転移歯車の計算方法に関する質問
- KHKのwebより転移歯車の計算方法を学んでいたが一部の計算が理解できず進められない状況になった。
- 問1では、invαの数値が0.034316になる条件がわからない。
- 問2では、インボリュート関数表の読み方がわからず、数字26.0886゚を導く方法について尋ねている。
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転移歯車の計算方法に関しての質問です
KHKのwebより以下の計算を行いましたが途中で理解出来なくなり頓挫してしまいました・・・ 全く初歩的な質問かとは思いますが、宜しくご指導願います。 問1 表4.3 転位平歯車の計算(1)の表で 5. インボリュートα' invα' 2tanα((x1+x2)/(z1+z2))+invα 0.034316 となっていますが 5.の数式のinvαの部分にはどのような数値を代入すると0.034316と言う解答になるのかが判りません。 invα = tanα-αとして圧力角20゜だとすれば tan20-20=-17.7628(度)という計算結果になってしまいます 問2 インボリュート関数表の読み方が判りません 6.かみあい圧力角α' インボリュート関数表より求める 26.0886゚となっていますが http://www.khkgears.co.jp/gear_technology/basic_guide/KHK357_2.html の関数表を見ると横軸に角度、縦軸に数字の表示になっています、どのように見れば20.0886゚という数値が導けるのでしょうか? 愚問で恐縮ですが宜しくお願い致します。
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KHKさんのインボリュート関数表は60進法表記で分単位までの値です 設計計算上は10進法の数値のほうが計算し易いのと誤差が多少緩和 されるからです(変換が2度以上に亘って行われる為) 26°05’00” ≒ 0.034294 X° X’ X” = 0.034316 26°06’00” ≒ 0.034364 敢て00”を記入しました 0.034316 この数字は再掲した2つの角度の間に有る訳です 26°05’以上ですから後は X”の秒単位のXの数字を 計算すれば良い訳です 関数値の差は 0.034364-0.034294=0.000070と 成ります、この差を 06’-05’=01’に割付て補間計算をします 0.034316-0.034294=0.000022 1’:0.000070=X’:0.000022の関係から X’=0.3142857…’ と成ります これを60進法に変換すると 0.3142857’*60=18.857…” より X=18.857…”≒19” この19”を先程の26°05’に つなげて(加えて) 26°05’19”と成るわけです 26°05’19”≒26.0886°です 表から数値を読む時は以上の作業が最低でも必要になります これは必須ですのでこの機会に是非覚えてください 前にも書きましたが数値の刻み幅が小さな数表を作ると量が膨大に 成り過ぎるからです こだわりが有るので = と ≒ を使い分けています 演算時は単位は付けないのが普通ですが敢て付けています
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誤:補完 正:補間 でした 誤変換申し訳ない 以下のサイトに補間法の説明があります http://www.sigmabase.co.jp/kinyukouza/interpolate/02.htm 私は、表からは計算していません、計算誤差が大きいからです この値が次の式に代入される為誤差が拡大されるからです EXCELで有効桁数15桁まで計算しています 各数値が算出されたところで、必要桁数で丸めています
お礼
解答有難う御座います! 私の解釈ですとエクセルを使用し以下の様な表を作り ターゲットの0.034316に対する角度を求める・・・という事 でしょうか? 26.05.19 0.034313 26.05.20 0.034314 26.05.21 0.034315 26.05.22 0.034316 26.05.23 0.034317 26.05.24 0.034318 26.05.25 0.034319 上記の計算ですと前回教えて頂いた数値(26゚05'19")と 数値が合わないのですが、私の解釈違いでしょうか? 煩わせてしまい申し訳ありませんが宜しくお願い致します。
改めて、説明します EXCELがインストールされていると仮定します A1 任意のセルに以下の式をコピー&ペーストしてください =含む最後の)まで =TAN(RADIANS(20))-RADIANS(20) 次の数値が表示されるはずです 0.014904384 これが圧力角20度のときのインボリュート関数値です KHKさんのカタログ KHK3009 Vol4 546ページの (インボリュート関数表) 20度0分の所の数値と合致するはずです 先程の式の 20 の数値を変えれば 任意の角度の関数値が計算されます ここで、重要なのは単位についてです電卓で計算すると (単位はRADに設定されておられるようですね) Tan(20)- 20 と演算されて =2.237160944・・・-20 =-17.76283906・・・ と演算されたのだと思います ここでの大きな間違いは折角電卓の単位をRADにしたにも拘らず 入力数値を20度で入力したことです 180度 = π ですから、ここは必須条件 (π = 円周率) π = 3.141592653589793238462643383279・・・・ 20度 = 0.34906585… となります invα = TAN(0.34906585…)- 0.34906585… = 0.014904384… と成ります A2 >かみあい圧力角α' インボリュート関数表より求める 26.0886゚ インボリュート関数値 0.034316 より表から逆算となります 26°05’≒ 0.034294 26°06’≒ 0.034364 この間の数値が求める角度となります この間を直線変化と仮定して 比例計算により近似値を算出します 補完法は自身の手で計算されてください 約 26°05’19”≒ 26.0886° 計算には60進法よりも10進法の方が計算しやすい為です >関数表を見ると横軸に角度、縦軸に数字の表示になっています 横軸に角度→1°刻みの角度単位 縦軸に数字→1’刻みの分単位(60進法) です、秒単位までは表示されていません、膨大な数表になるからです EXCELを使えば自分で表も作成することが出来ます 以上、ご理解いただくまでお付き合いします @@@@@
お礼
DM様 とても親切なご解答有難う御座いました。 非常に判りやすく解説頂き助かりました! ただ、私のレベルでは 「この間の数値が求める角度となります この間を直線変化と仮定して 比例計算により近似値を算出します補完法は自身の手で計算されてくだい」 の補完法の求め方が判らず最後の 約 26°05’19”≒ 26.0886° が導けませんでした。 web上で検索を掛けて調べては見たのですが・・・ 出来ましたら、ここの解説をもう少し詳しくご説明頂けないでしょうか 宜しくお願い致します。
A1: 弧度法 と 60進法 を 分けて計算してください A2: 数表は離散的な数値ですからぴったり合致した答えは出ません 区間比例法で近似値を計算します 歯車の計算は三角関数が多用されます 超越関数を扱いますので手計算ではすべてが近似値です 更なる質問・疑問があればお答えします
お礼
返信遅くなり申し訳ありません。 ご解答有難う御座いました。 ”更なる質問・疑問があればお答えします”に甘えさせて下さい。 ご解答頂いた内容ですと象徴的過ぎて・・・理解出来ませんでした。 もう少し具体的な解答が頂ければ助かります。 A1に関しては計算方法を A2に関してはm=3 α=20゚ z1=12z:x=0.6 z2=24z:x=0.36 としてどのように表を見れば良いのでしょうか? 周りに指導願える者も居ず困ってしまいました・・・ 宜しくお願い致します。
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