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小説や映画のストーリーの進め方の名前

小説や映画のストーリーの進め方で、 進行していくに連れて予想もしなかった驚きが起こったり、 たくさんあった伏線が最後に一本につながるもの、 時間が錯綜するものといった、 特殊な物語の進め方の呼び名と具体例をたくさん探しています。 例えば、 「グランドホテル形式(群像劇)」… 同じ出来事を複数の人物の目線で描く手法のもの(ex グランドホテル、桐島部活やめるってよ 等) 「密室劇」… 同じ場所で繰り広げられる人間関係や出来事の描写(ex 12人の怒れる男) 「メメント方式(自分で名付けました)」… ストーリーを終わりから始まりへ、時系列を逆向きに映し出していく(ex メメント) 他にも名前が思いつきませんが、映画「旅芸人の記録」のようにシーンが途切れない長回しでとられた映像の中に異なる時代描写がふくまれているもの。 などが思いつきます。 具体例はあげればきりがないと思うので、ぜひオススメの、そしてその手法の先駆ともなった作品を紹介して頂ければ幸いです。 よろしければその進み方の名前も教えてください。 よろしくお願いいたします。

みんなの回答

noname#200926
noname#200926
回答No.3

オムニバス映画が、グランドホテル形式だったり、その中でクロスオーバーしたり… となかなか定義も難しいなというか 複数の要素が入っているなと思うときがありますが その手の映画で 「パルプフィクション」  時系列が多少シャッフルされますが一つのマフィアを主軸に、 異なる小さいなストーリーが複数で一つの作品となっていて、作中での関わりがあります http://movies.yahoo.co.jp/movie/18665/ 「アモーレス・ロペス」 犬、というテーマを共通にした異なる人たちのドラマで 部分的に物語が交差します。 http://movies.yahoo.co.jp/movie/162809/ 今で言う『フラッシュバック〔回想〕』のような手法で、現在と そこに至る過去の回想が差し挟まれる映画で 「セールスマンの死」というアメリカ演劇史で有名な戯曲が有り映画にもなっています http://movie.walkerplus.com/mv4893/ フラッシュバックでもう一つ 「ブルー・バレンタイン」 限界が破綻目前まで来た夫婦と、出会った頃の回想シーンが交互に繰り返され そのギャップや悲哀が強調されます。 余談ですが、同じ俳優女優が若い頃も中年時代も演じているのですが 体型や生え際などがしっかり変わっているのでそっちが気になって物語に集中出来ませんでした 密室劇は12人~もそうですが、元が舞台のものに結構あるのでは。と思います 「ガラスの動物園」なんかもそうですね。 物語のシーンは、ほぼあるアパートで完結し、そこに住む三人家族と 来客だけで話が進行します。 SF?サスペンスで、ちょっと密室じゃないんだけど 実態は密室劇というので「ランゴリアーズ」も含まれるのではと思います。 飛行機からほとんどの乗客が姿を消し、異空間に迷い込む 場所は空港なのだが、何かが違う。その中で数人だけで物語が進行するので。 そしてそこが、どこなのかという謎を仮説を立てながら解いて脱出する。 サスペンスというか事件物で 「パニック・ルーム」も密室劇といえるかと思います。 ある家に強盗が入り、そこに住む母子が逃げ込んだパニックルーム。 目当てがパニックルームにある強盗と、脱出しなければいけない母子で ほぼ話が進行します。

tarn
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 たくさんの例を教えて頂き感謝します。 映画は撮影されどこでも見れるという特徴を持ちますが、 ある意味で舞台は芝居と鑑賞者の時間が同居するという縛りがあるため、 効果的な方法がその分あるのかなと思いますた。 そういった縛りをあえて映画に持ち込むと面白い効果がたくさん出そうな感じがしました。

  • isoiso0423
  • ベストアンサー率64% (1125/1741)
回答No.2

現在、ごく普通に使われる映画のいろいろな技法の先駆となった作品は、まあ多々とありますけど、一本あげるならば「イントレランス」です。 1916年製作のサイレント映画で、無声なのに上映時間は3時間を超えます。 まったく違った物語を並行に描いたり、カメラを高いところから見下ろすように撮影したり、などなど、映画ならではの表現方法がこの作品を機に広がりました。 監督は”映画の父”とも呼ばれるデビット・ウォーク・グリフィス。 クローズアップ、カットバック、モンタージュなどももこの監督が初めて効果的に用いたと言われています。 邦画の撮影現場では高いところから撮影するための足場になる台を”イントレ”と呼びますが、その語源はこの作品です。 DVDになっているので、ぜひご覧になって下さい。 http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=2183 ほか参考になりそうなものをいくつか グランドホテル形式 「ナッシュビル」 http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=16658 「クラッシュ」 http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=322654 「ボビー」 http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=326233 密室劇(クローズドサークルものを含めて) 「探偵<スルース>」(舞台は室内) http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=14343 「そして誰もいなくなった」(舞台は孤島) http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=13229 「水の中のナイフ」(舞台はヨットの上) http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=22779 「袋小路」(満ち潮なると道が無くなってしまう場所) http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=20019 「8人の女たち」(雪で閉ざされた邸宅) http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=239807 「シャイニング」(大雪で外部と接触不可になるホテル) http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=10248 「メメント方式(自分で名付けました)」 映画や小説の用語としてちゃんとした名前はないんじゃないかと思いますが... 「アレックス」 http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=240362 「ふたりの5つの分かれ路」 http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=322388 「逢びき」 上記の二本は時系列を遡っていく構成の作品ですが、この作品は映画中の実時間でいうとラストシーン間際から回想にはいるいわゆる回想形式のドラマになりますが、現在→過去→現在とう映画的な構成を、先駆的でもっとも効果的に使った一本になるのではないかと思います。 http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=298 ついでなので 映画の進行時間と実時間が同じ 「真昼の決闘」 http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=22338 「ロープ」 http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=25584 「終着駅」 http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=10564 現実と虚構が交わる 「スイミングプール」 http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=318963 「8 1/2」 http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=18086 「静かなる一頁」 http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=9942 「日陽はしづかに発酵し…」 http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=19359 サブリミナル効果 「質屋」 http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=9998 アトラクションのモンタージュ 「パシフィック231」 http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=17970 モンタージュ理論の実践 「戦艦ポチョムキン」 http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=12868 「母」 http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=18364 「大地」 http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=13700 フラッシュバック 「鉄路の白薔薇」 http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=15369 反モンタージュ 「赤い風船」 http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=480 「白い馬」 http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=11210

tarn
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 たくさんの興味深い例をありがとうございます。 映画の進行時間と実時間が同じものに特に魅かれました。 映画として捉えていたものが、自分の時間軸に入り込むことでよりリアルさが増すような、興味深い演出です。 是非探してみようと思います。

  • 1paku
  • ベストアンサー率21% (344/1575)
回答No.1

法廷劇 裁判などの進行に応じて、事件が証言によってじょじょに明らかにされるパターン。 証言が正しいという保証はないので、見事に騙されることも。。 Xファイルで、スカリーが証人として尋問を受け、モルダーが異常な行動の末死亡というストーリーは、そのシーズン最終話だけに衝撃的でした。 次のシーズン1話で、そのからくりが明かされますけど。

tarn
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 法廷劇を調べてゆくとこれも「十二人の怒れる男」という作品に行き当たりました。 法廷劇は裁判ものということではないのでしょうか? どこか自分が探しているようなこととはずれているのかな、と感じました。 ありがとうございました。

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