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デジタル放送について疑問
テレビのデジタル放送が始まりましたが、アナログからデジタルへの移行計画が駆け足としか思えません。 地方でも2007年初頭までには放送が始まりますが、その4年半後の2011年夏でアナログ放送をやめてしまうのは、納得がいきません。 不景気なご時世にチューナーやテレビの需要は期待が薄いですし、ハイテクの押し付けという感じもします。若い世代はそれでいいかもしれませんが、高齢化社会が急速に進行しつつある今、ハイテク路線に突き進むのは間違っているような気がします。ましてコピーワンスとか言う技術を導入されては、デジタル放送の導入を頓挫する消費者も出てきます。 今のデジタル放送移行計画は、十数年後には全人口の3分の1を占めるであろう高齢者を置き去りにしたプランとしか言いようがないです。にもかかわらず、デジタル放送への移行を急ごうとしています。 諸外国でもデジタル放送は二の足を踏んでいる状態で、アメリカでもアナログ放送は来年中に止める計画だったのが普及が今ひとつだったために延期になったとか… アナログ放送の終了を急ぐ理由や、コピーワンスなどという理不尽な制度を導入したのはなぜでしょうか?
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もともと、アナログ放送は デジタル放送のアナログ比100%エリアカバー、 受信機普及率のアナログ比85%普及した時点で終了するよう 検討されていました。 デジタル放送開始のために、アナアナ変換をする必要があったのはご存じだと思いますが、 この対策費用は後ろ向きの費用ですから 放送事業者も視聴者もお金を出したがりませんでした。 そこで国費投入となったのですが、これの見積もりに関し、 特に受信者側の対策費に見積もりの誤りがあり、 実際より高い金額(といっても対中ODA2年分くらいなのですが)がかかることになりました。 旧郵政省には金がなかったので、この対策費の財源を割り当てる代わりに、 アナログ停波後の空きチャンネルについて 他の事業者にすぐ割り当てられるようにするよう求められ、 結果として冒頭に書いた普及率による縛りはなくなったのです。 一方では2011年でも遅い、という話もあったのですが、 とりあえず2011年より遅くはしない、ということで結論付きました。 コピワン等についてもいろいろあるのですが、 経緯が違うのでまた別のところにでも。 ちなみに、諸外国でも二の足、という話を書かれていますが、 地上デジタルで比較的うまくいっていないのはATSC方式を導入したアメリカと韓国くらいで、 スウェーデンやドイツ等では、今年までにアナログが停波する(した)ところもあります。 ハイテクが本当にハイテクなら、それを使って高齢者向けにすることも出来るはずで、 問題はハイテクを使うかどうかではなく、 ハイテクをどう使うか、というやり方にあるのではないかと思いますが。
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- KCB_TV
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もうデジタル放送を始めてしまった以上、実際のところアナログ放送を早く終了させたいのです。終了させたいのは、国でも視聴者でもありません。そう、放送局です。 アナログ放送とデジタル放送を同時に行うと(サイマル放送)維持費用などが高くなります。大都市の民放は関係ないんですが、地方の民放にとっては大きな負担です。さらに地方は難視聴地域の対策で中継局をたくさん立てなければなりません。 国の主張は、「デジタル化して中継局を減らして、余った周波数を携帯電話事業者等に売却して有効活用しよう」ということです。VHF帯とUHFの53~62chが売却対象となっています。 どちらにしろ、デジタル化で得するのは、国、大都市の民放で、負担が掛かるのは、視聴者、地方の民放・ケーブルテレビでしょうか?
お礼
ありがとうございました。 しかしこうした回答を見ますと、デジタル放送なんて始めなければよかったという気がしないでもないのですが…
- venuspower
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こんにちは。 テレビのアナログ放送が、あと6年で終わってしまうとすると、 テレビの耐用年数から考えて、 今からテレビを買うのは、得策とは言えない時期に 入ってきましたね…。 コピーワンスなどという、息苦しい束縛がなぜ選ばれたのか、 私も知りませんが、 参考URLの、アメリカの事情をご参照ください。
お礼
ありがとうございました。 デジタル放送の環境はなんと複雑なことでしょうか…
お礼
回答ありがとうございました。 うまく言ってないのは米韓ぐらいですか。でも「受信機普及率のアナログ比85%」に達するには2010年代後半ぐらいまでかかりそうな気がします。 それにハイテクといえば、ゴテゴテした機械というイメージがあり、アンシニアフレンドリーという気がするのです…