ボーダフォンの広告は著作権法違反？

質問

ボーダフォンのCMや広告ポスタで、
TV録画が出来るという機能を宣伝しています。

TVなどの著作物は個人で楽しむ範囲（私的利用）ならば
制作者に無断で録画することが許可されていますが、
ボーダフォンのCMでは、
”他人に見せる”という行為をしており、
個人で楽しむ目的という範囲を超えていると思います。

「新ネタ録画」篇
http://www.vodafone.jp/japanese/cm/index.html

他人に見せたり、複数の人へ録画したものを見せよう！という悪い方向へ手助け（違反）する意思が感じられます。

法的では、これはどのように解釈されるのでしょうか。

CMで行うくらいなので、法的に問題がないように
万全の配慮をしていることと思いますが。。。

回答No.4

palpal_jk · ベストアンサー

再び、No.3です。

投稿した内容を良く見たら一部勘違いがありました。

（1)放送された番組を論音・録画することには21条の複製権として録音・録画権が働くがここでの録音・録画行為は30条の私的利用のための複製の範囲内なので複製権は制限される。

と書きましたが、現状の著作権法では厳密には見せる対象の人（例えば友達、知り合い）が私的利用の範囲内に属さない場合に、それらの人に録音・録画したもの見せる目的で録音・録画する場合は21条の複製を行ったものとみなされ他の制限規定の複製に該当しない場合は違法複製とされます。その辺の注意が必要です。

回答No.3

palpal_jk

「通常」の使い方では著作権法の問題はまず生じないようです。

まず、
(1)放送された番組を論音・録画することには21条の複製権として録音・録画権が働くがここでの録音・録画行為は30条の私的利用のための複製の範囲内なので複製権は制限される。（なお、録画したものを他人に見せることは21条の複製権と何の関係もありません）
(2)次に放送されている番組を公衆に視聴させること（録音・録画されているものを再生することは含まず）は23条2項の公衆伝達権が働くが、これも38条3項の制限規定の範囲内で行う分には公衆伝達権は制限されます。
(3)次に放送番組を録音・録画したものを公衆に視聴させることには放送番組の内容によって22条の上演権、又は演奏権、22条の２の上映権、24条の口述権が働くことがあるが、これらは38条1項の制限規定の範囲内で行う分には上記著作財産権は制限されます。

つまりは、

(1)については録音・録画したものを私的利用の範囲外の人に電話回線を通じて転送できる機能が付いている場合にはその使い道に注意が必要ということになります。
(2)についてはその受信装置が「家庭用受信装置」とされる場合には制限規定により営利目的で視聴させることも可能となります。「家庭用受信装置」とみなされない場合でも営利目的等外で視聴させることに問題はありません。
(3)についても営利目的等外で視聴させることに問題はありません。

と概観していくとまず(2)(3)についていまどき料金を徴収等して録画したテレビ番組を見せる人などいるのでしょうか？（ちっこい画面でみても、迫力ないし・・）
(1)についは録音・録画をしたものを他の受像機に転送できる機能がついている場合には私的利用のための複製の範囲を超えて複製する人がいるかもしれませんね。ただし、そのような機能が付いていても現状の放送受像機のシステムの問題同様に私的利用の複製の制限規定の範囲外で複製を行うかいなかは使う人の意識の問題でしょう。

昔、テレビ時計が発売された時には、おーすごいと思いましたが結局はやりませんでしたね。今回のはどうなんでしょうか？？？

回答No.2

mokonoko

確か、著作権法第３８条にある

＞3　放送され、又は有線放送される著作物は、営利を目的とせず、かつ、聴衆又は観衆から料金を受けない場合には、受信装置を用いて公に伝達することができる。通常の家庭用受信装置を用いてする場合も、同様とする。

という記述から問題無しとされているはずです。

回答No.1

ryu-sei

方的な解釈はよく分りませんが、ビデオなどでもあるように利益目的で使用する事は著作権の侵害だと思いますが、個人的に録画して友達同士で見せ合うのは利益には関係ないのでいいのではないでしょうか？
ですので、ボーダフォンの録画機能は別に問題ないと思います。