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※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:アメリカの大学から中国の修士過程、日本の博士過程は)

アメリカの大学から中国の修士過程、日本の博士過程は可能でしょうか?

kifimiの回答

  • kifimi
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回答No.2

>中国での修士課程ではでは現代中国文学を専攻したいようです。 >最後に最終的な目標は日本の大学の教授で、中国研究を専門にしたいとの事です。 最終目標は、日本の大学で、中国研究の教員として働きたい、ということですね。 学部:UCLAで政治科学→修士:中国で現代中国文学→博士:日本で「?」→就職:日本の大学で「中国研究」 という計画のようですが、日本の大学院博士課程では、中国語学・中国文学、それとも中国の政治科学の、どの分野を想定しているのでしょうか? ざっくり「中国研究」と言っても、分野が違えば、指導教員も「うちでは指導できません」「分野違いです」と門前払いされてしまいますよ。広い意味では同じ研究分野に見えても、博士課程レベルだとかなり細分化されていますし、また同じ分野でも大学によって学問の系統の違いがあります。 お嬢さんが(客観的に見て)どんなに優秀でも、指導教員とこの「学問の系統」が違う(と指導教員に判断された)場合、受け入れてもらえない=不合格になる可能性が高いと思います。 現在の政治科学→現代中国文学→?と、学ぶ分野が変わると、研究の手法なども結構違ってくると思います。 また、同じ研究分野でも、アメリカでの研究の潮流と、中国での研究の潮流と、日本での研究の潮流は、少しずつ違うでしょう。それぞれの国での研究の流行の違いもあったりします。 そのあたりのギャップが、博士課程進学時の壁になる可能性もあります。 また、現在の日本の大学で、特に文系の大学教員ポストが急速に縮小傾向にある(凍結状態)というのはご存じでしょうか。これは少子化とも連動していますので、将来、良くなる見通しはないと思います。 博士余りの現在、日本でアカデミック職にありつくためには、文系でも、少なくとも旧帝大クラスかそれと同レベルの有名私大(中文で有名なところ)の博士号が必須と言えます。 そのレベルの大学院に、修士からではなく博士後期課程から入るのは、だいぶ狭き門になると思います。修士課程では学生をたくさん取るところでも、博士課程への進学でギュッと絞ります。 もちろん、大学院にもよるでしょうし、定員割れギリギリのようなところならば入るのも楽でしょうが、そういうレベルの大学院の博士号では、将来の大学教員の就職にはあまり役に立たない可能性が高いです。今は、同じ博士号でも「どこの大学院の博士号か」を見られる時代です。 最終的に中国研究を専門にしたいから、中国の大学に行く、というのは、要するに留学だと考えれば普通の話だと思いますが、どの国の大学に行くにしろ、結局は「どの先生に師事するか」「指導教員に受け入れてもらえるか、指導してもらえるか」でしょう。 (日本の)文系では、修士課程以上になれば、指導教員への「弟子入り」の要素が強くなります。 最終的に日本の大学院で指導して欲しい「将来の師匠」は、ある程度想定しているのでしょうか。学部から博士課程までの内部進学の場合、学部時代の指導教員がそのまま…という感じですから、「なぜこの先生を選んだのか」という問いは生じません。ですが、外部からの場合は「なぜ、今の指導教員のもとを離れて、他大学を選ぶのか」「なぜ、修士課程から指導を受けようと思わなかったのか」という問いが生じます。 中国研究を専門とするために、中国以外の国の大学・大学院→本場である中国の大学院へ、という順番ならば説明もいらないのですが、「日本で就職するために」最終的には日本の大学院へ、というのを、師匠選びの流れとしてどう考えるか、ですね。 もし「中国のトップレベルの大学で学位を取る」という目的が優先されるならば、修士にしろ博士にしろ、中国に行くことになるでしょう。その後に日本で院にいくつもりなら、「どの研究室に行くか」を考えておかなければなりません。大学院同士に学術交流協定があるとか(交流協定がある大学間は、相互にカリキュラムと単位を認め合っているので、協定がない大学からよりも受験時に有利になりやすいです)、中国での指導教員と交流のある日本の先生ならば、受け入れてもらいやすいかもしれません(保証はしません。まずは1年間、研究生をしてから、となるかもしれません)。 もし、「日本の大学院で○○先生の指導を受ける」という目的が優先されるならば、日本の大学院で博士課程の3年間だけではなく、修士課程から(最低)5年間、その先生の許で指導を受けた方が良いでしょう。研究の基礎は修士時代にたたき込まれるものです。日本の大学院在学中に交換留学などで1年程度、中国に留学するという方法もあるかと思います。 お嬢さんの場合、学歴の最終地点として想定している「日本の大学院の博士後期課程」の専門分野と指導教員をどのように考えているのか、まずそこが問題かなと思います。 なお、日本の大学で中国文学等の「外国語関係」の教員となる場合、専門分野の授業よりも、一般教養や専門課程での「語学の授業」の受け持ちが多くなる可能性が高いです。そして、語学の授業のコマ数は一般的に、多いです。「中国研究」の専門でも、それだけをやっていれば良い、というようにはならないと思います。 そういうことはもちろん理解されているとは思いますが、念のため。

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質問者

お礼

丁寧で解りやすいご意見ありがとうございます。 文系の大学教官職は本当に狭い門だというのは、感覚的に分かっていました。何とかたどり着けるとよいのですが、、、  やはりアメリカ→中国→日本のルートはあまり賢明な方法でないようですね。ただ娘の想定している中国の大学は日本の旧帝の多くと学術交流協定はあるようです。アドバイスのように日本の大学院についてもう少し調べるようにアドバイスしてみます。  ありがとうございました。

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