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モータプーリ軸穴の破損とは?キー抜けと止めネジの関係を考える
- 2.2kWモータでVベルト駆動している水ポンプのモータプーリの穴(キー使用)が破損しました。赤い錆粉が発生し、プーリ側キー溝が広がってしまいました。キーがシャフトから抜け出た形跡はありませんが、キーを上から押す止めネジの緩みが原因の一因として考えられます。
- モータプーリ軸穴の破損について、原因追求中ですがキー抜けの形跡はなく、赤い錆粉が発生し、プーリ側キー溝が広がってしまいました。一因としてキーを上から押す止めネジの緩みが考えられますが、止めネジはキーの抜け防止のために付けられているだけであり、キーが抜けない構造であれば止めネジは不要と考えられます。
- 2.2kWモータでVベルト駆動している水ポンプのモータプーリの穴(キー使用)が破損し、プーリ側キー溝が広がってしまいました。破損の原因はまだ特定されていませんが、キーを上から押す止めネジの緩みが一因として考えられています。しかし、キーが抜け出た形跡はなく、止めネジはキーの抜け防止のためだけに付けられており、キーが抜けない構造であれば止めネジは必要ないと思われます。
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キー部分のみの止めねじでは、プーリを軸に固定する機能も兼ねている のでは、相当大きなトルクで止めねじを締付けていると推測します。 これは、回転トルクとは別に、キー溝へ止めねじ締付けの応力が掛かり 破損原因となります。<キー溝は、応力集中する形状なので、余計に> キーが抜けない構造であれば、 ★ キー上部の止めねじは、キーが躍るのを防止する程度であまり締付 けない<ナットを用いて、止めねじの緩み止めは確りと> ★ キーが軸にて固定していて、抜けない構造であれば、キー上部の 止めねじは廃止し、反対側に120°振り分けで2箇所止めねじを設け プーリを固定する方が良いかも <破損したプーリに取付いていたキーの劣化が少ない事が条件ですが> 等を考慮して、再製作してみて下さい。 それと、プーリが小さいのなら、鋳物から調質の鋼材へ材質変更するのも 検討した方が良いでしょう。 加工ができる、調質材です。<S45CやSCM435の丸H材等々です>
当方でも経験があります ラック&ピニオンでモーター軸を下向きにした走行台車で モーターシャフトが破断しピニオンが落下しました ピニオンとキーが落下しないようにシャフトにタップを開け厚ワッシャで 落下防止としていましたがシャフト破断までは想定していませんでした 破断部はキー溝のコーナー部から縦に割れたようになっていました 溝はかなり広がっていました 落下防止のワッシャが落ちてピニオンがだんだんずれていき破断したのか キー溝がだんだん広がって破断 落下したのかはわかりませんでした もしかするとシャフトにタップをたてた為それが破断を誘因したのかもしれません 適切な長さの締嵌めのキーを使用し 加工精度を管理するくらいしか対策できませんでした
プーリの材質は、何ですか? プーリ側キー溝コーナーとボス外形の差は、キーの幅寸法の1.5倍 ありますか?<応力が集中する形状であるため> 止めねじは、2箇所ありますか? 一方は、モータ軸に直にセット<プーリの抜け止め> キーの上の止めねじは、キーの抜け止めとキーのガタつき防止 キーへの衝撃荷重負荷を多少軽減します
お礼
回答ありがとうございます。 現状では、 ?プーリ材質はFC200~250です。 ?ちょうど1.5倍です。 ?止めねじは、キーを押す1箇所のみです。 軸を押す止めネジの追加を検討しているところです。
こんばんは。 すきま嵌めでは無いかと推察しますが、もしそうであれば、すきま嵌めが キー磨耗の原因と思われます。 例えば、モーターの出力軸にカップリングをつけて、向かい合わせに 別の軸(以下駆動軸)をおいてカップリングでモーターと結合します。 同じ駆動軸にプーリーを取り付けて駆動しますと、駆動軸のカップリングと プーリーの嵌めあい公差が全く同じでもプーリーのみが破損します。 かかっている軸トルクは同じ、違うのはプーリーのみに軸とは直角方向の 引っ張り力が働いている点です。これが何を意味するかと申しますと、 半回転で穴が軸のキー側に寄り、もう半回転で穴が軸のキーと反対側に 寄るわけです。回転を無視して考えた場合、軸トルクでキーとキー溝の壁が 押し付けられた状態で、嵌めあいの隙間分だけ往復運動をします。 例え1/100の嵌めあい公差でも、繰り返すうちにキーないしキー溝が 磨耗します。 では、セットスクリューの存在は?と言う疑問が生じますが、実際に ばらして見ますと、あって無きが如しで、くぼみ先なら丸く、とがり先なら 先端がキーに食い込んでしまっています。嵌めあいは面で荷重を受けるもの であって、線や点ではいずれ無効になると思ったほうがいいと思います。 キーの軸方向への抜けは防げるとは思いますが。 軸トルクと、軸と直角方向からの引っ張りを同時に受けるプーリー、スプ ロケットの嵌めあいは「締まり嵌め」を推奨します。 文面から受ける印象は、モーターの出力軸に直接プーリーを嵌めていら っしゃるようなので、プーリーの孔径は軸径の-1/100あたり、 150度くらいまでプーリーを暖めて焼嵌めをするのが良いように思い ます。あまり欲張ると、モーターのベアリングのグリスが融けてしまう とか、材種によっては焼き戻し脆性などの弊害が出ますので気を付けて ください。 同じような件で散々な目に会いましたが、締まり嵌めにしてからは同じ 案件は出ていません。 参考になりましたら、幸いです。
お礼
詳しい解説ありがとうございます。 確かに中間と言うよりスキマぎみです。 モータの出力違いで同型で5機種のポンプがあり、 どれもがG7の公差で、30年来製造してきましたが、 キー溝破損の不具合は、ほとんど起きていません。(皆無と言えます。) 「締まり嵌め」や「テーパブッシング」を使えば良いのは分かっているのですが、、、 なので、それ以外に何か他の理由が無いか考えているところです。
プーリー穴に軸を圧入するぐらいの嵌め合いなら貴殿の論理は通用します 通常H7程度の嵌め合いでは緩み止めのねじは必要でしょう ねじでキーの反対側を引張り上げて軸との固定をしっかりさせます。 テーパーキーも同じ理屈ですね モーター軸は根元が若干太くなっています プーリーを根元までしっかり 押し込んで端面にねじ立てして厚いワッシャで押さえ込むのも有効 回転方向が一定でも負荷の変動や停止時に逆方向にトルクが掛かります この繰返しでプーリーが回されて キーが痩せたりキー溝が広がります。 高精度・高剛性の取付はテーパーでの取り付けをお勧めします。 実際に内面研削盤の主軸モーター(この場合はリングコーン)で 同じ様な経験があります。 研削液が潤滑剤の役割をしてキーが細くキー穴が広がっていました。 組立ての際に 締まり嵌め を採用することはためらいがあります。 主眼は軸の回転方向の遊びが少しでも有るとトラブルに繋がる為 キーとキー溝の隙間を出来るだけ小さくして軸とプーリーをしっかり固定する事。 >120度ずれた位置に軸を止めビスで押してる場合がありますが、 同じ効果を狙ってると考えて良いでしょうか? 1箇所だけの固定では同軸に影響が出やすい為に3点で同心に近い所での 固定と締結力の強化を狙った物だと思います。
補足
早速の回答ありがとうございます。 確かに、穴はG7なので、圧入はしていないです。 >ねじでキーの反対側を引張り上げて軸との固定をしっかりさせます。 これは、キーの固定と言うよりも、 プーリを軸に固定する意味合いなのでしょうか? 120度ずれた位置に軸を止めビスで押してる場合がありますが、 同じ効果を狙ってると考えて良いでしょうか? ポンプ側に関しては、軸端にタップ加工して固定したり、 テーパ締結を採用していますが、 モータ側は標準のモータ軸をそのまま使用しているのが現状なのです。
お礼
ありがとうございます。 汎用の三相モータを使っており、 キーは(h9) 軸キー溝は(N9) プーリのキー溝は(JS9) です。 壊れたものは全て、プーリ側のキー溝が広がってます。 キーもプーリとの接触面が叩かれて摩滅しました。 軸側は壊れません。 プーリは5インチ程度なので、他材質への変更も考えられますが、 現状は鋳物の購入品です。