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超伝導体の熱伝導率について
motsuanの回答
電気伝導と熱伝導の関係ですが 金属の場合、電子が熱を運ぶ割合が大きく、 熱を伝えるのに関わる電子の数や 移動のしやすさやが熱伝導率にそのまま利いてきます。 このとき熱というのは出鱈目なエネルギーを電子に与え 電子はそれに応じて、ばらばらに動くわけですが 全体として(あっち行ったり、こっち行ったりを すべて合せると)ある方向(温度の低いほう)へ エネルギー(熱)が伝えれれることになります。 一方、超伝導状態は、 電子が通常の伝導状態と異なり、 電子が一定の秩序をもって運動している状態です。 つまり、上に書いたようなばらばらなエネルギーを 個別に与えれられても電子1個としては対応できないわけで、 秩序を乱して、エネルギーを運ぶか、 出鱈目なエネルギーを運ぶのを止めるしかありません (秩序を乱すには、他の電子にも負担がかかり、 それなりに強いエネルギーでなくてはならないためです。 熱自体は弱いエネルギーから 強いエネルギーのつぶ(?)を含んでいるので 全部が遮断されるわけではありません)。 したがって、超伝導状態では電子が熱をあまり伝えなくなります。 たとえば、極低温では熱スイッチとして使われています。 http://www.s.kanazawa-u.ac.jp/phys/physics_MC/ult_html/ADR.html ということになると思います。
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大変分かりやすく適確なご回答ありがとうございました. 超伝導の理屈というのは素人には大変分かりにくいのですが通常金属の完全導体と全く違うということは良く理解できました。