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耐熱250℃の環境+DC2,500V 使用可能な電線は存在するか?
- 耐熱250℃の環境で常時DC2,500Vを流すことができる電線を探しています。
- 既存の電線では対応できないようですが、特注でも製作は不可のようです。
- もし常時1,500Vで使用した場合、どのような現象が起こるのか教えてください。
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補足を参考にさせて頂くと,恒温槽内で部品を評価するために外部に引き出 すリードワイヤーの様な用途と想像します。 そのような用途であれば,絶縁物の寿命は40,000時間も必要ではなく, 試験時間に耐えればよいと言った割り切った考え方もあろうかと思います。 電気用品安全法の考え方に基づけば,絶縁物の耐熱温度は寿命40,000 時間が基準と思います。1,000時間の試験時間だけ耐えればいいのなら ば,表記の耐熱温度が200℃の電線でも250℃で使っても何とか持ちこ たえると想定されます。(アレニウスの法則により,絶縁物の寿命は温度が 10℃上がると半減すると言われています) 耐圧が不足する場合は,電線の外側にガラス編組チューブのようなものを被 せて,電線に密着した絶縁物の電界強度を低下させれば,実力的には電線の 耐圧を超えて電圧をかけても問題生じません。 上記のような便法を使い,実験用と割り切ればシリコーン電線またはテフロ ン電線が使えそうに思います。 なお,コネクタ部は大いに課題がありそうな気配があります。また,約150本 もの電線を引き出したいとのことですが,耐圧を要求すると細いケーブルは 使えませんので,この点も気がかりです。
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まず、どのような現象が起きるのか? 推測で書きますが、絶縁被覆の炭化による絶縁破壊ですね。 それと、もう少し周辺状況をお聞きしたいのですが、可とう性は要求されますか? されないのであれば、セラミックでダクト状のものを作ってその中に裸導線を入れるという手もあります。
お礼
昨日この件で、装置メーカーの方と打合せしてきました。 セラミックのビーズ状(小さいのもの)をつなぎあわせる事により、曲げることも可能だろうという 話になり、今回その方法を用いた仕様で、進める方向になりました。 アドバイスありがとうございました。
補足
アドバイスありがとうございます。 ご質問の件ですが >それと、もう少し周辺状況をお聞きしたいのですが、可とう性は要求されますか? →はい、可とう性が必要です。 【補 足】 耐熱基板に穴を開け、耐熱コネクタ(3極)50個程度ビス止めを行い、コネクタのリード部(端子)に溶接で 空中配線したいと考えております。 約150本の電線を束ねて、高温層内から引き出す必要がある為です。
お礼
アドバイスありがとうございます。 「アレニウスの法則」は、知りませんでした。確かに試験に耐えられればいいので。その話をお客様にしてみます。 >コネクタ部は大いに課題がありそうな気配があります。 →この件に関し、弊社はコネクタメーカーなので、実績のある素材を使用し、特注にてコネクタを製作しまするので その辺は問題ないと考えております。 >約150本もの電線を引き出したいとのことですが,耐圧を要求すると細いケーブルは 使えませんので,この点も気がかりです。 →弊社もどうするか、検討課題となっています。本日この件で打合せをする予定です。