亜鉛メッキ工程におけるワッシャー接着不良

このQ&Aのポイント
  • 亜鉛メッキ工程において、ワッシャー製品の3価メッキ処理後に接着不良が発生しています。
  • 接着不良は製品同士が重なった状態でのみ起こり、剥がした端面は亜鉛とクロメートが全く付着せず黒く変色しています。
  • 防錆油単体には問題が無いため、防錆油が前処理液と反応して不良が生じている可能性があります。
回答を見る
  • 締切済み

亜鉛メッキ工程におけるワッシャー接着不良

ワッシャー製品に3価メッキ処理を施しているのですが、メッキ後、製品同士(2個3個)が 重なった状態での接着不良が発生しています。(発生数 20個/8万個) 接着状態は簡単に剥がれる物人力では剥がれない物まであり、剥がした端面を確認すると、亜鉛、クロメート両方とも全くのっていない状態で、黒く変色していますが、表面状態は良好です。 また、不良発生はメッキの処理箱単位で発生しています。(1箱のみに集中して発生している。) メッキ前の素材の状態では完全水置換型の防錆油をドブ付けしていますが、毎回 素材状態で全検しても同不良は発生していない為、防錆油単体には要因がない物と思われます。 よって、防錆油がメッキ工程の前処理液(アルカリ、塩酸 等)と反応して接着不良が生じているのか、もしくは前処理液単体で接着不良が生じているのではないかと予想していますが、同様の不良事例を経験された方がいましたら、アドバイス下さい。 尚、発生時期は製品立ち上げ時期(45年前)から極少量発生していましたが、多発し出したのは今年6月9月の間であり、この間 特に変化点はありません。

noname#230358
noname#230358

みんなの回答

noname#230359
noname#230359
回答No.2

参考になるか解りませんが、弊社では投入量を抑えて 異物を混入させてメッキします。 メッキ後ローラー選別機でワッシャーのみ選別しています。

noname#230359
noname#230359
回答No.1

ワッシャーは形状的に重なりやすい部品なんですか?めっき工程は通常、酸、アルカリと交互に処理していきます。工程間の洗浄が不十分であると、よくこういう問題が生じます。 接着面で残留した酸とアルカリが反応して、塩類を作ります。その塩類で製品同士が吸着します。吸着されたままめっきし、めっきが成長することで製品同士がより強固に結合してしまうこともあります。 水洗水の清浄度に変化点はなかったですか?時間あたりの水量がさがったとか、他のくみ出しが多い部品が、同ラインで動き出したとか。 あくまで想像です。

noname#230358
質問者

補足

御回答ありがとうございました。 製品は平ワッシャーで、厚み 2.5mm、外径 16mm、内径 10mm の物ですので、非常に重なり易い形状です。 御教示頂いたアドバイス以外で、ひとつ懸念事項があるのですが、それはメッキ前の段階で、製品同士が錆びて既にくっ付いていたのではないか、という問題です。 製品同士が重なった(密着した)状態で、防錆を行う為、防錆油未付着が生じ易く、メッキ工程に流動する前の生地確認にて、錆不良(小さな斑点程度)が多々確認されています。 また、発生時期的に梅雨時期であり、メッキメーカーに流動後も処理待ちに1週間程度要する場合もある為、その間に錆が成長し、接着不良を生じた可能性も考えられます。 しかし、くっ付いた製品同士を剥がして重なり部を確認すると、真っ黒ですが、面粗度はそれ程 悪くない様にも感じられます。 この様な事例も発生する事はありますでしょうか?

関連するQ&A

  • 亜鉛クロメートメッキの白い粉

    S45C、SCM415素材を機械加工後焼入れしたものをメッキ加工業者に持ち込み、脱脂、酸洗、亜鉛クロメートメッキを施してもらっている品物で、過去何年も同じ工程で正常に流れていたのですが最近突然、メッキ後の表面に白い粉が吹いたように腐食痕のようなものが大量に発生するようになり困っています。 メッキの前処理液の状態、母材の組成、機械加工時の 切削液等、考えられる原因をいろいろ探ってみたのですがまったく改善しません。メッキ前にショット処理をしても同様に発生しますが研磨すれば不良は発生しなくなるのですがすべてを研磨するわけに行きません。現象の原因として考えられる要因に心当たりのある方は教えてください。また発生した製品を再処理して正常にメッキ処理をしていただける加工業者の方、 大阪近郊にありましたら教えてください。 よろしくお願いします。

  • かしめるとめっきが剥がれます

    バレルめっきで、真鍮素材にNiーAuめっきをします。多数の小ロット品をラインにのせて処理するのですが、かしめ検査で処理ロット単位でランダムにNiが剥がれる問題が生じてます。処理工程は、アルカリ浸漬脱脂→エッチング→酸活性→Niめっき、となってますが剥離原因が前処理液の老化であれば、ランダムでなく初期剥離不良発生品より連続して不良が発生するはずなので、それ以外の原因かと思ってます。素材に何かしらの原因がある可能性も否定できませんが、前処理工程の見直しを検討する材料として、留意点等ありましたらアドバイスお願いします。

  • 亜鉛ダイキャストのメッキについて

    No.16959で一度質問をしたコバと申します。  亜鉛ダイカスト製品の表面処理に困っています。  ホッッティアスさんに「ダイカストにとって亜鉛は容易な材料ですがフクレが出やすいのが特徴です。いずれにしろ、素地の断面を観察すれば、湯皺やフクレが素地に起因するかの判断はつくと思います。」との回答を頂きました。  来週(7月20日頃)メッキ屋さんに色々と話を聞きにゆくのですが、指示することの出来るような不良を極力減らす方法は、ありますでしょうか?  また、ふくれ、油皺、メッキ剥げ等の不良が出たときの負担については、本来ならば、ミスをした者が負うのが妥当だと思うのですが、どうもその通りにいかないようです。発注主・ダイキャスト屋・メッキ屋の間で通常(法的根拠があればそれも教えて頂けると助かります)どのように負うものでしょうか?   

  • 亜鉛めっき燐酸処理?

    先日、外部建具に使っていた素材をとても気に入って、使ってみたいと思っているのですが、何をどうしているのかよくわかりません。特徴は 色:シルバー 表面:液が流れて固まった感じ 素材:金属板 「鉄板に亜鉛めっきをして燐酸処理をしてる」という話を小耳にはさんだのですが、こういう処理の方法って、あるのでしょうか?どういうところに尋ねればいいのでしょうか?

  • 硬質クロムめっきの重ねめっき時に発生する密着不良…

    硬質クロムめっきの重ねめっき時に発生する密着不良の原因について 硬質クロムめっきを施した品物に一部ふくれ(密着不良)が発生し、その部分を油砥石で除去後追加めっきしたところ密着不良が発生しました。当方が原因として考えておりますのは油砥石の油がマイクロクラックに浸透しそれがめっき中染み出てくる事です。このような経験のある方はおられませんでしょうか?また、他にも原因があるかもしれません。お気づきの方は御助言頂けるようお願い致します。

  • 無電解メッキで錆が取れるか

    材質は、鉄です。 研削加工後、防錆油を着けずに、放置していましたら、錆が発生しました。 研削加工後、無電解メッキを行いますが、客先から錆は、無電解メッキでは、取りきれないと言われました。 本当に、無電解メッキでは、錆は除去できないか、教えてください。 また、研削粗さを悪くしないで、錆取りが出来る処理方法がありましたら、教えて下さい。

  • 亜鉛メッキ上の粉体塗装の密着性

    初歩的な質問かもしれませんがご教授願います。 亜鉛めっきクロメート処理後の品物に粉体塗装を 行うと、密着不良が発生します。 ロットによってうまくいく場合と密着不良が発生 する場合があります。 塗装前処理はりん酸塩処理を行うそうなのですが 亜鉛メッキ上にリン酸被膜は析出しないような気がします。 しかし密着良好なロットもあるため解決に至っていません。 原因、対応策などご教授願います。

  • Niめっきの状態と接着性について

     Znダイカストとある金属部品とをエポキシ接着し製品を組立てようとしています。Znダイカストには耐食性を上げるため、Cu下地のNiめっきをしています。 このNiめっきの状態によって、なぜか接着強度が変わってしまって困っています。  めっき表面が荒れている場合は、比較的接着強度が大きく、光沢のある状態では接着強度が小さくポロッと取れてしまいます。光沢のあるものをサンドペーパなどで荒らすと接着強度が向上したりします(ただ、耐食性は犠牲になってしまいます。)  Niめっきには光沢剤というものが使われているそうですが、めっき表面にはその光沢剤なるものが、表面に析出したりして接着強度を落とすのか?あるいは、表面粗さが接着強度に寄与しているのか? といった点についてご存知の方、お教えいただけませんか?  これによって、ダイキャストの表面を粗した後Niめっきをするべきか、ダイキャストの表面はそのままで、めっきの仕様を変えるべきか、次のアクションを悩んでいます。  

  • 亜鉛めっき 泡立ち 泡 めっき浴

    亜鉛めっき浴 シアンとジンケート で、液面に濃密な泡が発生し浮遊した状態になり、製品に付着し困っております。 現在は活性炭処理にて解消しているのですが、根本的な原因が分からなくて困っております。 なにか考えられる要因はありませんでしょうか?

  • 亜鉛めっき後に発生する異物付着

    亜鉛めっき処理を行っている、パイ10ミリ、内径7ミリのパイプ状のワークの内面に異物が付いて困っています。めっき前のワークの内面には異物はなく、めっき後に発生します。この異物は綿棒などでこすると簡単に取れ、また、形状はといいますと、ひげ状の物もあれば粒状の物もあります。なぜ異物が発生するのか、また発生させない為にはどうしたらよいのかアドバイス宜しくお願いします。