- ベストアンサー
塩化- とクロロ-
化合物の名称を書くときに、例えば CH3CH2CLの場合、 塩化エチル・クロロエチル、どちらの名称で呼んでも 構わないのでしょうか? よろしくお願いします。
- 化学
- 回答数2
- ありがとう数3
- みんなの回答 (2)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
化合物の命名体系には,置換式命名法,基官能命名法,付加式命名法,除去式命名法,接続式命名法,類型的命名法など幾つかあります。御質問の化合物名の「塩化エチル」は基官能命名法に基づく名前であり,「クロロエチル(#1 さんお書きの様に正しくはクロロエタンです)」は置換式命名法に基づく名前です。 「基官能命名法」では『化合物の中の一つの特性原子団を官能基類名一つで表し,それに結合している分子の残りの部分を基として表して,官能基類名の前につける』事で命名します。今の場合,「CH3-CH2-Cl」の特性原子団は「-Cl (chloride)」で,残りの部分(CH3-CH2-)は「ethyl 基」です。したがって,名前は「ethyl chloride」となり,日本語では「エチル・クロライド」または「塩化エチル」となります。 「置換式命名法」では『特性原子団を接頭辞・接尾辞として,基本化合物の名称につける』事で命名します。今の場合,「CH3-CH2-Cl」の特性原子団(-Cl)は「chloro-」の接頭辞となり,基本化合物は Cl- を H- に換えた「CH3-CH3 (ethane)」です。したがって,名前は「chloroethane」となり,日本語では「クロロエタン」となります。 これらは何れも IUPAC で認められた命名法ですので,どちらの名称も正式なものです。ただし,一般的には「基官能命名法」よりも「置換式命名法」の方が良いとされています。 以上,詳しい事は命名法に関する成書を御覧下さい。
その他の回答 (1)
- shkwta
- ベストアンサー率52% (966/1825)
「塩化」「クロロ」はいろいろな使い方をする場合がありますが、ご質問の場合は 塩化△△=塩素原子と△△が結合したもの クロロ▲▲=▲▲の水素原子を塩素原子に置換したもの と考えると良いでしょう。 ご質問の場合、△△=CH3CH2-, ▲▲=CH3CH3 となります。したがって、CH3CH2Cl の名称は「クロロエタン」で、その別名が「塩化エチル」です。 クロロエチルというと、エチルの水素原子を塩素原子に置換したものなので、 ClCH2CH2- 2-クロロエチル基 CH3CH2(Cl)- 1-クロロエチル基 という基を表わします。 次のサイトによると、クロロエタンをクロロエチルということもあるようですが、適当でないと思います。 http://www.env.go.jp/chemi/communication/factsheet/data/1-074.html
関連するQ&A
- 二塩化アジポイルの分子量について
二塩化アジポイルClOC-(CH2)4-COClの分子量は、183.04mol^-1でよいですか?? H:1.008 cl:35.45 c:12.01 O:16.00 で計算します。 よろしくお願いします!!
- ベストアンサー
- 化学
- 加水分解する速度について
CH3-O-CH2-Clの構造をした化合物は、tert-butyl-Clの構造をした化合物より加水分解する速度が速い理由を説明しなさいという問題をだされたのですが、 この場合、CH3-O-CH2-Clやtert-butyl-ClはSn1反応することにより加水分解されると思うのですが、どうしてCH3-O-CH2-Clの加水分解する速度のほうが速くなるのでしょうか? また、tert-butyl-ClはE1反応も起こることがあると思うのですが、この場合も加水分解と呼ぶのでしょうか?
- ベストアンサー
- 化学
- 塩化第二鉄のエッチング液の組成について
エッチングを行うためにエッチング液を購入しました。 商品のボトルや説明書には 塩化第二鉄(Fe2Cl3)のエッチング液だと表記されています。 FeCl3の誤記ではないかと疑いました。 しかし、廃液を業者に依頼する予定です。 そのため、塩化第二鉄以外の薬品が混合されているのかを購入した店に問い合わせしました。 返答はエッチング液の成分は塩化第二鉄だけだと言われました。 Fe2Cl3の組成式については塩化第一鉄( 塩化鉄(II) )も混入してFe2Cl3になっていると言われました。 Fe2Cl3という組成が成立するのか? 塩化第一鉄と塩化第二鉄が混合してFe2Cl3の水溶液になるのか? など教えてください。
- 締切済み
- 化学
- 塩化鉄(3)試験での
えっと、先日フェノール類かどうかを調べるために塩化鉄((3))試験を行ったのですが、不可解なことがありましたので教えていただきたいです。 一応、恥ずかしながら自分の意見も入れますのでどうか消さないでください。 呈色反応で試料は(1)サリチル酸メチルと(2)p-tert-ブチルフェノールだったのですが、構造式などをみたり名前でも分かると思いますが、私の予想的には(1)(2)どちらもフェノール類として反応するはずですよね。 実験では、第一法としてエチルアルコールの溶媒に溶かしたのち塩化鉄溶液を入れました。 すると、(1)は反応したのですが、(2)は呈色しませんでした。 なので、第二法として溶媒にクロロホルムを使い、塩化鉄溶液を入れると(2)は呈色反応を示しました。 なぜ、(2)は第一法では反応を示さなかったのでしょうか? 私の考えですが、第一法での塩化鉄溶液は無水塩化鉄((3))1gを200mlの水かエチルアルコールに溶かしたものを使い、第二法での塩化鉄溶液は無水塩化鉄((3))1gを100mlのクロロホルムに溶かし、8mlのピリジンを加えて沈殿物をろ過した溶液だったので、200mlに対しての1gでは塩化鉄が薄すぎて反応しなかったのかなと思いました。100+8mlに対して1gの塩化鉄の方が濃度が濃いわけだから第二法で呈色したのかとおもったのですが、なぜ第二法での溶液にピリジンを加えたのかも分かりません。 よければ、ご回答くださると幸いです。 よろしくお願いします。
- ベストアンサー
- 化学
- ポリ塩化ビニルとポリ塩化ビニリデンの見極め方
分光学的手法をもちいてポリ塩化ビニルとポリ塩化ビニリデンを見極めることは可能でしょうか。また、これらに関係するハロゲン化有機化合物の有用な吸収帯をおしえてください。
- ベストアンサー
- 化学
- アルキンと塩化水素 付加
CH≡CH + Cl2→CH2Cl=CH2Cl 1,2ージクロロエチレン この式が 参考書の載っていたのですが これはどこから水素がでできたのかおしえてください
- ベストアンサー
- 化学