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口蓋側のことはレントゲンではわからないのでは?

最近歯科にお世話になるようになって出てきた疑問なのですが よろしくお願いします。 レントゲンはパノラマでもデンタルでも頬側から撮りますよね? ということで、口蓋側や舌側で起こっていることはレントゲンに写らないことも 色々あるのではないかと思うのですが、、いかがでしょうか。 質問がざっくりで申し訳ないのですが、 この件に関して何かご教示ありましたらお願いします。

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  • ベストアンサー
  • blastma
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回答No.1

以前、「歯根剥離破折について」やその他の回答を差し上げたものです。 なかなか興味深い質問をされましたね。 さてX線は物を通り抜ける抜けるという性質があります。 その際にその物の「原子番号が高い」、「密度が高い」や「物理的に厚い」 ような場合には、通り抜けるX線量が減少します。 それによって、X線量が減少した部分での「画像の濃度が低下」= 「画像としては白くなり」このことを「不透過性が亢進した」と言います。 つまりそのことは頬側から撮影していても、頬側だけで起こるのではなく、 口蓋側や舌側でも同様に起こります。 その結果、頬側でも、口蓋側や舌側でもどちらかだけに変化が生じいても、 出来上がった画像は(ほぼ)同じになります。 ですので、例えば骨吸収がX線画像上で現れていた場合、 それが頬側なのか、口蓋側や舌側なのかの断定は難しいです。 実際の口腔内の状況や、これまでの経験で概ねどちらかは分かりますが、 それとて100%ではありません。 それゆえ、前の質問にあったような「歯科用CT」が必要になることもあります。 iniminimanimomo さんはこういったことに非常に興味を持たれているようです。 こういう方が、理想的にいえば、歯学部等に入学されるといいですね。 こういった興味・疑問を持っていることが、講義の理解を一番深めますから。 そうそうそういえば、大臼歯の歯根破折はその後いかがなったでしょうか?

iniminimanimomo
質問者

お礼

私の突拍子もない質問に いつもご親切に回答くださり感謝しております。 今回も自分の知識以上のことをお尋ねしているという実感がありながらも 疑問がとめどなく出てきてしまい毎日のように質問しております。 こちらでは本当に助けられています。 >X線量が減少した部分での「画像の濃度が低下」= 「画像としては白くなり」このことを「不透過性が亢進した」 たとえば、口蓋側のみに垂直的に骨欠損があったとして 骨が100%あるときなら「真っ白」に見える骨が、50%の骨しかないということで 「グレー」に見えるとかいう感じでしょうか・・?? 歯科用CTでは偽画像があるということも教えて頂きましたが デンタルではきれいに一本に見えていた根管が CTでは側枝?副根管?というのか、断層の画像で2本はっきり見えて驚きました。 大臼歯の根管の数や位置についても「見つからない」「見つかった」と 苦労されているのをネットで見ますが CTの画像では数も位置も一目瞭然だったので デンタルやパノラマでわからないまま難治性として治療が長引き 時間も費用もかかり、患者も肉体的・精神的苦痛が長期にわたってしまっていることが 日常的に臨床現場で多々あっているのではないかと思った次第です。 歯折の件ですが 歯内から確認していただいたところひびや破折は確認できないものの フラップはまだしていないので最終的にはまだわからない?という状態です(;;) 口蓋側からの切開はしにくいのでしょうか・・。 こんなに長引くとは自分でも思っていませんでした。 体への影響も気になりますが 歯が残せる希望があるうちは前向きに頑張りたいです。 ありがとうございます。

その他の回答 (2)

  • blastma
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回答No.3

#1です。 > たとえば、口蓋側のみに垂直的に骨欠損があったとして 骨が100%あるときなら「真っ白」に見える骨が、50%の骨しかないということで 「グレー」に見えるとかいう感じでしょうか・・?? これですが、骨が100%あるときなら「真っ白」、は少し違います。 「真っ白」に見えるのは完全にX線が吸収されたときなので、 実際には「金属」が入っている場合です。 (うるさいことをいうと少し違いますが、その点は省きます。) 添付画像を見てください。 これは「CT値」というもので、X線CTで必要な項目です。 (歯科用CTは原理が多少違うので、このとおりではありません。 添付のものは全身用CTです。) 上の-1000から+1000までがCT値と呼ばれるものです。 水のCT値を「0」と規定してあります。 それよりもX線が透過しにくくなればなるほど「+」へ大きくなり、 逆に透過しやすければ「-」になります。 画像で言えば「+」が白く、「-」が黒くなります。 実際には現行のCTの多くはCT値の最大は+4000まであるものが主流です。 この4000は金属のように全くX線を透過しない物質で、 骨や歯は図に示すように200~1000(2000)の範囲で変化します。 http://www.ctmihara.com/ct-ti.jpg 「脂肪」、「水」、「軟組織」に微妙な違いがあることが分かります。 実はこの3者は通常の撮影では判別つきませんが、CTでは判別つきます。 最初の回答にあったように、比重の違いが現れています。 「脂肪」<「水」<「軟組織、筋肉」の順で比重が重いです。 なので、その順で濃度差が現れてきます。 参考URLは見て頂ければ、きっと興味深い内容がたくさん出てきます。 ただし一部は未完です。 「歯科用CTと医科用CTの違い」についてはクリックできません。

参考URL:
http://www.ct-tekijyuku.net/basic/density/density002.html
iniminimanimomo
質問者

お礼

真っ白、という表現、 骨の密度の違いで「グレー」に対する表現として「真っ白」と表現してみました。 失礼しました。 教えていただいたサイトを開いて思わず拍手してしまいました。 すごくわかりやすいですね。 脂肪が水よりマイナスだったのには驚きです。 CT適塾では、症例も載っていて大変興味深く拝見しました。 http://www.ct-tekijyuku.net/case/general/perio01.html 「口蓋側のことはわからない」という表現は間違っていると思い返しましたが 2次元のレントゲンには限界があるというのは 間違っていないのだろうなと思いました(勝手に言い切っていますが・・)。 詳しい情報をありがとうございます。

noname#199976
noname#199976
回答No.2

何を求めてるのかよくわかんないけど >口蓋側や舌側で起こっていることはレントゲンに写らないことも 色々あるのではないかと思うのですが、 歯科治療なんだからそれでいいんじゃないの。 歯科治療で脳腫瘍でも見つかる診察を求めてるんですか?ちがうでしょ

iniminimanimomo
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 どういった経緯でこの質問をしたか、書いていないのでわかりにくかったと思います。 申し訳ありません。 歯科の治療で、レントゲン上では快方に向かっていると思われたが 違和感がなくならなかったため CTを撮ったところ、レントゲンではわからなかった情報が得られた ということがあり この質問をしました。 歯科以外の病気を見つけてほしいとは勿論思っていないのですが 歯科の治療を受ける上で、 原因不明の期間が長ければ長いほど いたずらに治療が長引くのでは、不安や疑問に思っている次第です・・。

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