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課長 島耕作は何故モテるのか
課長から部長、遂にはCEOにまで上り詰めても、盛大におモテになるこの方。 大手企業のエリート・サラリーマンにして、ルックスは無論の事だが人当たりもいい他、それなりの条件は当然揃っておりますが、社内 ・ 飲み屋 ・ クライアント 、果ては外人女性に至るまで、羨ましいほどに見境のない据え膳の雨あられ、どうして島耕作はかくももてるのでしょうか。 弘兼さんがモテるべく描いてらっしゃるのはその通りでしょうが・・。 愚問である事は百も承知、野暮な突っ込みは無しで、思うところを御聞かせ下さい。
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島耕作が、なぜモテるか。それは女性との会話、ことに女性に本音を語らせてしまう 雰囲気づくりとその受け答えの優しさ。 ヒューマニズムの極みみたいな一言を言う。また、ときどきしくじるのだけどその フォローがウィットに富んでいてじんとさせる。ここぞというところで、女性の期待を 裏切らないところが島耕作の真骨頂ではないでしょうか。 田名網の女将との一夜で身の上話を聞き、 「私はお金に執着するのそういう経緯かも。 私のこと嫌いになった?」 「いいや、大好きになった。」 素直に本音を語る相手をまるごとうけとめる姿勢。 大町久美子の誕生日の蝋燭の本数が一本たりなくて、東京タワーを代用する有名なシーン。 島耕作の美学は、今の世代からみたら古臭いかもしれないが、品性の高さ、一流の人間で あるという矜持を感じさせる。人間として恥ずかしくない生き方、やってはいけないこと やるべきことをわきまえて生きている。 簡単なことでも、言動のなかには現れる。ことに修羅場に遭遇したとき、人に裏切られたとき、 窮地に立たされたとき。 それは、島耕作が誠実に人と接してきた証をみるようで、いささか書生っぽい青臭さを 感じるものの、それが女ごころには 「かわいく」「抱きしめたくなる」のだろう。 今は続いているのかどうかしらないが、島耕作のシリーズは毎回ジャズのスタンダード の曲名がサブタイトルに冠されていた。 サラリーマン出世物語はややもすると義理と人情の湿っぽい話になる。もちろん毎回描かれるのは、 純然たる浪花節と権力闘争と欲得話だが、それを乾いた大人の粋につつんでさらに濡れ場を からめることで上質なエンターテイメントにしようとした作者の工夫であろうと私は読んでいる。 おそらく作者は、自身のサラリーマン生活の見聞以外に、相当量の取材を行ったに違いない。 銀座のママ、料亭の女将は、「モテるビジネスマンのエピソード」にはことかかない。 作者「どんな男がモテるの」 ママ「秘密を守れる男 弱い者を守れる男気のある男 でも、ちゃんと勝ち組に入っていなくちゃダメ 嫉妬深いのはだめ。かといって執着しないのもこまるけど 冷たい男って魅かれるわね。」 作者「どんなときに好きになっちゃうの?」 ママ「小さな約束でも忘れずに約束を守ってくれたり こっちの身の上話を熱心に聞いてくれて、やさしい一言をかけてくれたり それと、男のひとが一生懸命頑張っている姿っていいなぁと思っちゃう」 なんてな話を、作者が集約して島耕作一身に演じさせてしまう。 こりゃ日本一モテる男になるわけで、ぼくらは早くからこの漫画を 自分のナンパの教科書に使っていた。 7年前、 「もう島耕作専務になっちゃった。それに比べて俺ずっと部長のまま (課長になったのは俺の方が早いのに)」 会社の下の書店の女の子に本を渡しながらつぶやくと 「この人早すぎます。」 にこっと笑ったその娘がうつむいたときワンピースの胸もとから胸の谷間が 覗いてなんだか慰められた気がした。 島耕作はナンパでなく出世の教科書に使えばよかった。 早く 「老人ホーム・島耕作』が読みたいなぁ。大町久美子の目を盗んできれいな婆さんと 手を握り合っていたりするのもいい。寿命がつきるまでモテ続けていてほしい。 タイトルはThe End of the World
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>isokenは近いのではないでしょうか。 ○ isokenさんは近いのではないでしょうか。 すみません。敬称が抜けてました。
お礼
これはこれは御丁寧に、痛み入ります。
isokenいつもお礼の言葉を楽しみに投稿しておりますが、今回はいつにも増して過分なお言葉ありがとうございます。今後の励みに額装して狭い書斎に貼っておこうかと思います。 若干34歳で支社の課長に就任したのは1987年。私は周囲が年上ばかりのこのころすでに島耕作の漫画は単行本化されていたと思います。課長島耕作の想定年齢が36歳ということで、とても感情移入しやすい物語でした。 今野主任みたいな年上の部下もいたし、中沢さんみたいな飄々とした先輩がいて私を引き立てて可愛がってくれました。先輩が亡くなり大学の同窓で偲ぶ会をやったとき、思い出を語る場で不覚にも私は涙がとまらなくなってしまいました。浅からぬ縁でした。 サラリーマンの物語なんて単調で面白みがないだろうと思って読み始めたこの漫画、左遷あり海外出向あり、新規事業の責任者になったり、妻の不倫、子供の成長をからめ、じつに紆余曲折、千変万化の展開をみせてくれます。 ふと、気が付くと島耕作は大町久美子を除いて職場の女性とは恋愛をしていない。さらには既婚者とは恋仲にならない。それは、自分が妻を広告代理店の奥本に寝取られたことが 背景にあって、同じことを自分はしないのだと。 >元奥様の事やあれやこれやで、実は不謹慎にも exhivisionist さんの存在が頭を過りました、万一お気に障りましたら何卒御容赦頂きたいのですが・・。 いえいえ、全く。私は課長時代にプラットニックの島耕作を持って任じていましたから女性は仕事を楽しむためのスパイス・調味料だと思っていました。好きにはなるけど手を出さない。そういうことをやっていたら、カミさんに誤解されたわけです。 普通はやらないです(;;) >この辺りの女心の機微をもう少し早くに知っておれば、私ももう少し女性にモテたかも知れない、まさに 「 遅かりし由良之助 」 でありまして、非常に残念です。 なにをおっしゃいますやら。据え膳の数なら島耕作にひけをとらないisokenさんが。 >「 黄昏流星群 」というものがありまして(御存知かとは思いますが・・)、私はその全巻を揃えております。 これ、教えていただきありがとうございました。熟女を描いたら右に出る者はないと思われる弘兼氏の面目躍如たる作品だと想像します。早速アマゾンで購入しました。(最初のほう数巻だけですがきっと続けてよみそうな気配) >先の対談形式の始終は恐らく貴兄の感性でお書きになったもの、そういう事でしょうか?。 引用やストーリーの反芻では芸がないので、駄文を付け加えてみました >そのエキスが全て網羅されている気がします。 褒めすぎです。(笑) >現在の私がまさにそのポジションにおりまして、先行きの不透明感が何とも微妙ですが・・。 わが社にも、島耕作がいまして欧州現法の副社長、法人営業の本部長など歴任して米国現地法人の社長を務めました。非常に男前で、女性にモテる。むしろ艶福家というべきで、米国でも美人秘書を従え楽しそうに仕事をしていましたがその後上にはいけず、買収した海外の会社の副社長格で異動。 40代はいくら暴れても下の方だから、目立たない。50歳前後は、本気で試されているから、「もうオレなんて先行き見えてる」と思わないほうがいいみたいです。 もう一人の島耕作は、日本で一番大きい銀行から大手の重工に出向し、子会社の社長をつとめ、その後も新規事業にたずさわった人。 慶應のお坊ちゃんらしく粋で一流趣味で、ちょっとだけ時代遅れで、5歳年下の私は仕事の縁で知り合い、とても可愛がってもらいました。 島耕作は、一緒にいるだけで場が華やかになりエネルギーをもらえてやる気にさせる。 我が家のご近所は各界のエスタブリッシュメントがごろごろしていますが、島耕作はなかなかいません。 文武両道というか、仕事も色恋も極めた達人の位置にisokenは近いのではないでしょうか。 こちらこそ、今後ともよろしく御願い致します。
お礼
再度の回答誠にありがとうございます。 >課長島耕作の想定年齢が36歳ということで、とても感情移入しやすい物語でした。 本作の連載が開始されたのが、いみじくも私が入社した年度でして、あれから既に30年を超える歳月を数え、当然ながらそれはもう色々と見て参りました。 >今野主任みたいな年上の部下もいたし、中沢さんみたいな飄々とした先輩がいて私を引き立てて可愛がってくれました。 私も都内某支店長時代に、年上の部下を持った事が有ります。 まあ叩き上げのこの方が、どこを押せばどうなるかを全て知っている支店の生き字引の様な存在で・・、ところが意外や意外・本店の中枢部に近いところにパイプを持っていたらしく、こちらとしてはやり難かったのも確か、そう言えば今野主任に似ていなくはなかったかな~。 一方で中沢さんのような先輩もいたかも知れない。 ところで御存知でしょうか、高杉良氏著 「 金融腐蝕列島 」 シリーズ、業界こそ違えどこれが驚くほど 「 課長島耕作 」 に酷似しておりまして、まあ企業物の登場人物のキャラクターは須らく似て来るんだろうと・・。 さて仕事上の能力が凄い方 ・ 破格の出世を遂げられた方 ・ 盛大におモテになった方等々、その個々に関してはまあおられない訳ではないが、その全てが備わった島耕作のような人物に、私個人はお目に掛かった事が無い。 それと今更ながら感じるのは、或る一定以上の能力のサバイバル・ゲームとなった際には、タイミングをも含めた或る種の運、そして上に立つ人間の感情・好悪、つまりは能力・成果と出世の相関関係は存在しないという事です。 その反面、私の様に好き放題やらかしたやんちゃ坊主も、その昔はそれを許容する企業風土があったという点。 何しろ出鱈目な女性関係、且つ金を持てば全て使っちゃうルーズな金銭感覚他、何事につけ厳格な現在であれば、私如きには恐らくはまる場所すら無かった事でしょう、大らかな時代に何とか生を受けた事にただただ感謝するばかり。 ところが私の若い頃のハチャメチャ振りを直接知る世代が、経営の中枢に座る時代に至り、今でも時折話をさせて頂く機会がありますが、 開口一番 「 若い頃の君は、本当にチャランポランだったなぁ 」・・との感慨を吐かれるに至っては、穴があったら入りたい気分ですが・・。 まあ正直申し上げてもう仕事に対する未練は皆無。 高校の卒業すら出席日数の関係で危ぶまれたこの身、当然受験勉強なんてする訳も無い、それでも何とか大学に滑り込み、ゼミ無し・コネ無し・能力無しの身ながら、何故か大手企業に拾われて以降ろくに仕事もせず、それでも尚30年の長きに渡り捨扶持を頂戴してきた身でありまして、恐らく一生分の運はとうに使い果たしておりますから・・。 何しろ人生はそう長くない、残された貴重な日々はお金には代え難いものでしょう。 髪結いの亭主と化し、家内のパンツを洗う日々もまた一興、彼女と二人贅と楽しみを尽くし・すっからかんであの世に行こうと思っております。 >もう一人の島耕作は、日本で一番大きい銀行から大手の重工に出向し、子会社の社長をつとめ、その後も新規事業にたずさわった人。 MHIですか、ひょっとしたら私が存知よりの方かも知れません、これ以上は申せませんが・・。 >文武両道というか、仕事も色恋も極めた達人の位置にisokenは近いのではないでしょうか。 何を仰るやら・・、自分の器は自らが充分に自覚しておりますよ。 しかしながら決して悪い人生では無かったようです、努力とは全く無縁・運のみで生きて参りましたが、若い頃を除いてお金に不自由した事も無い、そして何より私には過分な美人で優しい嫁さんをもらいましたから。 何やら棺桶に入る前の述懐のようで妙ですが、ここいらで失礼致します。 では!
- sqqrcxvx
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また、おじゃまします。 以前は、喫茶店いや珈琲屋さんへ行くのが好きでした。昭和レトロと言おうか、昭和ロマンを感じる店へです。かつては沢山ありましたね。やはり本格派でないと気に入りません。店の裏のスペースには焙煎機が置いてあり、マスターが自分の好みに挽いている。その濃い香りが店にも流れ込んでいる。 マスターが概ね酸いも甘いも噛み分けた初老で、淹れ方に頑固な拘りがある。そして決まって、新聞・週刊誌類がドッサリ置いてあり、その中に必ずあったのが「課長 島耕作」でした。懐かしいですね。でもそうした店が閉店していき、代って「スタバ」や「ドトール」の時代になりました。それと共に私の珈琲店通いも終わりましたね。もっとも仕事の合間にちょっと寄るぐらいはありますが。 喫茶店文化と「課長 島耕作」は一体だった訳ですよ。さて前置きが長くなりました。 何故モテるのか BOXでいうカウンターパンチャーだからではないかなと。自分から積極的に前へ出るタイプではない。まずは女性からの初動があり、呼応する形で彼も恋愛状態に。 イケメンだからそれが可能なんだと言われればその通りです。ただその態度は、ストーリーの中の男女にも、読者にも感じが良いタイプだなと受けとめられます。この国の人達は過剰にアグレッシブな態度を好みません。 それに女性を大切に扱いますしね。ここは大事だと思います。 あの劇画、すべてが都合よく展開していきますが。まあ、どうして社長・会長まで登り詰めたのかも考えてみるとよく解らない(笑)。 そんな中で「部長 島耕作」は、彼がワイン醸造の子会社へ出向し、ドシャ降りの日本経済の中で苦労するという筋でした。ペーソスがあって、私の中では好きな一幕でした。 社長・会長になってからの「島耕作」はハッキリ言ってつまらない。限界ですね。社長になる前の、役員間での権力闘争は読ませましたけれど。あそこまででしたね。 さて、島耕作の今後ですが いまや財界の重鎮にまで登り詰めたのですから、これから引退後は地上へ降りるより他ないでしょう。弘兼さんも描きにくくなるとは思いますが。 そこで私が、誰にも頼まれてないのに、迷惑だという声を無視して、彼の将来を描きます。 幾つかありますが 「アルバイト 島耕作」 お金はあっても単調な老後を嫌う島は、宅急便(といっても軽くて小さい荷物専門)のバイトを始める。キツイ勤務に力尽き、ある日の配達中に団地の階段でへたり込んだ彼は、団地に住む夫に先立たれた女性に介抱される。それを切っ掛けに2人に愛が芽生えて行く。 「老人会長 島耕作」 満場一致で老人会の会長に推挙された島は、ゲートボール大会の運営にそのマネジメント能力を注ぐ。いつもゲートボールのスコアを誤魔かすある老人に対し、持ち前の正義感から、堪忍袋の緒が切れた島は、その老人に決闘を申し込む。ついにゲートボール会場という公開の場で、島とその老人が、互いにスティックを握り、盛りを過ぎた者同士の「昼下がりの決闘」に臨む。 「自治会長 島耕作」 自民党顔負けの熾烈な多数派工作の末、自治会の会長に島が選ばれる。島は自治会の収入増の為、古新聞の回収に力を注ぐ。新聞回収の置場で深夜に新聞が盗まれる事件が多発し、島は深夜の張り込みを決行する。植込みの中に身を潜めていた島の前に軽トラが止まる。降りて来たのは想像だにしなかった人物だった・・・・ 「学童保育 島耕作」 学童保育の責任者となった島は、子供たちに道を諭す。同時に子供たちから多くのものを学んでいく。 「海外移住 島耕作」 永住地を決定する前に、島は候補地で、各々ショートステイを試みる。最適の地を求め世界を歩く島は各国各都市でステイを繰り返す。当地の日本人社会・物価・スポーツ・医療・人間関係について調べて行く中で、当然その地の女性との絡みも無きにしも非ず・・・・・ その他、「民生委員 島耕作」 「お弁当配達員 島耕作」とか・・・・ とまぁ、いろいろ出て来ますが、唯一確実なのは、どの作品も実現しないでしょう、という事です。 以上、よせばいいのに、いろいろ述べてみました。 でも、ゲートボール会場でも、アルバイト先でも、新聞置場でも、海外の日本人エリアでも、島はモテます。そうでないと今回のテーマになりません。 毎回思っていますが・・・・ isokenさんはもちろんの事、回答側の常連さん達にも敬意と謝意を表します。
お礼
回答ありがとうございます。 >喫茶店いや珈琲屋さんへ行くのが好きでした。 個人経営の喫茶店は、昭和が誇る偉大な文化であった気すらします。 飲食は無論の事、仲間の溜まり場・デートの待ち合わせ・一人でも大威張りで入って行ける憩いの場として機能し、何しろ喫茶店を抜きに我々の若い頃は語れませんから・・。 今でも日本橋の裏通り辺りには、この手の喫茶店が結構残っておりまして、ほぼ例外無く御年輩のマスターが一人で切り盛りしておられるようですが・・。 >喫茶店文化と「課長 島耕作」は一体だった訳ですよ。 なるほど、言い得て妙かも知れませんねぇ。 >何故モテるのか >BOXでいうカウンターパンチャーだからではないかなと。自分から積極的に前へ出るタイプではない。まずは女性からの初動があり、呼応する形で彼も恋愛状態に。 恋に落ちる取っ掛かりは概ねそういった設定ですよね、好意は持ちつつも自ら先にパンチを繰り出すタイプではない、むしろ気持ちを受け止めるケースばかりでして、相手に応じた順応性・つまりはフレキシビリティーがある、そういう事でしょうか。 そう仮定すれば、島耕作が盛大にモテる事に対する説得力を付与出来る、私もそう思います。 >それに女性を大切に扱いますしね。ここは大事だと思います。 己の経験上申し上げると、別れる時こそ男の真価が問われる最大の難関事ですが、島耕作氏は非常に恵まれておりまして、女性の側が綺麗に身を引き・魅力的な男性であるままフェードアウトに至る、つまりはその根っこが御指摘の女性を大切に扱うという点に繋がるのでしょう、恐らくは・・。 その点の比較に於いて、殊私に限れば随分と身勝手に女性に接して来たかも知れない、大いなる反省材料ではあります。 >あの劇画、すべてが都合よく展開していきますが。まあ、どうして社長・会長まで登り詰めたのかも考えてみるとよく解らない(笑)。 サラリーマン社会には須らく定年退職という高い壁が存在します、依って連載を延ばそうと意図すれば、最低でも役員にはしなければならない訳で、社長・会長というのはその延長線上にあるのでしょう。 一方に於いて、「 島耕作 」 シリーズを終始貫き通すのが或る種のペーソス、私自身はそう感じております。 ところでいつかは訪れるエンディング、さて弘兼さんがどう幕を引くのか、確かに見ものではありますが・・。 >そこで私が、誰にも頼まれてないのに、迷惑だという声を無視して、彼の将来を描きます。 この一文を見てふと思ったのですが、彼の魅力の一端は持ち場持ち場で常に全力投球する事にある、この姿勢こそ多くの女性が彼に魅かれざるを得ない魔法の一つ、そういう事ではないでしょうか? sqqrcxvx さんも想像力が豊かであられるが、恐らく設定されたどのポジションでも、最良且つ適任となるのでしょうね。 >毎回思っていますが・・・・isokenさんはもちろんの事、回答側の常連さん達にも敬意と謝意を表します。 正直申し上げて、我が意を得たりとの御意見・御回答ばかりを頂こうとは決して思ってはおりません。 仮に方向性が相違し・意見が対立する事がありましても、真摯な御回答にはただただ感謝するばかりでして、幸せな事にその点で回答者様に恵まれております。 まあ御迷惑かも知れませんが、 sqqrcxvx さんもそんなお仲間の一人、私としては勝手にそう思っておりますが・・。
≪課長 島耕作は何故モテるのか≫ はい、私も島耕作を思う延長線上にisoken様が浮かびましたよ(^^) <島耕作>は歯医者の待合で読んだくらいで、あとはアメトークなどの番組を見て大体を知る程度ですので、ちゃんとした回答になっていませんでしたら申し訳ありません。以前職場にすごくモテる方が居て「島耕作みたい」と言われていた男性を思い出しましたので彼について考察してみました。 手が届かないわけではない。でも結局手に入らない。 この辺がミソなんでしょうか~…? 素朴で人当たりもよく華があって仕事もバリバリこなす。それでいて、先の回答者様の意見にもありました、ちょっとしたスキ(可愛げ)が、母性をくすぐるのかも知れませんね。高嶺の花だけど、手が届かないわけではない。でも結局手に入らない、感じ。頭ではズルいと思いつつ、近寄られたらすぐに手を貸してしまう。憎めない、悩ましい存在。 こんな人は居ないと思いつつ…ついつい夢みてしまう読者の心理もこの本の魅力の一つかも知れませんね。おっと知ったかぶりはいけませぬ。島耕作愛読者様からのクレームが出ないうちにこの辺で… 追伸:isoken様…前略ごめんください、 先日はBAをいただきましてありがとうございました。わたくしの拙い文にも共感頂き、isoken様の包容力と人間の幅をあらためて感じました。身に余る光栄に思っています。前回のお題に遡りますが<唯一躓いた大きな石ころ>と表現された彼女様、群を抜いた素敵な女性とお察しいたします。裁判での原告側におられたとのこと…isokenさん確か法学部でいらっしゃったのでは?お付き合いされていればさぞ心強い存在でしたでしょうに、その彼女様ももったいないことをしたなとちらっと思いました。出過ぎたことをすいませんm(__)m 話を戻しまして、わたくし事になりますがちょうど一年前あたり、ストレスフルな状態が続きまして、ここokwaveさんにたどりつき、isokenさんのある文言に救われた経験をもちます。(詳しくは秘密です笑)そして記念すべき初のBAをもisokenさんよりいただけ、晴天に霹靂を飛ばすようでした。さてこの感謝どうやってお返しいたしましょう?身体で返しましょうか…?な~んてのは悪い冗談で、冗談どころかお目が高いisokenさんのこと、キャンセルと書いたのしを貼られて返されるのが関の山と自覚しております笑 この感謝を、こころの糧にこれからもがんばりたいと思っています!(*^-^*)それを是非お伝えしたく、あつかましく参入させていただきました。これからも熟読玩味の粋なお題、楽しみにしております。どうぞよろしくお願い申し上げます。恐縮ながらもこの場をお借りしてお礼まで。かしこ
お礼
回答ありがとうございます。 さて冒頭並びに後段に於いて過分な御言葉を賜り、まさに汗顔の至りではありますが、この私目の前世は恐らくオーストラリアでユーカリの木にでもぶら下がっていたのでは?と自身ですら思うほどの、どうしようもないナマケモノでして、何卒イメージの修正を御願い致したいところです、はい。 >手が届かないわけではない。でも結局手に入らない。 >この辺がミソなんでしょうか~…? やはり衆目の見るところは一致するもの、決してスーパーマンではなく、その辺りに幾らでも実在しそうな人物像、ところが豈図らんや・実はいそうでいない希少なお方、そういう事なのでしょう。 >先日はBAをいただきましてありがとうございました。 個人的には皆様から頂戴した御回答を、結構真剣に読ませて頂くのが常でして、そこには如何なるバイアスも存在しませんが、先の愚問に於いては sofaa さんから賜った回答以外のBAは思い浮かばなかった、そういう事です。 >isokenさん確か法学部でいらっしゃったのでは?お付き合いされていればさぞ心強い存在でしたでしょうに、その彼女様ももったいないことをしたなとちらっと思いました。 法学部には籍こそ置いておりましたが、私なんぞは六法全書すら持たなかった駄目学生でしたから、まあ言葉は悪いがクソの役にも立たなかった事でしょう。 それと彼女に於ける私とは、記憶の片隅にも存在しない過去の遺物、恐らくその程度であろうかと・・。 >ある文言に救われた経験をもちます。 はて何だったろう???、愚にも付かない言いたい放題を並べるほうですから、私なりに少しばかり気になりましたが、まあ知らぬが華とも申しますから、無粋な詮索は無しという事で・・。 >身体で返しましょうか…? 私はすぐ信じちゃう方ですよ、それで良ければ是非ともそういう事で、宜しく御願い致します、・・とまあ冗談ですが。 またお付き合い下さい、ではでは!
- cse_ri2
- ベストアンサー率25% (830/3286)
バブルの最後期に社会人になった世代ですが、島耕作というキャラは「バブル世代のイケメン」だと捉えています。 エリートで、そこそこ顔もよく、当時のお金第一の考えに染まってないし、なおかつ会社のためにという滅私奉公の精神も持ち合わせている。 まあ、あの頃の世相が、いい意味で反映されていると思います。
お礼
回答ありがとうございます。 >あの頃の世相が、いい意味で反映されていると思います。 思うにこの島耕作氏は、戦後の高度経済成長を支えた方々とは、明らかに一線を画すタイプでしょう。 私個人はバブル全盛期を20代後半で迎え、盛大にその恩恵にあずかったクチでして、その入社時には、まるで馬車馬のようにパッションで突っ走る上司、一方クールなビジネスに徹する先輩、その両タイプを見て参りました。 時代の端境期に出現するタイプの人物・・、或いはそういう事かも知れませんねぇ。
- yuiaikai
- ベストアンサー率25% (133/531)
最初の頃は経理部の冴えない 女の子と不倫してた、何処にでもいる ただのおっさんだった気が。 違ったかな?
お礼
回答ありがとうございます。 >最初の頃は経理部の冴えない女の子と不倫してた、何処にでもいるただのおっさんだった気が。 そうでしたっけ? 実は私も個別のストーリーに詳しい訳ではなく、漠然とした大筋のみを把握している程度ですから・・。 ・・としたら、部数が伸びるにつれて、ストーリーが膨らんできたのかも知れませんね。
- ミッタン(@michiyo19750208)
- ベストアンサー率15% (3892/25656)
弘兼さんの反面教師? 「世の中年オヤジの鏡」と捉えるか「なんやこいつ?」と捉えるか? 私はそこまでオッサン化していないのでわかりません
お礼
回答ありがとうございます。 >「世の中年オヤジの鏡」と捉えるか「なんやこいつ?」と捉えるか? 言い方を変えれば、願望の対象と捉えるか、リアリズムに欠けた荒唐無稽なフィクションと無関心でいるか、そういう事なのかも知れませんねぇ。 >私はそこまでオッサン化していないのでわかりません そうかな?・・、失礼!
- haiji1996
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それは、モテモテのisokenさんが1番答えがわかっていらっしゃるのでは(^_^;) 島耕作は、昔チラっと読んだだけなので、あまり詳しくないのですが、善良そうな人柄ですよね。善良で爽やかで嫌味がない。。好感を持たれないはずは無いのもわかります。据え膳が多いという事は、女性から誘うんですよね?私は自分から誘う事は無いので良くわかりませんが、NOと言えなさそうな男性、というのが直感的にわかるんじゃないでしょうか。つまり、島さんは、そういうスキがあるのかと。だから女性も近寄りやすい。女性も、あまりスキの無い氷のオーラの美女よりも、やらせてくれそうな女性の方が男性に誘われそうですよね。 ちょっとここで恋愛相談で恐縮ですが、男性の場合、とりあえずやれるかやれないか、やれないなら短期戦で辞めて次を探す、という人が多いと思うんです。やれないなら、その目的以外のためには、何の労力も使わない人が多いと思うんです。でも、職場の例の先輩は、私が人妻で、しかも同じ職場内の同僚だから、絶対やれないのはわかっていながら、何年も何年も、私だけにしかわからないように、職場内で特別な好意を伝え続けてくれるんです。。。これって、彼が私に、プラトニックな愛情も持ってくれている、と解釈していいと思いますか?私はプラトニック・ラブが理想なので、だとしたら嬉しいんですが。。
お礼
回答ありがとうございます。 自分で吹くほど、実はモテた訳じゃないんです。 少なくとも明らかな据え膳には殆ど遭遇した事が無い、そういう事で御勘弁を・・。 >女性も、あまりスキの無い氷のオーラの美女よりも、やらせてくれそうな女性の方が男性に誘われそうですよね。 ああ、一般的にはそうだと思いますよ。 アイガーの北壁よりはその辺りの小高い丘に挑んだ方が、当然果実を得られる可能性は高い訳で、個人的には説得力のある論旨であると思ってます。 ただ私は谷底へ落ちる可能性がある険峻も嫌いじゃない、そう申し上げておきましょう。 >男性の場合、とりあえずやれるかやれないか、やれないなら短期戦で辞めて次を探す、という人が多いと思うんです。 そうだと思います、恥ずかしながら私もそうでした。 先ずジャブを繰り出して感触を掴み、状況に応じてヒット & アウェイ 、場合に依っては速やかなる退却も厭わなかった、何しろ脈の無い相手に取られる時間は無駄の極み、若い頃の私のモットーです。 ただこれって決して悪い事ばかりじゃない、相手の空気を判断出来る或いは脈無しと諦められるマインドが、馬鹿でモテない男(一部女性をも含みますが・・)に須らく備われば、昨今世間様を賑わす凄惨なストーカー事件は起きないでしょうから。 >やれないなら、その目的以外のためには、何の労力も使わない人が多いと思うんです。 実に耳が痛いがそれも仰る通り、私個人は社会生活全般に於いて、費用対効果の少ない努力は極力避けてきました、女性に対しても然りです。 >彼が私に、プラトニックな愛情も持ってくれている、と解釈していいと思いますか? >私はプラトニック・ラブが理想なので、だとしたら嬉しいんですが。。 これはまた難解な御質問ですが、この辺りは男性個々の前提条件に依り個人差がある為、当然の事ながら私如きが断定出来るものではありません。 例えばこの私ですが、家内と結婚して以降は情事の御相手に一切恋愛感情を求めない、一方で相手に対し嘘だけはついた事が無いのもまた事実です。 そりゃ浮気の類は星の数ほどして参った最低男ですが、そんな関係になる以前に既婚者である点、そして家内と別れる気が無い事を打ち明けまして、それでも尚という女性とだけお付き合いさせて頂いてきた、何しろ肉体のみと割り切った関係の方が気が楽ですから・・。 さて仮にですよ、仮に私が haiji さんの周辺居住者でありましたら、性的関心が無い女性に対しては、相手に雄の匂いを感じさせる、或いは誤解を招きかねない種類の行動は厳に慎みます。 何のしがらみも無い女性とは、胸を張って太陽の下でお付き合いしたいですから。 ・・という事で、御賢察頂きたい。 ではでは!
- mrst48
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そのようなキャラに設定しているからでは。
お礼
回答ありがとうございます。 >そのようなキャラに設定しているからでは。 御説ごもっとも、私もそう思います。
- ithi
- ベストアンサー率20% (1972/9601)
isokenさん、こんにちは。 課長から部長、遂にはCEOにまで上り詰めても、盛大におモテになるこの方。そして大手企業のエリート・サラリーマンにして、ルックスは無論の事だが人当たりもいい他、それなりの条件は当然揃っておりますが、それでバツイチで独身とくれば、女性の方はほっておかないでしょう。まだお見合いの条件にだってぴったりだと思います。 現代の男性読者の願望てんこ盛りなんだから・・・
お礼
ithi さん、こんにちは。。 回答頂き、毎度ありがとうございます。 >現代の男性読者の願望てんこ盛りなんだから・・・ まさしく仰る通り、中年男性の願望を煮詰めて昇華すれば、或いはこうなってしまうかもといった感じの男性像でしょう。 バツイチは今や勲章の時代でして、訳の分からない中高年独身男性よりも、或いは選択肢が広いかも知れないですね。
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お礼
回答ありがとうございます。 exhivisionist さんにはまあ度々御回答賜り、また私が回答者となった過去もありましたが、大変僭越ながら今回書き下された内容を拝読した感想を率直に申し上げると、「 う~ん 」と唸らざるを得ない力作にして最高傑作、そういう評価に落ち着いてしまいます。 何しろ御自身の感性と引用のミクスチャーが素晴らしい、それを玉石混交の中から引っ張り出して来れるというのも、またセンスの一つでしょうから。 さて本質問を投稿致しまして後、元奥様の事やあれやこれやで、実は不謹慎にも exhivisionist さんの存在が頭を過りました、万一お気に障りましたら何卒御容赦頂きたいのですが・・。 >簡単なことでも、言動のなかには現れる。ことに修羅場に遭遇したとき、人に裏切られたとき、窮地に立たされたとき。 >それは、島耕作が誠実に人と接してきた証をみるようで、いささか書生っぽい青臭さを 感じるものの、それが女ごころには「かわいく」「抱きしめたくなる」のだろう。 この辺りの女心の機微をもう少し早くに知っておれば、私ももう少し女性にモテたかも知れない、まさに 「 遅かりし由良之助 」 でありまして、非常に残念です。 >「私はお金に執着するのそういう経緯かも。 >私のこと嫌いになった?」 >「いいや、大好きになった。」 これは凄い歯切れと間の良さ、私が女性でも間違いなく惚れちゃうでしょう、島耕作・恐るべしです。 >サラリーマン出世物語はややもすると義理と人情の湿っぽい話になる。もちろん毎回描かれるのは、純然たる浪花節と権力闘争と欲得話だが、それを乾いた大人の粋につつんでさらに濡れ場をからめることで上質なエンターテイメントにしようとした作者の工夫であろうと私は読んでいる。 弘兼さんという方は、シニア世代へのメッセージをライフ・ワークと心得ておられる気がしますねぇ。 ビジネス・シーンに恋愛を絡めた「 課長 島耕作 」 よりも、更に中高年の恋愛にウエイトを置いた作品に 「 黄昏流星群 」というものがありまして(御存知かとは思いますが・・)、私はその全巻を揃えております。 >作者「どんな男がモテるの」 >ママ「秘密を守れる男 >弱い者を守れる男気のある男 >でも、ちゃんと勝ち組に入っていなくちゃダメ >嫉妬深いのはだめ。かといって執着しないのもこまるけど >冷たい男って魅かれるわね。」 >作者「どんなときに好きになっちゃうの?」 >ママ「小さな約束でも忘れずに約束を守ってくれたり >こっちの身の上話を熱心に聞いてくれて、やさしい一言をかけてくれたり >それと、男のひとが一生懸命頑張っている姿っていいなぁと思っちゃう」 時に非常に難解な事をお書きになられる exhivisionist さんのメタファーを紐解くには、それ相応の想像力を働かせねばなりませんが、先の対談形式の始終は恐らく貴兄の感性でお書きになったもの、そういう事でしょうか?。 それにしても参り申した。 いや~深い!、実に深い着眼点でありまして、さすがは・・と唸ってしまったこの私、まさにモテる男になる為金言集の趣きでして、そのエキスが全て網羅されている気がします。 恐らくこの一文を読む人が読めば、その深さに脱帽する事必定ではないでしょうか? 一方に於いて、その種の男性を装うのも恐らく限度がある、即ち女性とはほぼ例外無く鋭敏な生き物ですから、化けの皮が剥げるのにそう時間は掛からないでしょう。 モテる男とそうでない男の分水嶺、その全ては持って生まれた資質とポテンシャル、そういう事かも知れません。 >7年前、「もう島耕作専務になっちゃった。それに比べて俺ずっと部長のまま (課長になったのは俺の方が早いのに)」 現在の私がまさにそのポジションにおりまして、先行きの不透明感が何とも微妙ですが・・。 さて先の一文のみ拝読しても、私などはまだまだ修行が足りない、今後とも御指導御願い致します。