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硫酸亜鉛のEDTA滴定について
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EDTAはエチレンジアミンテトラアセテートなので H4Yの4つの酸と考えることができます。 そのためH4Y,H3Y-,H2Y2-・・・と解離していくのですが、 亜鉛とではY4-の時が一番錯形成しやすいのです。 金属によって違うのですが、まあCOOーのほうが 錯形成しやすいかなと見当はつきます。そのため 高pHの方がいいのです。 また解離する際にプロトンを出すのでそのpH変化が 影響しないように緩衝液の方がいいのです。 なぜこの緩衝液なのかという質問なのでしたら まあアンモニアだったらアミンと一緒なので反応 してしまったりしないだろう、カルボン酸とも 弱酸弱塩基で反応しないだろうと想像はつきます。 あと亜鉛はアンモニアとも反応してZn(NH3)2+をつくる はずなのでだめじゃないかとおもわれるかも 知れませんが錯形成定数(安定度の度合い)は あきらかにZn-EDTAの方が高いです。ちゃんとした本には のっているはずです。そのためアンモニアはほとんど 影響を与えません。キレート効果の方が安定というのは 1つずつつくより2つ一気にの方ががちっとついて安定そうじゃないですか?実際そうなのですが、さらにわかりやすい ものでは、 Zn(H2O)6 2+ +6NH3→Zn(NH3)6 2+ +6H2O Zn(H2O)6 2+ +EDTA→Zn(EDTA)2- +6H2O の2つの式に置いて下の化学式では 分子数が2つ(Zn(H2O)6 2+を1つと見る) から7つに増えてますよね。 これがエントロピーの増加(乱雑程良い)の効果を 生み、安定化させるのです。キレートをつけると いうことは反応のあとの系全体(これが大事ですが) の分子数が増し、安定化するのです。 だからキレート効果は安定ということです。 少し言い過ぎましたがそんなところじゃないでしょうか?
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- myeyesonly
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こんにちは。これはキレート滴定ですから、できたキレートが安定に存在しないと困ります。そのキレートが安定に存在するpHにしてあるのではないでしょうか。 あとアンモニアー塩化アンモニウム緩衝系を用いるのは、EDTAがキレートを作る場合、分子内の二つのアミノ基が重要な働きをするので、このアミノ基に影響を与えない成分である必要があるからじゃないでしょうか。
お礼
どうもありがとうございます。今日初めてだったんですが、こんなに早く答えていただけて助かりました。
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