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飛行機のブレーキ

飛行機が滑走路を走るときは300kmくらいと聞きました。 では逆に飛行機が下りてくるときは何キロなんでしょうか? 降りるときも300kmくらいなのでしょうか? また、300kmからブレーキをぶんでも ちょっとでも期待が傾いているとあの重さですから スピンしますよね?どうやってブレーキを かけているのでしょうか?もしかして逆噴射 をしているのですか? お願いします。

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回答No.7

他の方の補足も含め回答します。 まず、離陸時と着陸時の速度に違いが生じる理由ですが、離陸時の重量は長距離路線で燃料をたくさん積んでいる時や、国内線で燃料をあまり積まない時など、重量にばらつきがあり、重いときは離陸速度も大きくなるという理由によるものです。着陸の時は、国際線であろうと国内線であろうと、機体構造上の最大着陸重量で制限されますから、重量のばらつきは少なくなり、同一機種であれば離陸の時ほど速度の違いが顕著になりません。 したがって、離陸時の速度が着陸時より速いというのは長距離国際線の場合であり、国内線運航であれば離陸速度と着陸速度はだいたい同じような速度になります。 さらに、重量に応じて変化する離陸速度、着陸速度は「空気に対する」速度ですが、ブレーキを考える場合は「地面に対する」速度を考慮しなければなりません。 たとえば離陸時、機体を引き起こす速度が150ノットの場合、30ノットの向い風が吹いていれば地面に対する速度は120ノットで引き起こすことになるわけです。 離陸速度を決定する要因としては 1)機体重量 2)風(向い風成分) 3)離陸推力設定(いつも最大推力を使うとは限りません) 4)フラップ角設定(最大の性能を引き出すため、数種類の中から都度選びます) 5)滑走路勾配、路面状態による補正 これらの要因で大きく変化するので一概に言えません。 着陸速度を決定する要因としては 1)機体重量 2)風(向い風成分) 3)フラップ角設定 という具合です。具体的な速度は大まかな所でしか答えられません。過去の方の回答でだいたい合っています。 逆噴射は着陸後、ほぼ必ず使います。スポイラーで揚力を減らして車輪ブレーキの利きをよくします。逆噴射は高速時であればあるほど制動効果が大きいです。ブレーキはABSに加えて、Autobrakeシステムがあり、最近の旅客機では機種により3~5段階くらいの減速率の中から選択可能です。 Autobrake以外に、ManualでBrakeをかけることもできます。Manual Brakeは左右の足のペダルの上を踏み込むことで行いますが、車と大きく違うのは左右のブレーキペダルが左右独立して利くことです。横風がなければ均等に踏めば均等に利きますが、たとえば右からの横風があれば飛行機は風見効果といって右に偏向しようとするので、左ブレーキを強めに使うことになります。(偏向修正はラダーペダルとラダーペダルステアリングで行うのが基本ですが、現実にはDifferential Braking Techniqueも併用されます) >ちょっとでも傾いているとあの重さですからスピンしますよね 接地操作とその直後は機体が傾かないように、あるいは横風があればわずかに風上側に傾く程度に「エルロン」(補助翼)を操作します。 スピン? しません。機体は重くても、舵も大きいのでスピンしないようにコントロールすることが可能です。 最後に、飛行機のブレーキは本気で使うと(床までペダルを踏み込むと)信じられないくらい利きます。逆噴射は必ず使いますが、現実には逆噴射がなくても(故障しても)充分泊れるだけの性能が保証された中で運航しています。 仮にフルブレーキを使ったとすれば、通常みなさんが経験される距離の半分以下で停止することが可能です。しかしそれをやるとベルトが腹にきつく食い込み、固定されていないものは前方にすごい勢いで吹っ飛び、ブレーキからは黒煙が上がり、重量と速度によってはその後ブレーキから発火することも考えられます。 普段でも着陸後ブレーキ温度は400℃を超えることが珍しくありませんが、それでも大丈夫なように作られています。

Judau_MSZ-010
質問者

お礼

とても長い回答ありがとうございます。

その他の回答 (6)

  • Kon1701
  • ベストアンサー率24% (1445/5856)
回答No.6

離陸時は300km/h位ですが、着陸時はそれよりは遅く、240km/h程度です。 ブレーキですが、接地直後にスポイラーが立ち、空気抵抗を増やすと同時に揚力が発生しないようにし、タイヤのブレーキが有効になるようにします。スポイラーが立たないとまだ揚力がありますから、タイヤでいくらブレーキをかけても効果が少ないです。 滑走路に余裕がないときや雨天で滑りやすいときは接地直後に自動でブレーキがかかるようにも出来るはずです。 ブレーキの左右のバランス、今はABSがありますが、多少崩れても大丈夫なのかもしれませんね。パイロットが意図的に左右のバランスを崩して方向の補正したりしていましたから。 逆噴射も普通は使います。 プロペラ機の場合、プロペラのピッチを変え、推力がゼロになるようにします。これだと、プロペラ自体の抵抗が最大になるので、逆噴射ほどではないですが、原則の効果があります。 (そういえば、滑走路が長く、ターミナルが端っこにある空港では逆噴射しないでゆっくり減速したような記憶があります)

Judau_MSZ-010
質問者

お礼

ありがとうございます。

  • ymmasayan
  • ベストアンサー率30% (2593/8599)
回答No.5

離陸速度は約300KM/H、着陸速度は約250KM/Hです。 着陸を確認したらすぐ逆噴射ですね。 ある程度スピードが落ちたらタイヤブレーキも使えます。

Judau_MSZ-010
質問者

お礼

ありがとうございます。

  • inaken11
  • ベストアンサー率16% (1013/6245)
回答No.4

降下、着陸時は200~250km/h位です。 空中でのブレーキはスポイラーという主翼から立ち上がる翼で行います。 あと、エンジン出力を下げると水平飛行を続ければ直ぐスピードが落ちます。 着地後は、スポイラー使用と、逆噴射を行います。 速度が落ちたら車輪ブレーキも使います。 プロペラ機は逆噴射はないと思います。 車輪ブレーキにはABS(アンチロックブレーキ)が装備されています。 ABSが実用化されたのは航空機が先のようです。

Judau_MSZ-010
質問者

お礼

ありがとうございます。 ABSがあったとはしりませんでした。

  • shige117
  • ベストアンサー率27% (108/398)
回答No.3

旅客機の場合、エアブレーキは翼上面についてますね。このエアブレーキを使って空気抵抗を増やし空中での速度調節をしているようです。翼近くに乗ると着陸態勢に入ったあたりからフラップの前にパタパタと出たり閉じたりしている板があるのがわかります。軍用機の場合は、胴体や背面にあったりして色々な位置に有りますが・・・。 また、逆噴射というか、後ろに向けて出していた排気をエンジンの脇から前に向かって出しているときも有りますね。羽田沖に墜落した飛行機は空中でこの操作をしたのだと思います。

Judau_MSZ-010
質問者

お礼

ありがとうございます。

  • p-p
  • ベストアンサー率34% (1915/5489)
回答No.2

滑走路では 早くて100キロくらいですよ 時速300キロも出ていません

Judau_MSZ-010
質問者

お礼

ありがとうございます。

  • uye
  • ベストアンサー率18% (49/261)
回答No.1

ジェット機はフラップを下げ、逆噴射をしています。 プロペラ機の場合はフラップを下げ、回転数を落とすだけでしょうか?

Judau_MSZ-010
質問者

お礼

ありがとうございます。

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