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展覧会の絵(ラヴェル版)でのプロムナード省略の意図は?

先日初めてピアノ原曲を聴きました。すると、余計なというかカタコンブの前にともう一箇所入っていたかもしれません。 なぜ、ラヴェルは省略したのだろうと、自分なりに考えました。おそらくちょっとプロムナードのテーマを忘れさせるためか、超過提示だと思ったのかなと。5分かもうちょっと開けて、大門のあそこでプロムナードを再現する心理的効果をより出そうと狙ったのかなと(そしてそれは成功している様)解釈したのですが、なにか資料があるのでしょうか。というか、みなさんのお考えでもお聞きしたいと思って、質問してみました。

質問者が選んだベストアンサー

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  • Ta595
  • ベストアンサー率57% (525/911)
回答No.2

こんにちは。 もしかしてどこかでお会いしてますか?(もちろん,実際にということではないですよ^^;) 私はもっぱらオーケストラマニアですので,ピアノ版はあまり詳しくないです。また,ネットでちょろちょろと検索したのですが,よく分かりませんでした。なので,以下は資料一切なしでの私の想像(妄想)です(^^。 この曲の「プロムナード」は,ちょうど本当の展覧会で絵と絵の間を気分転換しながら歩いているような効果をもたらしていると思います。ラヴェルの省略の意図ですが,前半は絵を見て,休んで,というゆったりペースで曲を進めて,後半一気に集中力が高める,という構図を考えたのかもしれませんね。その「ギアチェンジ」のきっかけとして,「サミュエルゴールデンベルクとシュムイレ」のテンションの高さを使いたかったのでは,というような気もします。 しかし,ピアノで聴くと,オケ版ほど「サミュエル~」から「リモージュの市場」に一気にいって欲しいという感じはないですよね。やはり,ラヴェルの編曲があってこその省略なのかな,と思いますが,いかがでしょうか? 確かに,オーケストラ版に慣れてしまった私にはやや余分に聴こえますが,逆にピアノ版になじんだ人はオケ版が物足りないそうですから,どちらがよいか,は何とも言えないところでしょうね。ラヴェルの展覧会は,「編曲」の域を完全に超えた作品ですから(他の人のものはどうも「編曲した」という感じの一抹のぎこちなさがありますよね),そもそも比べること自体に無理があるのかもしれません。 *検索中におもしろいサイトを見つけましたので,掲載しておきます(ここって無断リンクOKなのかしら?)。

参考URL:
http://www4.synapse.ne.jp/tabata98/XPX/index.htm
noname#32495
質問者

お礼

多分お会いしています。お世話になったと思います。 ご紹介のサイト面白く拝見しました。参考になります。 やはり、ご指摘のとおり、後半で一気に加速するイメージがありますね。そこがアレンジの妙味がある気がします。 やはり管弦楽はよりドラマチックにという感覚がある気がします。流れが大事です。ピアノはちょっと感覚が違いますね。

その他の回答 (1)

  • ADEMU
  • ベストアンサー率31% (726/2280)
回答No.1

原曲では、本来「リモージュ市場」の前のプロムナードはこの曲へのアタッカ(続けて演奏するもの)ではずせないものなんでしょうが、いかんせん今までのプロムナードと違い、第1プロムナードと殆ど同じということで、音楽的にはソナタ形式の第1楽書の繰り返しみたいなイメージがあり、あまりにも無意味であるとラヴェルが思ったのではないかと思います。それまでのプロムナードは本当に曲と曲をつなぐいい音楽であったと思うのですが、ここのプロムナードはピアノ原曲でもなんか浮いた感じがします。 ラヴェルは一応原曲に忠実に編曲はしていますが、スコアを見てもわかるように実際にない音とかも付け加えていますのでやはり自分の世界をオーケストレーションによって「ラヴェルの展覧会」を生み出していると思います。 ちなみにピアニストでもあるアシュケナージはその辺は忠実(プロムナードのカットもなく)に編曲しています。

noname#32495
質問者

お礼

そうですね!ほとんど冒頭と変わらないのです。ラヴェルは特に簡潔さを好みますから、納得できる気がします。やはりそれは、しばらくプロムナードが無く、終曲の後半で回想される効果をよりあげることになったと思います。

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