書の是非も然りながら、ある特定の政治・教育思想を宣伝することを目的とする集団が、そういう意図で作った本を(そうなっているかどうかはまた別の問題です)無償の(=税金を使って配布する)教科書として採用する、ということにあります。 つまりこれは政治文書であると考えられても文句は言えないものです。 それを全員に配布する、というのは教科書の是非の問題ではなく、税金の使い道に関する政治問題です。
お礼
教科書を政治的文書にしてはいけませんね。韓国の歴史教科書はそういう要素が多分にあり、中国に至っては政治的文書どころか中国共産党のプロパガンダそのものですね。 どうもありがとうございました。
- jamiru
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歴史にしろ、ゲームにしろ、本にせよ、基本的には自分を高めるための手段です。 教科書がそれほど人生に左右するほど影響力があるとも思えません。 後、歴史には多角的な見方がありますし、「韓国併合は正当であった」は韓国人が手引きしなければ抵抗らしい抵抗なしに併合できるはずがありません。 今は汚点だとしても、併合後は日本のインフラ整備で暮らしが一変して職も増えたりと朝鮮人が出来なかったことをしたのです。 今は多少は自力で国を支える力があるので、今さら、他人の力を頼って作られた国であることを言えないのかも知れません。
お礼
>歴史には多角的な見方がありますし、>「韓国併合は正当であった」>は韓国人が手引きしなければ抵抗らしい抵抗なしに併合で>きるはずがありません。 私もこの意見に賛成です。韓国人は自らの手で歴史を発掘する必要があります。その時初めて真の日韓友好が始まるでしょう。 どうもありがとうございました。
- sqw-99
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>教科書はその手助けに過ぎないのではないでしょうか。 全くその通りだと思います。 日露戦争は講和したのであって、ロシアは降伏していません。 こう、ちゃんと記載してあっても、日本は勝利した。 こう解釈する方が殆どです。 恐らく、勝っんた!講和したんだの大戦争です。 韓国併合は正当であった。間違いだ。の大論争です。 どこが良く、どこが間違いであったのか、 また、これから日本は、歴史を参考にし、省み、 どうすべきかだと思います。 歴史は勝ち負けや、正しい、間違い。これだけでは無いと思います。 この歴史本を読み、 正しいと右傾化しても、間違いと左傾化しても、 どちらに転ぼうと、私には関係ありません。 少なくとも、柔軟な思想を持ってもらいたいものです。
お礼
>どこが良く、どこが間違いであったのか、 >また、これから日本は、歴史を参考にし、省み、 >どうすべきかだと思います。 その通りだと思います。過去をどのように未来に生かすかという視点が今の多くの教科書では分かりづらいように思いました。 どうもありがとうございました。
補足
><「韓国併合は正当であった」ということは今の基準から考えると正しくはないと思う> あなたがこのように思う根拠は何ですか。 自由、独立、平和、共存、尊厳など今の日本国憲法の掲げる理想からすれば、韓国併合は韓国人の自由や独立を奪ったものですから正当ではないと思います。しかし、当時の世界情勢からすればおのずと違ってきます。当時では有効かつ正当であったと判断しています。ただ、現代の日本人がそのことで贖罪意識をを持つ必要はないと考えます。