接地回路と非接地回路における漏電遮断器の用途

このQ&Aのポイント
  • なぜ非接地回路では漏電遮断器は動作しないのか?また接地回路の漏電についての考え方を理解できない。
  • 非接地回路では漏電遮断器が使用できない理由や、接地回路の漏電が地中の虫に与える影響について知りたい。
  • 非接地回路でも地絡が起こった場合、大地に電流が抜けるので漏電遮断器は動作しないのか疑問に思っている。
回答を見る
  • 締切済み

接地回路と非接地回路における漏電遮断器の用途

接地回路では漏電遮断器を使用できるが、非接地回路(得に制御盤など)では漏電遮断器は動作しないと聞いたのですがこれはいったいなぜなのでしょうか? また接地回路では漏電が起こった場合に大地を通過して接地点に電流が戻ってくるという考え方もよく分からないです・・・それでは地絡した場合は地中の虫などは皆感電してる? また絶対にその接地点に地絡した電流が帰ってくるのでしょうか?帰ってこなければ結局のところ非接地回路で地絡が起こった場合でも大地に電流が抜け、ZCTは動作するのではないのでしょうか? 勉強不足で申し訳ございません。よく分かっておりませんが、どうか教えていただきたいです。

noname#230358
noname#230358

みんなの回答

noname#230359
noname#230359
回答No.2

例外を除き、初歩的な話として聞いてください。 > 接地回路では漏電が起こった場合に大地を通過して > 接地点に電流が戻ってくるという考え方もよく分からないです 電気回路とは、文字通り回路:サーキットになっていないと電流は流れません。 従って、漏洩電流が流れるには回路になっていないといけないので 漏洩したところから、一番電位の低いトランスの接地点へ向けて 電流が流れて回路が成立します。 > 非接地回路で地絡が起こった場合でも大地に電流が抜け・・・ 非接地回路で地洛した場合は、漏洩電流が帰るところがありません。 つまり回路にならないのです。 回路にならないと言うことは漏洩電流は流れませんのでZCTは動作しません。 (ZCTが動作すると言う表現は?ですが・・・) > それでは地絡した場合は地中の虫などは皆感電してる? 電位差が無いと感電しません。 つまり地中はほぼ同電位で、虫の大きさぐらいの範囲は確実に同電位と 見なせますので虫の体内に電流が流れないので感電しようがありません。 良く電圧・電流の説明に水を使って説明されますが、それで言うと 電位差が滝のようにあってそれに打たれているのが感電かな? もちろん水の量(電流)でダメージが違ってきます。 同電位というのは、湖って感じかな? (かえって惑わしてしまうかな) ZCTについては、大した問題ではありません。 私も良くそう言います。 ただ、厳密に言葉を選ばれる方が見たら?かなと思っただけです。

noname#230358
質問者

お礼

ありがとうございました。ZCTが動作するとか変な言葉使いをしてしまい申し訳ありません。また、とても噛み砕いて説明していただけたおかげでイメージがわきました。ありがとうございました。

noname#230359
noname#230359
回答No.1

ELB内のZCTの動作原理は、正常時はZCTを貫通している電流よる磁束が互いに打ち消しあい、二次巻線に電圧が誘起しない。 しかし、地絡が発生すると、往路電流は大地を通って変圧器に帰る地絡電流と、SCTを通って帰る電流に分流するため、ZCTを通る電流のベクトル和が、 ゼロにならないため、二次巻線に電圧が誘起される。この信号を増幅し、 遮断器のトリップ機構をはたらかします。 漏電遮断器(ELCB)の直前の電路が接地されていれば、ZCT後の地絡電流が ZCTの外側を通ってELCB直前の電路の接地箇所に戻ってきます。 非接地の場合は、ELCB直前の変圧器の1相が接地されていないので、 ZCT後の地絡電流は、大地に漏れても、戻るループが無いので、ZCT内の電流の ベクトル和が崩れない。(行きの電流のベクトル和はゼロのまま) よって、ELCBは動作しません。(チョット説明が難しいですが、こんなイメージです) 地面の中を電流が流れているかは、直接計る方法がないので、接地した電線の 電流を測ります。地面の中を流れる電流は電線の中と違い、広い範囲を流れて戻りますので、地面の中の同電位にいる虫さんたちは、多分大丈夫でしょう。

noname#230358
質問者

お礼

ありがとうございました。まだまだ勉強不足ですみません。 ZCTの原理まで詳しく書いていただきありがとうございました。 とてもよく分かる説明でした。

関連するQ&A

  • 非接地の回路について

    3φ200Vを絶縁トランスで100Vに落とし整流素子を通してDC100Vにしてある回路があります、 絶縁トランスの二次側は接地してありません。 (1) この場合の100Vとはマイナスの線を基準にして100Vという理解であってますか? (2) 接地がマイナスの線から取ってしてあれば、大地とマイナスの線との電位差は0Vで 大地とプラスの線との電位差は100Vとなるのはわかるのですが、接地がしていない場合 大地とマイナスの線との電位差、大地とプラスの線との電位差はどうなるのでしょうか? 限りなく0Vに近いが浮遊静電容量などもあり0にはならないという理解であってますか? (3) その場合、プラスの線マイナスの線を単独で触れた場合感電しますか? このような回路で対地間絶縁がすごく悪かったり、地落した場合感電や火災の危険がある聞きまし たが。 (4) 一箇所で地落したとして非接地なので地絡電流は流れないと思うのですが、火災の危険とは2箇所以上で絶縁不要を起こすと閉回路が出来トラッキング現象やグロー現象などで火災になる場合がある、1箇所の場合は危険がない、ただし、トランスの故障などで1次側が二次側に流れ込んだ場合B種接地してある場所へ地絡電流が流れ絶縁不良箇所などで発熱し火事になる可能性があるとの認識であってますか? (5) 感電の場合はどういった場合おこりえますか?たまたま、触れた所が地絡や対地間絶縁不良を起こしていて、人間を通って大地に抜け、別の地絡や対地間絶縁不良を起こしている場所へ抜け閉回路が出来てしまったりすると感電する。 その場合並列で閉回路になっている負荷がある場合は、完全地絡でなければ負荷のほうへほとんど流れてしまうので感電はしない。 負荷がスイッチOFFなどで開放してる場合は全部人へ流れてしまうので危険、ただし閉回路になるために人を挟んで2つの点が必要との認識であっていますか? B種接地した交流の解説したサイトは色々あるのですが直流での非接地の場合の詳しく解説してあるサイトがあまりなかったので、長々と質問させて頂きましたが回答、補足などご教授よろしくお願いします。

  • D種のELB動作用接地を単独にする理由

    電気回路の設計業務を行っています。 「D種接地工事では、漏電遮断器で保護されている回路といない回路を同一系統にしてはいけない。 漏電遮断器で保護されていない回路で漏電が発生した場合、漏電電流が接地線を伝わり、漏電 遮断器で保護された回路に逆流します。逆流した漏電電流では漏電遮断器が動作しません。」 よって接地を分ける。と言われていますが、理由がよくわかりません。 1、なぜ逆流するのか?漏電遮断器で保護された回路も地落した場合を想定しているのか? 2、その場合でも接地線よりの逆流した電流は電源線に帰るのだから、ELBのZCTのバランスが崩  れるので動作するはず。 3、電技のどこかにあるのでしょうか? よろしくお願いします。   

  • 変圧器の中性点接地

    変圧器(Δ-Y結線)の中性点を接地している回路があります。 私の解釈としましては、負荷に正常に流れている時にはこの接地線には電流が流れず、負荷の機器が漏電したり、変圧器2次側が地絡したりした場合に大地を経由してその接地線(ZCTと地絡継電器を設置)に電流が流れ地絡検出できる。と認識しています。 が、その接地は抵抗を間にかんでいます。直接接地したらいいと思うのですが、抵抗をかますことでのメリット等はあるのでしょうか?? また、教科書などで変圧器(Δ-Y結線)は昇圧に適していて対地電圧は1/√3倍になると書いてあるのですが、なぜ1/√3倍になるのでしょうか??

  • 感電するのはB種接地があるから?

    電気回路に触れると感電するのは、B種接地があるからなのでしょうか? 単相の100V回路で変圧器二次側でB種接地を取り、接地側と電圧側を区分する。 このうち、人が接地側線を触っても電位差が生まれないので感電はしないが、 電圧側の線に触れた場合は、 電源→電圧側線→人→大地→B種接地工事の接地線→電源 といった閉回路ができるので人は感電してしまう。 この考えは正しいのでしょうか? もしそうだとすると、B種接地を取らない(非接地方式というのでしょうか?)で回路を作れば電路に触れても閉回路が出来ないので感電しないのではないでしょうか? ただしその場合地絡電流を検出できないので漏電遮断器が使えないことになるのでしょうか? 日本では、この漏電検出を重視しているから、B種接地を取るのでしょうか? アメリカやヨーロッパは、日本のように回路の一方を接地していないので、どちらの線に触れても感電しないというのは本当なのでしょうか?

  • 非接地方式について

    地絡保護について質問があります。 400/200のΔーΔ結線のトランスからポンプに給電しているのですが、非接地系の電源から、ポンプのような負荷に給電した場合危険という話を聞いたのですが、なぜでしょうか? また非接地系で、1相地絡した場合の状況は、接地していないので、地絡電流は流れない、2相地絡して、大地で短絡し短絡電流が流れる、この考え方でよろしいですか? 非接地系の電源、たとえば上記トランス2次側に、漏電遮断機を挿入しても、地絡電流が流れないので、検出できない? 検出するなら、接地コンデンサなるものを使う? 以上どなたか、お願いいたします。

  • 漏電遮断器の動作について

    工事などで使う移動用発電機(3Φ200V)(系統連携なし)に漏電遮断器をつけ負荷を接続し、地絡が発生した場合には漏電遮断機は動作するのでしょうか。 非接地の為漏電遮断器は動作しないような気がしますがどうでしょか。 またこのような場合漏電を防止するにはどうすればよいでしょうか。

  • 電気回路における接地とは?

    「接地」の意味合いがよくわかっていません。 電気機器において、電路と外箱間が絶縁不良により繋がった(漏電した)としても、外箱が接地されていれば、もし外箱に人が触れて感電したとしても、人体に流れる電流を抑えることができるそうですが、そもそも漏電した電気が流れる経路がなければいいのではないでしょうか? 電源側で接地されているから、漏電した電気がそこに戻る回路ができるわけで、非接地にしておけば回路はできないから、感電しても大丈夫だと思うのですが。 こういう基本的な部分がよくわかってません。ご教示願います。

  • OC付きの漏電遮断器の意味

    OC付きの漏電遮断器の意味について、2点お伺いしたいと思います。 1  通常、分電盤の中は、リミッター→漏電遮断器→いくつかの配線用遮断器という構成になっていると思いますが、なぜ、OC付きの漏電遮断器が必要なのでしょうか。  各回路には、配線用遮断器がついており、過電流は保護しているのではないでしょうか。  仮に配線用遮断器が定格20Aであれば、いくつかの任意の回路で、20A以上の電流がながれたとしても、それぞれの回路の配線用遮断器が切れて、その上位のOC付きの漏電遮断器まで波及しないのではないでしょうか。 2  リミッターがあれば、OC付きの漏電遮断器は、必要ないのと思うのですが。(もちろん、OC無しの漏電遮断器は必要)、どうでしょう。 良ければ、ご教授お願いします。

  • 漏電遮断器が動作してしまう

    事務所の分電盤の6回路の内、1回路の漏電遮断器だけがトリップしてしまいます。主幹はMCBで6回路とも漏電遮断器で、トリップする回路の絶縁抵抗は40MΩで電流値は6Aと異常は見られないし・・・いつもトリップする訳じゃなく・・・何が原因なのか不明です。誰か、考えられることがあったら教えて下さい。

  • 地絡遮断装置について(漏電遮断器と過電流素子付漏電遮断器)

    地絡遮断装置について(漏電遮断器と過電流素子付漏電遮断器) 漏電遮断器<E>はテストボタンの色は緑で過電流素子付漏電 遮断器<BE>のテストボタンの色は赤で良かったでしょうか? また、過電流素子付漏電遮断器を表す表記で<BE>と<E>の2 つがあるのですが、どちらを使えばよいでしょうか? 最後になるのですが、「過電流素子付漏電遮断器」という言い方 と「過電流保護付漏電遮断器」とは同じ意味でとらえて良いでし ょうか? (オーム社さんのP29ページ25番には漏電遮断器(過電流保護付) と書いてあります。しかしながら、別のテキストには過電流素子 付漏電遮断器」とも書いてありました。どちらが正しいのでしょ うか? 以上3つの質問ですが、電気に詳しい方、回答よろしくお願いし ます。