修士と博士課程の違いと学位の条件
- 修士課程と博士課程の違いについて学位を授与する条件をまとめました。
- 工学の修士課程と博士課程の相違点と、学位を取得するための条件について詳しくお教えします。
- 博士課程では修士課程のレベルに達していれば修士学位を取得することができますが、博士学位を取得するにはさらに高いレベルが求められます。詳細は以下にまとめました。
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修士と博士課程の違いにつて
修士と博士課程の違いにつて 現役の化学系工学部の大学生です。大学院へ進もうと思いますが、修士学位の修得条件があまり分からなくて、質問してみました。 ある大学のサイトでは、修士課程では決まったレベルに達していないと、修士学位は授与しない。それに対して、博士課程では、決まったレベルに達していないと、博士学位は授与しないが、修士課程のレベルに達していれば、修士学位を授与することは可能である、と書いてありました。 学部では、指示通りに学習単位をもらって、卒業論文もチャント提出すれば、学位を授与してもらえないことはないですね?(勿論、授業の出席率も) では、工学の修士課程と博士課程では、学位をもらうために何が条件ですか?勉強の内容は別にして、修士課程と博士課程の相違は何ですか? また、学歴では、博士、単位取得退学って書く人もいるそうですが、それは博士課程終了レベルに達していなくて、博士学位をもらっていないということですか? 工学の大学院について詳しい、経験のある方々、お教えください。
- kawaisoo
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質問者が選んだベストアンサー
「単位修得退学」について、少し補足します。 もちろん、これは、3年間の間に博士の学位が取れなかった場合のことなのですが、それには、色々な状況があります。 学生が無能(?)で博士の学位が取れなかった、と言うケースも、もちろん全くないわけではないのですが、多くの場合は、論文(博士論文ではなく、各種の論文集へ載せる論文)が、まだ、準備できていない、というものです。 博士の学位を取るには、もちろん、博士論文を書いて、その論文審査に合格する必要があります。 しかし、通常は、その前段階として、各種論文集へ論文を投稿し、掲載されている(少なくとも掲載予定になっている)事が要求されます。つまり、ほとんどの場合、論文集に、その博士論文に関連した論文が掲載されていないと、博士論文の審査そのものをしてくれないのです。 で、この、論文集へ論文を載せる、と言うことですが、これは、投稿すれば、黙っていても掲載してくれる、と言うものではありません。論文集に論文を載せるためには、査読を受ける必要があるのです。つまり、論文集の編集委員会は、論文が投稿されたら、その内容に応じ、複数の専門家にその論文の内容を審査してもらいます。 この時、投稿論文を審査する専門家を「査読員(レフェリー)」、審査を「査読(レビュー)」といいます。 この査読は、早くて数ヶ月、遅いと1年以上かかります。 査読の結果、その投稿論文について (1)そのまま掲載可能 (2)一部修正の後、掲載可能 (3)修正の後、再査読を受ける (4)却下(掲載不可) の評価がなされます。 現実には、「(1)そのまま掲載可能」となることは、ほとんどありません(私も、(1)は外国の論文集で1回あるだけです)。 そこで、投稿者は、(2)だと、論文を修正して送り返して掲載許可、(3)だと修正して送り返し、査読を繰り返すことになります。 何が言いたいかというと、博士論文の審査を受ける前段階の、論文集への論文掲載で、下手をすると、1年以上時間がかかってしまうこともあるのです。この間に、3年間の在学期間が切れたら、単位修得退学となるわけです。 この場合は、退学後、論文が論文集に掲載された(あるいは掲載が決定した)後に、あらためて博士論文の審査を受けることになります。 大学によっては、単位修得退学後、一定の期間以内に博士論文の審査を受けて合格すれば、博士の学位の扱いは、在学中に取得した場合と同等にしています。
その他の回答 (2)
- take0_0
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国内の大学院は、博士前期、後期と分かれているところが多いです。 この場合、博士前期課程を修了する=修士取得だと思って間違いないです。単位もある程度必要ですが、学部よりははるかに研究(修士論文)の比重が高くなります。 博士後期課程は単位はほとんど必要無く、必須単位も講義受講->試験といった感じではありません。少人数で教授とディスカッションすることにより、認定されたりします。 メインは博士論文です。また、それに加えて学会誌などの査読論文、国際学会での発表等が要件になったりします。ですので、スケジュールもタイト(査読に1年以上かかることもある)ですし、頑張ったから通るわけでもなく、中身次第となります。 単位取得退学の場合、一定期間(1~2年程度)内に博士論文を提出できて審査に通れば、課程博士として学位が授与されます。 で、お書きの「博士課程」は上記の前期+後期という区分を無くした5年制の博士課程を指しているのだと思います。国内では珍しいですが、筑波大などにありますね。あと、3年の課程もあります。 この場合、上記の博士要件には達さないけど、中退時に修士ならあげるという意味でしょう。
お礼
詳しく説明してくれて、ありがとうございます。大学院の制度についてはもっとわかるようになりました。
- Tacosan
- ベストアンサー率23% (3656/15482)
修士課程 (博士前期課程) については, たいていのところで学部とほぼ同じだと思います. 講義の単位+学位論文. 一方博士課程 (博士後期課程) は講義はほとんどありません. 形式的には必要な単位をそろえなければなりませんが, これはほぼ「形式」であって論文の方が重要です. で, 博士課程では「学位を取得する = 修了」であり, 規定の年限 (3年) が過ぎても博士の学位を取得できない場合には ・延長する ・「単位取得退学」+なにか (就職とか研究生とか) の選択になります.
お礼
回答ありがとう。でも、違いはまだはっきり分かっていませんが。。
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- ベストアンサー
- 大学・短大
お礼
なるほど、よく分かりました。博士号をもらうのにも決して簡単ではないんですね。 修士号ならば、そうでもないでしょう~ 丁寧に説明してくれて、ありがとうございました。