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※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:アルマイト処理の放熱性)

アルマイト処理による放熱性の向上について

このQ&Aのポイント
  • アルマイト処理をすると放熱性が向上する理由を教えてください。
  • ヒートシンクメーカの資料によれば、アルマイトの色(黒色と無色)で放熱効果は変わらないそうです。
  • アルマイト処理による放熱性の向上には、特殊な表面処理によって熱伝導を促進する効果があると考えられています。

みんなの回答

noname#230359
noname#230359
回答No.1

ヒートシンクから輻射によって放熱する場合、 その放熱量はその表面の状態によって決まります。 輻射率といいます。輻射率が大きいものは輻射 による熱を吸収しやすく、かつ放出しやすい性質 があります。 アルミそのもののように表面がぴかぴかのもの は光を反射しやすく輻射率が低いものです。 よってヒートシンクに加工した場合、その表面 からの輻射による放熱は小さくなります。 アルマイト処理を行うことにより、表面状態が 変わりつや消しになると輻射率が上がります。 よってアルマイト処理は輻射による放熱量を あげる効果があります。 厳密に言えば、アルマイトを黒にすると放熱性 はあがります。ただし表面状態にくらべ色相が 輻射率に与える影響は一般に小さいです。 メーカーさんのいう「放熱効果は変わらない」と いうのは「実用上は問題となる差ではない」とい うことであると思います。 黒色と無色の差は、ヒートシンクの周辺に風の 流れがほとんどない場合には出てきます。 ただしヒートシンクの主な放熱効果は輻射では なく空気への熱伝導なので強制冷却状態にある 場合は色相の影響はほとんど無視できます。 こうなれば「放熱効果は変わらない」 と大体こんなところでしょうか。 あと黒にするとマイナスになる場合もあります。 それはそのヒートシンクの近くに別の強い熱源 がある場合です。輻射率が大きいことイコール 周辺の輻射熱を拾いやすいという性質でもありま すので、かえって悪くなる場合もあります。 どっちを選ぶからケースバイケースですが、 特にほとんど風のない空間で使うという用途でも ない限りは安価な無色を使うことが多いですね。

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