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物理に関する疑問

stomachmanの回答

  • stomachman
  • ベストアンサー率57% (1014/1775)
回答No.2

速度がk倍になると衝撃が(k^2)倍になる、と仰る。この「衝撃」って何でしょうね。  運動量の保存則から、力積=(ぶつかっている最中に発生する力×ぶつかっている時間) は(物が壊れたりしない限り)速さに比例します。ですから、ご質問は「運動エネルギーが速さの2乗に比例するのはなぜか?」という問いでしょうか。  エネルギーがたんに「勢いを表す数字」であるうちは何でも良いのです。ゲームで「攻撃力1000」とか言ってるのはそういう、「たんに勢いを表す数字」ですね。  そうではなくて、エネルギーを「保存する量」として扱うためには、エネルギーの足し算が出来なくちゃいけません。さらに、種類(運動エネルギー、位置エネルギー、熱エネルギー…)によらず、同じ尺度で測れなくてはいけない。(「保存」とは、どんな種類のエネルギーに姿を変えても、エネルギーの総和は保たれる。という意味ですから。)  これらの要請を満たすように「エネルギー」という尺度を構成すると「運動エネルギーは速さの2乗に比例する」という結果になる。  コップに入った100ccの水の温度を1℃上げると、熱エネルギーがその分だけ増える。  2つのコップにそれぞれ100cc入っている水の温度を1℃上げた場合には、熱エネルギーの増加は最初の実験の2倍でなくてはなりません。足し算ができる、という要請があるからです。そのように「熱エネルギー」を定義しなくてはならない。  位置エネルギーを熱エネルギーに変える場合、1mの高さに吊り上げたおもりが0mの高さにある水中に落ちて静止することで水の温度が上がる。この実験を2回繰り返すと2倍の熱エネルギーが発生する。1mの高さにあるおもり2つを落としても2倍の熱エネルギーが発生する。では2mの高さに吊り上げたおもりをまず1mの高さにある水に落とし、それからさらに0mの高さにある水に落とすとどうか。これも2倍の熱エネルギーが発生する。2mの高さにあるおもりを0mの高さにある水に落としても、やはり2倍である。  かくて、高さhとおもりの質量mを使って、 (発生する熱エネルギー)=(おもりの位置エネルギー) ∝mh であることがわかります。(∝は比例の意味です。)  おもりを落とすのでなくても、ぶつかる直前の速度が同じなら、発生する熱エネルギーは同じです。どうやっておもりをその速度にしたかは関係がない。つまり位置エネルギーは運動エネルギーを経て熱エネルギーに変わった。  高さhからおもりを落とすと、高さ0で水にぶつかる直前の速さはv=√(2hg) (gは重力加速度)ですから、 (おもりが高さhにあったときの位置エネルギー) = (おもりが速さv=√(2hg)のときの運動エネルギー) が成り立つためには (おもりの運動エネルギー)∝mh=m(v^2)/(2g) でなくてはならない。  以上のようにして、運動エネルギーが速さの2乗に比例することが分かります。

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