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亜硝酸態窒素の発生メカニズムを教えてください
亜硝酸ガスの発生により農作物に被害が出ます。 亜硝酸ガスが発生する原因をどなたか教えて頂けないでしょうか。 1、亜硝酸ガスが発生するには微生物の関与が絶対に必要なのか、 または、 2、微生物の関与が全くない状態でも発生しうるのか、 特にこの2点について教えて頂けると助かります。 備考 土壌に窒素成分が多いため、堆肥の量や状態、使い方が悪いためなどの文献は見つけました。 このような事例ではなくて、具体的に発生メカニズムを教えて頂けたらありがたいです。 例えば、 硝酸態窒素(または尿素やアンモニア態窒素)に微生物関与→亜硝酸態窒素発生 硝酸態窒素(または尿素やアンモニア態窒素)に強酸性状態関与→亜硝酸態窒素発生 などです。 亜硝酸態窒素を硝酸態窒素にする微生物が酸性環境のため硝酸態窒素にするのが追いつかず亜硝酸態窒素が多くなってしまうという旨の文献も見つけました。 この場合はそもそも亜硝酸態窒素を作っている微生物の関与があったり、科学的な状態(酸性状態や何らかの物質の関与)があったりしていると考えられるかと思います。 ここの状態を知りたいのです。 結果的には複合的な要素で亜硝酸態窒素が発生するとのだと思いますが、なるべく亜硝酸態窒素発生のメカニズムに限定して教えて頂ければと思います。 何卒よろしくお願いいたします。
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- isoworld
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ハウスなどの施設土壌では、過剰施肥によって作物に吸収されず土壌に残った肥料成分は、雨水やかん水によって下層へ流出することが少ない。むしろ土壌中の水分がその肥料成分を溶かしながら上がって来るため、それが表面で蒸発すると肥料成分がそこに集まりやすい。 過剰施肥で硝酸態窒素が多量に蓄積し硝酸濃度が高くなりpHが低下すると、土壌中の硝酸菌の働きが低下して亜硝酸を硝酸に変化させられず亜硝酸が溜まる。亜硝酸は遊離酸(イオン化していない状態の酸)の状態では不安定で分解しやすく、pHが5程度になるとガス化して揮散する。
補足
回答を頂きましてありがとうございます。 『亜硝酸が溜まる』とあるのですが、 硝化菌はアンモニウムイオン等を亜硝酸→硝酸という生産をしていて、 この過程でPHが下がると硝化菌の働きが低下して、亜硝酸が硝酸にならないまま蓄積してしまう(亜硝酸を作っているのも硝酸を作っているのも同じ硝化菌)ということなのでしょうか。 亜硝酸は微生物の介入なしでは発生しないものなのでしょうか。 ご回答頂けたら幸いです。