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どちらの解釈が正しいでしょうか?AあるいはB・・・

次の文章は、どう解釈するのが妥当でしょうか。 (残部の買取り) 甲(著者)は、本件書籍の増刷部数1,000部のうち700部についてについて、契約終了時点で残部があった場合、甲は残部すべてを定価の80%にて買い取ることとする。 解釈 A ⇒ 「増刷した1,000部について残部(売れ残り)があった場合、700部を上限としてそのすべてを著者が買い取る」 解釈 B ⇒ 「増刷した1,000部のうち、売上げ部数が700部に満たない場合にその不足する部数のすべてを著者が買い取る」

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  • masa2211
  • ベストアンサー率43% (178/411)
回答No.16

妥当な解釈とは、日本語文法として正しい解釈と言う意味でなく、また、利益配分について 5分という意味でもいないから、解釈A。 理由。 契約内容に疑義がある場合の正しい行動は決まっています。 ・事前に確認する。 これしかない。 「契約」「疑義」でネット検索すると、ヒットするのは以下の2とおり。 1.そのときは協議する。 2.文面起案者の意図通りに解釈する。(少数派) どの道、事前に確認しているなら解釈Aだ、ということが確定するので、 事前確認を怠った結果、怠った側が有利になる、というのは不合理。 ※事前確認した結果、数値が変わるなり文面が変わるかも知れませんが、  事前確認しなかったリスクなのだから仕方ない。 あと、同一文面(数値や固有名詞が違うだけの文面)で、当該会社は何度も契約している ことが予想される文面なので、同一文面同一解釈が妥当。ここが破れると、何でもアリになってしまうから。何度も契約しているほうは、当然、解釈Aのはず。 ※過去に「文法的にどちらの解釈が正しいか」を質問していますが、そのときは  回答も2つに割れました。よって、「日本語文法としてはどちらにも解釈可能」  と判定せざるを得ません。純粋に文法解釈だけでは判定は無理。こうなります。  文法解釈以外のことまで考えると、結果はあきらか。 要するに、意味が複数にとれる箇所を見落とした場合、その箇所の意味が 複数にとれる、と判断されればそこで議論終了。文面起案者の意図通りです。 文面起案者の意図通りに解釈するのがごく少数ではじめて議論の余地があります。 契約行為を何回も繰り返す場合、あまりにもアタリマエであり、誰も議論しません。 今後出版するつもりが無いなら、ごねてみるのも手(ほとんど、ゴネ得になる。)ですが、 それ、妥当とは言わない、ですよね?

muimusaku
質問者

お礼

masa2211さん。回答ありがとうございます。 そろそろ質問を閉め切ろうと思っていたところでした。 とても参考になりました。 以下、少し補足します。 >当該会社は何度も契約していることが予想される文面なので、同一文面同一解釈が妥当。 私の考えは根本的に違います。というのは、この会社は、増刷というケースは初めてではなかったかと思うからです。出版社としてのノウハウがなかったことが、その後のさまざまな手違いに繋がったと思うのです。 最初の手違いは、契約期間を「半年」として提示したことです。なぜ半年かという私の疑問に対して担当者は、「最初の(初版の)契約が基本になる。どこの出版社でも同じ」という説明をしていました。しかし、それは、嘘でした。私が調べたところ、そういう事実はありませんでした。 結局、「半年」が「1年半」に延長になって1,000部の増刷の合意ができたのですが、届いた覚書は、「半年」のままでした。我が目を疑いました。どうしてそういうことになるのかと出版社に問い合わせたところ、差し替えの書面が届きました。 「覚書」の送付についても手違いがありました。普通便でも夕方までに投函すれば翌日には届くのに、翌々日になっても届きませんでした。一刻も早く増刷を実現したい私としてはどういうことかと出版社に問い合わせました。そうしたところ、「普通便で送った」という返事がある一方で、「速達で送った」という返事もありました。しかし、それは普通便で届きました。 手違いの最たるものが契約期間終了後に提示されたの買取り金額です。それは、覚書を無視した、めちゃくちゃなものでした。 私は、出版社に反論する材料があるとはとても思えません。ないからこそ、それを提示しないのだと思います。「企業としての生産性」云々は体裁を取り繕うとするまやかしだと思います。 出版社は、その愚かさに気付いていません。情けない限りです。 私は、今後の交渉において、出版社に増刷の実績がどれほどあったのかを問いただしたいと思います。おそらく皆無ではなかったかと思います。だからこそ、出版社はそのことを明らかにはしないと思います。

muimusaku
質問者

補足

>どの道、事前に確認しているなら解釈Aだ、ということが確定するので、事前確認を怠った結果、怠った側が有利になる、というのは不合理。 私が解釈Bを取るのは、それなりの根拠に基づいています。担当者の「700部が採算ラインです」という説明がそれです。その時はおそらく、担当者も私と同じ解釈であったはずです。そうでないとすれば、担当者は私に虚偽の説明をしたことになります。 それは、投資において損をする可能性があるのにそれを顧客に説明しなかったということと通じます。顧客が錯誤するような説明をした場合、その契約は法的な効力はないはずです。 出版社は、私の問い合わせに対して、「(私の)主張をくつがえすに足る根拠と明確な証拠」があると言っています。あるのならそれを示せばいいはずです。出版社は、「企業としての生産性」を前面に打ち出してそれを拒否しています。 果たして、「明確な証拠」とは何かと思います。もしかしたらそれは、出版社として十分に説明しているということを証明するものなのかもしれません。つまり、交渉のすべてを録音しているということです。それがあるというのなら、ぜひ聞かせて貰いたいと思います。出版社の説明に何らの過失もなく、私の解釈が間違っていたことがそれでわかるかもしれません。

その他の回答 (15)

回答No.15

●気のせいでしょうか ○気のせいだと思います(笑)

muimusaku
質問者

お礼

>○気のせいだと思います(笑) そうでしょうね。 回答ありがとうございました。 これに懲りずに回答よろしくお願いします。

回答No.14

●理解できませんでした ○ご自分の意に沿わない回答に対してはあれこれ反論してご自分の意に沿う方向に持っていこうとしているということです。 単に意見聞きたいだけなら自分の意に沿わない意見があっても「そういう考え、解釈もあるか」とスルーすればよく反論する必要はないはずです。 ●著作権使用料といっても微々たるものです。 ○無名の作者で売れるようなものでもない自費出版物に著作権使用料を払っているのですよ。 印税にすれば売れた分だけ支払えばよいのに、です。

muimusaku
質問者

お礼

たびたびの回答ありがとうございます。 確かに、気に食わなければスルーすればいいはずです。 質問する側も、回答する側も。

muimusaku
質問者

補足

「どっちもどっち」という影の声がします。 気のせいでしょうか・・・

回答No.13

●要するに儲けるためです。 ○営利企業として当たり前です。 ●著者に買取ってもらうことで儲けるためです。 ○今回のケースは出版社側が企画しての書籍ではなく質問者さんが企画しての自費出版です(前回の質問による)。 出版社側に返本によるリスクを背負う義務はありませんし、増刷を持ちかけたのも質問者さんでしょう? 返本のリスク、損失は著者である質問者さんが負うべきものです。 ●無名の著者の本が売れるはずがありません。 ●売れる作品ではありませんでした。 ○第一刷が売れたことで欲を出した質問者さんの責任かと思われます。 売れる作品ではないからこそ出版社は損をしない契約にしたのでしょう。商業出版ではなく自費出版なら当然です。 ●著者が出版社の収益を担うわけです。 ○出版を持ち掛けての自費出版なのですから当然です。 ●出版社との交渉過程で明らかにしたいと思っています ○問題になっている条項の解釈と出版社のマージンとは関係がありません。 それは質問者さんが「採算がとれればよいのだから書店販売分と著者買い取り分で700部であればよいはずだ」と契約内容にない話を持ち出して駄々をこねているだけです。 ●売る努力などまったくしていないはずです。 ○商業出版ではなく自費出版なのですから当然です。 そもそも商業出版なら「著作権使用料」ではなく「印税」で支払うでしょう。 売れても売れなくても著作権使用料が入るという著者に有利な部分は無視して自分に主張するのは都合が良すぎます。 質問者さんは「二匹目のドジョウ」的なことを期待して欲を出し、その思惑が外れて出費が増えたことで出版社に言いがかりをつけているだけです。 自分の考えが正しいかどうか不安だから質問をしている言いながら自分の考えに合う回答だけを受け入れていることが如実にそのことを示しています。 最終的には出版社が泣き寝入りするしか、小額裁判を起こすしかないので、粘り強くごねていればよいかと思います。

muimusaku
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 以下の点が理解できませんでした。申し訳ありません。 >自分の考えに合う回答だけを受け入れていることが如実にそのことを示しています。 「自分の考えに合う回答だけを受け入れている」とはどういうことでしょうか。 私は誰の回答でも拒否はしていません。拒否して削除できるわけでもありません。 (以下、補足です) >売れても売れなくても著作権使用料が入るという著者に有利な部分は無視して自分に主張するのは都合が良すぎます。 著作権使用料といっても微々たるものです。例えそれが、かなりのものであったとしても、それを経費として著者から徴収すれば、著者にとって少しも有利ではありません。

回答No.12

●700部が採算ラインという出版社の説明がまやかしではないかということです。 ○そうなると話の前提から覆ることになりますし、何故そんな嘘をついたかもおかしな話になります。 今回問題になっている書籍の装丁や頁数がわからないのではっきりとは言えませんが、560,000円(700部×1,000円×80%)が採算ラインなら増刷経費としては妥当です。 もっとも「採算ラインが600部」だとしても480,000円なので大した違いはありませんが。 また売れる売れないに関わらず著作権使用料が約20,000円ほど支払われていることを考えると出版社がそんな妙な嘘をつくとは考えにくいです。 いずれにせよそれは質問者さんの憶測でしかないですから憶測を根拠には出来ません。 ●著者が買い取ることを見込んで80%に設定しているのかもしれません。 ○そのとおりでしょう。書店や取次店への卸し価格でないと出版社が損をしてしまいますからね。 ●書店や取次店のマージンが一部につき300円だとすると ○そのとおりですが、書店や取次店のマージンが200円なら著者の買い取り価格は800円で妥当です。 書店や取次店のマージンが300円だとする根拠がありません。 ●こんな商法があっていいのでしょうか ○書店や取次店のマージンが300円だとする根拠がないのでただの憶測です。 憶測で批判しても意味はないです。 また1,000部を発行し、完売する前提で利益を見込んでいるわけですから著者が買い取った分だけで利益を見込んでいるわけではないでしょう。 いずれにせよ問題となっている条項の説明が違っていたというならともかく、それとは関係がない採算ラインの話と結び付けて主張するのは無理があります。 第一刷が売れて深く考えずに契約したことが間違いだったように思います。

muimusaku
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 少し、補足します。 >書店や取次店のマージンが300円だとする根拠がありません。 確かにその通りです。あくまでも推測です。実態はどうなのかについては、出版社との交渉で明らかにしたいと思います。出版社が当方の質問にまともに答えるかどうか、極めて疑わしいですが。 >1,000部を発行し、完売する前提で利益を見込んでいるわけですから著者が買い取った分だけで利益を見込んでいるわけではないでしょう。 1,000部の完売を意図していたとは思えません。そもそも、売れる作品ではありませんでした。だからこそ、大量の売れ残りが発生しました。そのことは、出版社は予測していたはずです。ですので、出版社としては最初から売る努力などまったくしていないはずです。余計なことはしなくても著者に買取って貰うことで出版社は損をしないだけでなく、ある程度の利益を確保できるのです。どの程度の利益を計上していたのかはわかりませんが。

muimusaku
質問者

補足

>○そうなると話の前提から覆ることになりますし、何故そんな嘘をついたかもおかしな話になります。 要するに、儲けるためです。本が売れることによって儲けるのではなく、著者に買取って貰うことによって儲けるためです。 そもそも、無名の著者の本が売れるはずがありません。出版社はそのことは十分わかっています。わかっているからこそ売ろうと努力するはずがありません。売れなくても著者が前もって出版社の利益相当分を出版費用として支払っているため、出版社は損をしません。 今回の増刷については、出版社が費用を負担はしていますが、それはあくまでも建前であって、売れなければ出版社が負担した費用は、最終的には著者が支払うことになるのは止むを得ない訳です。 売れなくても著者が買取る、すなわち、著者が出版社の収益を担う訳です。ですので、著者による買い取り比率は大きい方が出版社にとっては旨みがある訳です。 以上です。

回答No.11

●ある程度の利益を計上しているのではないでしょうか ●ただ働きになってしまいます ○質問者さんは「採算ライン」の意味をご存じではなかったのですね。 「採算ライン」とは出費した経費(製造費、広告費、人件費など製作・販売にかかったすべての費用)と販売の売り上げが同額となるラインです。 よって「採算ライン」に達していればただ働きにはなりません。 ただし、会社には利益もありませんから営利事業としては成り立たない事業とはいえます。 返本率が70%以上となると職業作家なら次回作の出版を見直し(中止)されるレベルです。

muimusaku
質問者

お礼

たびたびの回答ほんとうにありがとうございます。

muimusaku
質問者

補足

>○質問者さんは「採算ライン」の意味をご存じではなかったのですね。 私が「ある程度の利益を計上しているのではないでしょうか」というのは、700部が採算ラインであるという出版社の説明がまやかしではないかということです。本当の採算ラインは、600部であるのに、700部-600部=100部の部分に利益を計上しているということです。すなわち、600部売れた時点で採算は取れている訳ですので、700部売れれば確実に利益は発生している訳です。 この出版社の場合、著者は定価の80%で買い取ることになっていますが、これなども売れないことを見込んで、すなわち、著者が買い取ることを見込んで80%に設定しているのかもしれません。書店や取次のマージンが一部につき300円だとすると、著者の買取り割合は70%でもいいはずです。 一部売れた場合の出版社の収益は、1,000円-300円=700円 著者の買取りによる出版社の収益は、1,000円×80%=800円 著者の買取りによる収益の方が多いということは、出版社にとっては売れない方が利益が大きいということです。売れない方が儲かる訳です。こんな商法があっていいのでしょうかね。

回答No.10

●安く買取ることができて当然です。  ○そうですね。その点については私の思いが至らず前回の回答は間違いでした。 一般的に出版社が取次店や書店への卸し価格は定価の70~80%だそうですから問題になっている契約で「定価の80%で買い取り」は妥当です。 また「採算ラインは700部」ならやはり「著者が700部買い取ってやっと採算」であり、残りの298部を売らないと出版社に利益はありません。 定価の20%が出版社の利益となり、定価が1,000円なら298部が全部売れても59,600円の利益しかでません。 もし「著者が買い取る700部からすでに売れている部数を差し引く」としたら出版には利益がほとんど出ません。 前回の質問では今回の出版は基本的には自費出版であり、第一刷が完売?したことから著者(質問者)から増刷を持ちかけた、という話だったと思います。 商業出版なら返本のリスクは出版社が負うものですが、自費出版なら返本リスクは著者が負うものです。 いずれにせよ質問者さんはご自分の解釈が正しいと考え、他の意見を聞くつもりがないようですから質問やアンケートをとる意味がないように思われます。 少なくとも今回の質問に回答した5名のうち質問者さんの意にそう回答をしたのは1人だけです。

muimusaku
質問者

お礼

重ねての回答ありがとうございます。 >質問者さんはご自分の解釈が正しいと考え、他の意見を聞くつもりがないようですから質問やアンケートをとる意味がないように思われます。 私は自分の考えが絶対に正しいとは思っていません。そのことは、誰にとっても同じことが言えると思います。 こうして質問するのは、自分の考えに自信がないからです。間違っているところを的確に指摘して貰いたいと思うからです。 ネットで何度も質問した結果、わからなかったところがわかったり、さらに疑問点が出てきたりしています。親切に回答してくださる方には本当に頭が下がります。ありがたいと思います。

muimusaku
質問者

補足

>定価の20%が出版社の利益となり、定価が1,000円なら298部が全部売れても59,600円の利益しかでません。 定価の何パーセントが出版社の利益となるかは定かでありません。20%ならば59,600円の利益です。しかし、出版社は、採算ラインとしている700部について、ある程度の利益を計上しているのではないでしょうか。 すなわち、700部売れた場合、収益700,000円(1,000円×700部)から書店・取次へのマージンと印刷・製本のための経費を差し引いたものの中に出版社の利益もあるのではないでしょうか。それを計上していないとなると、700部売れたとしてもただ働きとなってしまいます。

  • etranger-t
  • ベストアンサー率44% (769/1739)
回答No.9

No.2です。補足を拝見いたしました。 >何を基準にするかという点で解釈に違いが出るのではないでしょうか。 >すなわち、売れた部数を基準にするか、それとも、売れ残った部数を基準にするかということです。 これは、書籍を1000部増刷するに当たって、どれだけ売れるか分からないから、700部以下の売り上げしか無ければ、著者さんの方で責任を持って700部は80%で買い取ってくださいね、ウチで責任を持てるのは300部ですよ、と出版社側と契約したということですよね。 つまり、問題なのは増刷する1000部ではなく、著者にとってはノルマで、出版社にとっては免責の700部ということになります。Aの場合ですと、売れ残りが100部(900部が売れた)だった場合、売れ残っているのには違いが無いので700部を上限に買い取るということは、売れ残った100部を買い取らなければいけないとも受け取れますが、元々の契約が700部をどうするのかという契約ですので、上限の700部を超えて900部売れたということですので、著者に買い取る義務はないと言えます。 その点、Bの場合は分かりやすく、売り上げが900部あれば700部を満たしているので、不足がないので著者に買い取る義務はないと判断しやすい文言と言えます。 従って、先の回答で、AもBも言っていることは同じだとお答えしたのは、基準が増刷する1000部ではなく、700部をどうするのかということですので、同じだということです。 但し、Aの文言は誤解を生じやすいと思いますので、Bの方が的確な文言だと言えるのではないでしょうか。

muimusaku
質問者

お礼

重ねての回答ありがとうございました。

muimusaku
質問者

補足

>ウチで責任を持てるのは300部ですよ、と出版社側と契約したということですよね。 申し訳ありません。「ウチで責任を持てるのは300部。700部は、著者にとってはノルマで、出版社にとっては免責」というのがよくわかりません。 出版社の説明では、700部は採算ラインということでした。ですので、私は、700部に満たない売り上げの時に、700部に満たない部数を買い取ればいいと解釈しました。900部売れれば、900部-700部=200部については出版社の利益となります。 100部が売れ残っても700部の採算ラインを200部も超えている訳ですので、それを買い取る必要はないはずです。しかし、解釈 A(出版社の解釈)では、その100部も買取らなければなりません。 解釈 Aで買取りが免除になるのは、300部未満しか売れなかった場合です。すなわち、100部しか売れなかった場合、著者が買い取らなければならないのは700部で、200部が買取り免除となります。

回答No.8

●担当者の説明に嘘があったことになります ○「700部売れれば採算がとれますから700部売れれば著者の買取はないですよ」と言われたのなら「説明が嘘だった」といえるでしょう。 最初から「売れ残りがあったら著者が買い取り」という契約条項があり「700部が採算ライン」なら「700部までは買い取らなければならなくなる可能性がある」と考えないほうが浅はかな気がします。 多少売れたから売れた分を「700部の買い取り」から差し引いて負担を減らしたいと思われているのでしょうが、一冊も売れなければ700部は買い取ることには疑問を感じなかったはずです。 また買い取り価格は定価の80%ですから700部すべてを著者が買い取っても20%分は回収できません。そうなると著者買取700部+販売140部でやっと採算ライン、残り158部が売れないと出版社は利益がでません。 著者は2%の著作権使用料を受け取ってますから一方的に著者への負担が大きいとも言えません。

muimusaku
質問者

お礼

回答ありがとうございました。 何度も回答を頂きましたが、ベストアンサーは、 masa2211さん(No.16)にさせて貰いました。 これに懲りずに、今後もよろしくお願いします。

muimusaku
質問者

補足

>一冊も売れなければ700部は買い取ることには疑問を感じなかったはずです。 一冊も売れなければ著者は700部を買取ることによって出版社の損失を補填することになります。ですので、100部売れればその売れた分は出版社の損失は減少する訳ですので、著者の負担も減少していいはずです。しかし、出版社の解釈では、100冊売れた場合でも残りの900部のうちの700部を著者は買取らなければなりません。 >買い取り価格は定価の80%ですから700部すべてを著者が買い取っても20%分は回収できません。 定価の80%で買取るのは、書店や取次へのマージンの支払いの必要がないからです。20%は書店や取次へのマージンです。出版社から直接買取る訳ですので安く買取ることができて当然です。 1冊(定価1,000円)当たりの出版社の収支配分は、およそ次のようになるのではないでしょうか。 販売による場合 ⇒ 書店・取次へのマージン300円+出版社の収益700円 買取りによる場合 ⇒ 書店・取次へのマージン0円+出版社の収益800円 これでいくと、販売で700部売れた場合よりも著者に700部買取って貰った方が出版社は利益が大きいことになります。これでは、700部を売る努力などせずに、何もせずに一冊も売れない方が出版社にとっては好都合となります。実におかしな商取引と言えるのではないでしょうか。

回答No.7

●そう解釈するのは、出版社の担当者が ○前の質問でも指摘しましたが、それはあくまで採算ラインについて話をしただけで契約とは直接の関係はありません。 補足をいただきましたが、やっぱり「販売に関する規定」がありません。 これではやはり「買取の上限が700部」としか解釈できません。

muimusaku
質問者

お礼

重ねての回答ありがとうございます。 私の解釈は、採算ラインが700部という説明を受けことによるものです。その解釈が誤りであるというのなら、担当者の説明に嘘があったということになります。担当者が虚偽の説明をしたことになります。 出版社の主張する解釈が正しいというのなら、そういうふうに説明すべきです。それをしないということは顧客(ここでは著者)が間違った判断をしてしまいます。それは、投資ビジネスにおいて損をする可能性があるのにそのことを説明しないのと同じではないでしょうか。

回答No.6

●何を基準にするかで解釈がわかれるのではないでしょうか ○そのとおりです。 なので条文にはない「売り上げ部数が700部に満たない場合」とは解釈できません。 あくまで「1000部のうち700部の残部」でしかありませんから「買取の上限が700部」が妥当です。 ただし、前の質問でも指摘したとおり契約の他の条項で販売に関する規定があるはずですからそれと合わせて考えないと正しくは解釈できません。

muimusaku
質問者

お礼

回答ありがとうございました。 私は、「売上げ部数が700部に満たない場合」という解釈ですが、そう解釈するのは、出版社の担当者が「700部が採算ラインである」という説明をしていたからです。 700部が採算ラインであるのなら、700部を超える売り上げがあった場合、それは確実に出版社の利益となります。逆に、700部に達しない場合には出版社は損失を被ります。著者が売れ残りを買い取るのはその損失を補てんするためです。ですので、著者は、700部に達しない分を買い取ればいい訳です。

muimusaku
質問者

補足

>契約の他の条項で販売に関する規定があるはずですからそれと合わせて考えないと正しくは解釈できません。 増刷(第2刷)についての契約書面は次のようになっています。 (第2刷部数)  1,000部 (費用の負担) 第2刷に要する費用は乙(出版社)の負担とする。 (著作権使用料)  乙は、甲(著者)に対して、第2刷について次のとおり本件書籍に関する著作権使用料を第2刷刊行月から〇カ月後の〇日に支払う(土日祝日の場合は翌営業日)。 発行部数1,000部のうち甲への贈呈分2部を除いた998部について本体価格の2%に相当する金額。 (残部の買取り)  甲は、本件書籍の増刷部数1,000部のうち700部について、契約終了時点(平成〇年〇月〇日)で残部があった場合、甲は残部すべてを定価の80%にて買取ることとする。    

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    ある出版社から本を出しました。それは、著者が費用を全額負担するという自費出版でした。初版は、発行部数が少なかったことからすぐに売れ切れました。そこで、増刷をどうするかということになりました。出版社と協議した結果、費用は出版社が全額負担するが、売れ残りが出た場合、それを著者が買取るという条件で、1,000部の増刷が実現しました。 契約期間終了後、800部の売れ残りが出ました(売れたのはわずか200部)。そこで、出版社から「覚書」に基づき、売れ残りに対する買取り金額の提示がありました。しかし、その買取り金額は、私が解釈していたものとは異なるものでした。 「覚書」は、次のとおりです。果たして、どう解釈するのが妥当でしょうか。法律上の問題としてではなく、文章表現の問題として質問します。 (残部の買取り) 甲(著者)は、本件書籍の増刷部数1,000部のうち700部について、契約終了時点で残部があった場合、甲は残部すべてを定価の80%にて買い取ることとする。 出版社の解釈は、800部売れ残ったのだからそのうちの700部(残りの100部は買取り対象外)。 私の解釈は、出版社の担当者が「700部が採算ライン」と説明していたため、買取り部数は、700部-200部=500部。 解釈が分かれるのは、「覚書」の「1,000部のうち700部について」の部分です。これは、極めて紛らわしい表現だと思うのですが、皆さんはどう解釈されますか。 「700部が採算ライン」という説明について、それは文章という形では何も残っていません。ですので、「そんなことは言っていない」と言われればそれまでなのですが・・・

  • 売れ残った場合の買い取り部数の解釈を巡って その2

    売れ残った場合の買い取り部数の解釈を巡って大混乱。果たしてどう解釈すべきでしょうか? (残部の買取り) 甲(著者)は、本件書籍の増刷部数1,000部のうち700部について、契約終了時点(平成〇年〇月〇日)で残部があった場合、甲は残部すべてを定価の80%にて買取ることとする。 定価は1,000円で、1,000部増刷しました。しかし、売れたのは200部。800部が売れ残りました。出版社が提示した買い取り金額は、定価1,000円×80%×売れ残り800部=640,000円 。 しかし、そのことに疑義を表明したところ、金額の訂正(減額)がありました。訂正(減額)された金額は、定価1,000円×80%×700部(買取り最大部数)=560,000円 でした。 増刷について協議している時、700冊売れたら採算がとれるという説明を担当者はしていました。ですので、私は、700冊以上売れたら売れ残りを買い取る必要はなく、逆に、200冊しか売れなかった場合、700-200=500冊を買い取らなければいけない(買取り金額400,000円)と解釈していました。しかし、提示された金額はそういう解釈に基づいていません。 出版社の解釈は、 売れ残りが 100冊  ⇒ 著者には100冊の買い取り義務 ⇒ 買取り金額 80,000円 売れ残りが 200冊  ⇒ 著者には200冊の買い取り義務 ⇒ 買取り金額160,000円 売れ残りが 300冊  ⇒ 著者には300冊の買い取り義務 ⇒ 買取り金額240,000円 売れ残りが 400冊  ⇒ 著者には400冊の買い取り義務 ⇒ 買取り金額320,000円 売れ残りが 500冊  ⇒ 著者には500冊の買い取り義務 ⇒ 買取り金額400,000円 売れ残りが 600冊  ⇒ 著者には600冊の買い取り義務 ⇒ 買取り金額480,000円 売れ残りが 700冊  ⇒ 著者には700冊の買い取り義務 ⇒ 買取り金額560,000円 売れ残りが 800冊  ⇒ 著者には700冊の買い取り義務 ⇒ 買取り金額560,000円 売れ残りが 900冊  ⇒ 著者には700冊の買い取り義務 ⇒ 買取り金額560,000円 売れ残りが 1,000冊  ⇒ 著者には700冊の買い取り義務 ⇒ 買取り金額560,000円 すなわち、売れ残りが700冊以上の場合、700冊を超える分については著者の買取義務はない(買取りの最大部数は700冊)ということです。 しかし、増刷について協議している時、上記のような具体的な数字の提示はありませんでした。果たして、この「残部の買取り」の文言はどう解釈すべきなのでしょうか。 「残部」と「残部すべて」という記述があります。なぜ「残部すべて」なのか、どうして「残部」ではいけないのか、極めて理解に苦しみます(間違った解釈を防ぐため?)。そもそも、「残部」の意味するものが理解困難です。さらには、「甲は」という主語が重複しています。典型的な悪文と言えます。 最終的には弁護士に相談しようと思っていますが、その前に皆さんのご意見をお聞かせください。 (補足その1) この出版社は、増刷の契約の際、契約期間を半年として提案して来ました。わずか半年では1,000部を売りさばくことは無理だとして交渉(口頭でのやりとり)したところ、「半年」が「一年半」に延びました。しかし、届いた書面は「半年」のままでした。そこで、そのことを指摘したところ、差し替えの書面が届きました。 (補足その2) この件に関しては、以前にも質問しました。そして、多くの方から回答を頂きました。ありがとうございました。今回は、状況が少し変化した(出版社から請求金額の変更があった)ために内容を少し変えて投稿しました。 契約条文の解釈で困っています。 ⇒ http://okwave.jp/qa/q8611857.html 売れ残った場合の買い取り部数の解釈を巡って大混乱 (←間違った記述があったために閉鎖) ⇒ http://okwave.jp/qa/q8617942.html

  • 「1,000部のうち700部について」の解釈

    (残部の買取り) 甲(著者)は、本件書籍の増刷部数1,000部のうち700部について、契約終了時点で残部があった場合、甲は残部すべてを定価1,000円の80%にて買い取ることとする。 売れ残った場合の買取り部数の解釈を巡って出版社と見解の相違が生じました。 問題となっているのは、「1,000部のうち700部について」の解釈です。何を基準にするかで解釈は分かれます。私は売れた部数を基準にしていますが、出版社は売れ残った部数を基準にしています。 私の解釈の根拠は、担当者の「700部が採算ラインです」という説明にあります。すなわち、700部売れれば出版社は出版に要した費用を回収できるために著者が売れ残りを買取る必要はないという訳です。著者が売れ残りを買取るのは、売れたのが700部に満たなかった場合に生じる出版社の損失を補填するためです。 これに対して、出版社の解釈では、その根拠は ??? です。いったい、出版社の解釈の根拠は何でしょうか。皆さんのご意見をお聞かせください。私は、どう考えても合理的な根拠があるとは思えません。 (補足) 私の解釈では、700部を超えて売れた場合に出版社の収益は増えます。 しかし、出版社の解釈では、300部売れた時点で収益は最大となり、それ以上どんなに売れても(完売しても)出版社の収益は増えません。

  • 売れ残った場合の買い取り部数の解釈を巡って大混乱

    売れ残った場合の買い取り部数の解釈を巡って大混乱。果たしてどう解釈すべきでしょうか? (残部の買取り) 甲(著者)は、本件書籍の増刷部数1,000部のうち700部について、契約終了時点(平成〇年〇月〇日)で残部があった場合、甲は残部すべてを定価の80%にて買取ることとする。 出版社が提示した買い取り金額は、640,000円 (定価1,000円×80%×売れ残り800部)でした。しかし、そのことに疑義を表明したところ、金額の訂正(減額)がありました。 訂正(減額)された金額は、560,000円 (定価1,000円×80%×売れ残り700部)でした。 増刷について協議している時、700冊売れたら採算がとれるという説明を担当者はしていました。ですので、700冊以上売れたら著者が売れ残りを買い取る必要はないはずです。逆に、200冊しか売れなかった場合、著者は700-200=500冊を買い取ればいいはずです(買取り金額400,000円)。しかし、提示された金額はそういう解釈に基づいていません。 出版社の解釈は、 売れ残りが 100冊  ⇒ 著者には100冊の買い取り義務 ⇒ 買取り金額 80,000円 売れ残りが 200冊  ⇒ 著者には200冊の買い取り義務 ⇒ 買取り金額160,000円 売れ残りが 300冊  ⇒ 著者には300冊の買い取り義務 ⇒ 買取り金額240,000円 売れ残りが 400冊  ⇒ 著者には400冊の買い取り義務 ⇒ 買取り金額320,000円 売れ残りが 500冊  ⇒ 著者には500冊の買い取り義務 ⇒ 買取り金額400,000円 売れ残りが 600冊  ⇒ 著者には600冊の買い取り義務 ⇒ 買取り金額480,000円 売れ残りが 700冊  ⇒ 著者には700冊の買い取り義務 ⇒ 買取り金額560,000円 売れ残りが 800冊  ⇒ 著者には700冊の買い取り義務 ⇒ 買取り金額560,000円 売れ残りが 900冊  ⇒ 著者には700冊の買い取り義務 ⇒ 買取り金額560,000円 売れ残りが 1,000冊  ⇒ 著者には700冊の買い取り義務 ⇒ 買取り金額560,000円 すなわち、700冊を超える売れ残りに対しては買い取らなくてもいいということです。 しかし、増刷について協議している時、上記のような具体的な数字の提示はありませんでした。ですので、私は、700冊に満たない売り上げ部数に対してその不足分を買い取ればいいと解釈していました(売れ残りが 600冊であれば買取るのは100冊)。 果たして、この「残部の買取り」の文言はどう解釈すべきなのでしょうか。最終的には弁護士に相談しようと思っていますが、その前に皆さんのご意見をお聞かせください。 (補足その1) この出版社は、増刷の契約の際、契約期間を半年として提案して来ました。わずか半年では1,000部を売りさばくことは無理だとして交渉(口頭でのやりとり)したところ、「半年」が「一年半」に延びました。しかし、届いた書面は「半年」のままでした。そこで、そのことを指摘したところ、差し替えの書面が届きました。 (補足その2) この件に関しては、以前にも質問しました。そして、10件の回答を頂きました。ありがとうございました。今回は、質問を少し変えて投稿しました。 契約条文の解釈で困っています。 ⇒ http://okwave.jp/qa/q8611857.html

  • 売れない方が儲かるという理不尽な出版契約・・・?

    次のような出版契約は有効でしょうか。 (残部の買取り) 甲(著者)は、本件書籍の増刷部数1,000部のうち700部について、契約終了時点で残部があった場合、甲は残部すべてを定価1,000円の80%にて買い取ることとする。 補足します。 出版社の解釈 ⇒ 増刷した1,000部について売れ残りがあった場合、700部を上限としてそのすべてを著者が定価の80%で買い取る。 すべて売れた場合の出版社の収益は、  1,000円×*70%×1,000部=700,000円( ← 書店・取次のマージンが*30%) 300部売れた(700部売れ残った)場合の出版社の収益は、  1,000円×70%×300部=210,000円( ← 販売による収益)  1,000円×80%×700部=560,000円( ← 著者の買取りによる収益)  210,000円+560,000円 =770,000円 出版社は、1,000部すべてが売れた場合よりも、300部しか売れなかった(700部が売れ残った)場合の方が大きな収益を手にします。 果たして、こういう「売れない方が儲かる」という契約は正当な商取引と言えるのでしょうか。 売れない方が儲かるということになれば、出版社は売ろうと努力するはずがありません。何もしない方が儲かる訳だから当然です。その一方で、一人でも多くの人に本を読んで貰いたいと思う著者は、個人的に書店を回って本を置いて貰うように努力します。出版社が売れない方を望んでいることも知らずに。 まさに出版社の経営姿勢は、著者の思いを踏みにじっています。果たして、こういう出版社は良心的と言えるのでしょうか。そもそも、この出版契約は有効でしょうか。 皆さんのご意見をお聞かせください。 添付した図表に間違いがあります。 100部売れた場合、70,000円+560,000円=630,000円の収益です。

  • 初版部数について

    先週のドラマ『働きマン』で単行本になる小説の初版部数をめぐって編集者(5万部希望)と営業(2万部が妥当)が言い争ってました。 見てて、最初から多く刷って売れなかったら大変だし、最初は2万部で反響が大きければすぐに増刷すればいいのに・・・なんて思いましたが、そんな単純なことではないんですか?

  • 不合理な事実を前提とした契約は有効でしょうか?

    私は、ある出版社と契約の履行を巡って揉めています。消費者契約法に基づいて契約の無効を訴えようと考えています。果たして、その訴えが認められるものかどうかについて皆さんのご意見をお聞かせください。 私が主張する契約無効の根拠は、以下の通りです。 その1 出版社が主張する覚書の解釈が合理性を欠く。不合理な解釈を前提にしているため無効である。 その2 出版社が著者の問い合わせに対して虚偽の説明をした。 (補足 その1) 出版社は、700部が採算ラインであることを理由としてそこに至らなかった売り上げの時に売れ残った本の買取りを要求しました。出版の契約を結ぶ時、そのことは合意しました。しかし、売れ残った場合の買取り部数についての解釈が出版社と私では食い違っていました。そのことを私は、売れ残った本の買取りを求められたときに気付きました。 私は、出版社に対して私の解釈の正当性を訴えました。しかし、出版社は、私が異を唱えたことを不合理であるとして非難しました。つまり、出版社の解釈こそが正しいという訳です。 しかし、出版社の解釈では不合理なところが生じます。それは、300部売れた場合に最高の収益となり、その後どんなに売れても収益は増えません。増えないところか逆に減少します。 これでは出版社が本を売ろうと努力するはずはありません。売れない方が出版社は、本を倉庫から出して発送する手間が省けます。売れなくてもその分は著者が買い取る訳ですので、出版社は損をしません。 出版社が私の解釈に基づく買取り金額を要求したのなら私は、何もためらうことなくその支払い要求に応じていました。しかし、出版社は、私の解釈を否定しました。そして、出版社の解釈が正しいと主張しました。 そのことがどうにも納得できなかった私は、出版社の解釈の問題点を探ってみました。そうしたところ、出版社の解釈はリスク管理という点で矛盾していることを突き止めました。 (補足 その2) 添付した図表は、販売による収益よりも著者の買取りによる収益の方が大きいケースを想定しています。 販売による収益と著者の買取りによる収益が同じだった場合には、300部を超えてどんなに売れても出版社の収益はまったく変わりません。 著者が売れ残りを買い取るのは、売れなかった場合の出版社のリスクを補填するためです。出版社の解釈はその点で矛盾します。 (補足 その3) 300部を超えてどんなに売れても出版社の収益は増えない(逆に減少する)のに、担当者は「そんなことはありません。売れれば売れるほど弊社の収益は増えます」と説明しました。これが嘘であることは添付した図表から明白です。 その他にも虚偽と思える説明は多々あるのですが、それについては立証することはできません。

  • 不合理な事実を前提とした契約は有効でしょうか?

    私は、ある出版社と契約の履行を巡って揉めています。消費者契約法に基づいて契約の無効を訴えようと考えています。果たして、その訴えが認められるものかどうかについて皆さんのご意見をお聞かせください。 私が主張する契約無効の根拠は、以下の通りです。 その1 出版社が主張する覚書の解釈が合理性を欠く。不合理な解釈を前提にしているため無効である。 その2 出版社が著者の問い合わせに対して虚偽の説明をした。 (補足 その1) 出版社は、700部が採算ラインであることを理由としてそこに至らなかった売り上げの時に売れ残った本の買取りを要求しました。出版の契約を結ぶ時、そのことは合意しました。しかし、売れ残った場合の買取り部数についての解釈が出版社と私では食い違っていました。そのことを私は、売れ残った本の買取りを求められたときに気付きました。 私は、出版社に対して私の解釈の正当性を訴えました。しかし、出版社は、私が異を唱えたことを不合理であるとして非難しました。つまり、出版社の解釈こそが正しいという訳です。 しかし、出版社の解釈では不合理なところが生じます。それは、300部売れた場合に最高の収益となり、その後どんなに売れても収益は増えません。増えないところか逆に減少します。 これでは出版社が本を売ろうと努力するはずはありません。売れない方が出版社は、本を倉庫から出して発送する手間が省けます。売れなくてもその分は著者が買い取る訳ですので、出版社は損をしません。 出版社が私の解釈に基づく買取り金額を要求したのなら私は、何もためらうことなくその支払い要求に応じていました。しかし、出版社は、私の解釈を否定しました。そして、出版社の解釈が正しいと主張しました。私はそのことがどうにも納得できません。 (補足 その2) 添付した図表は、販売による収益よりも著者の買取りによる収益の方が大きいケースを想定しています。 販売による収益と著者の買取りによる収益が同じだった場合には、300部を超えてどんなに売れても出版社の収益はまったく変わりません。 著者が売れ残りを買い取るのは、売れなかった場合の出版社のリスクを補填するためです。出版社の解釈はその点で矛盾します。 (補足 その3) 300部を超えてどんなに売れても出版社の収益は増えない(逆に減少する)のに、担当者は「そんなことはありません。売れれば売れるほど弊社の収益は増えます」と説明しました。これが嘘であることは添付した図表から明白です。 その他にも虚偽と思える説明は多々あるのですが、それについては立証することはできません。

  • 売れない方が儲かる(?)自費出版商法 その2

    「著者の買取り比率は、市場での販売による比率と同じであるべきではないか」という私の主張(補足参照)に対して出版社から回答がありました。 皆さんはこれをどう評価しますか。著者が売れ残りを買い取るのは、出版社の損失(リスク)を補填するためです。そのことを踏まえた上で、ご意見をお聞かせください。 A 「その通りだ」 B 「筋違いも甚だしい」 C その他 以下、出版社の回答です。 同じであるべきとは考えておりません。卸先が法人(取次)である場合と個人(著者様)の場合では、卸元(弊社)の手間や経費が異なるので、同じ金額で下すのは適当でないということがその事由です。 取次に卸す場合は、発送作業や代金回収を含めた清算業務に至るまで、すべて取次によって行われますから、弊社の手間はほとんどありません。ところが、個人のお客様に卸す場合は、取次に発送を依頼するのではなく、宅配便で弊社(正確には弊社が委託している倉庫)から発送します。したがって、1件1件につき宅配便の伝票に記入し、データを入力し、それぞれを梱包しなければなりません。それら一連の付加作業の手間や管理にコストがかかってしまうのです。 そして、何よりも個人のお客様に卸す場合は、出版社自らが代金の回収全般を請け負わなければなりません。取次へ卸す場合は、出版社が何もせずとも、取次が売上を算出し、書店の取り分と自身の取り分を控除したうえで、出版社に売上げを振り込んでくれますから、いわゆる「取りっぱぐれ」がなく、督促作業も一切必要ありません。 ところが、個人のお客様の場合は、出版社つまり弊社で振り込んでいただくために都度案内を作成し、その案内を発送し、日々入金確認を行い、支払いがなければ自ら督促する必要がございます。ここにも経費がかかっています。 手間の分量は発注量により変動しますし、運賃も荷物の重さ、箱数、届け先の距離により変動しますから、それを注文の都度計算することは事実上不可能ですので、全国のお客様にも一律80%で請け負うよう取り決めをしているものです。 以上により、個人のお客様に卸す場合は、出版社が取次の業務を行わなければならないため、その経費を一律付加してご案内させていただいているということに相成ります。 (補足)私の主張 収益=定価×売れた部数×収益率(70%) ( ← 書店・取次のマージンが30% ) 利益=収益-印刷費・その他の経費 一冊でも売れ残れば著者はそれを買い取らなければならない(買取りの上限は700部)。よって、 出版社の収益=販売による収益(A)+著者の買取りによる収益(B) 出版社の解釈における不合理な状況 ⇒ 300部売れた場合に最高の収益(831,600円)となるが、それ以上に売れた場合には収益は減少する。 私の解釈における不合理な状況 ⇒ 700部までは売れるたびに収益が減少する(800部売れた場合とまったく売れなかった場合の収益が同額)。 売れれば売れるほど出版社の収益(販売による収益+著者の買取りによる収益)が減少するというのは「不合理」でないか。これでは、出版社が売れない方を望むのは当然である。 売れた部数が採算ラインに達しなかった場合に出版社に損失が生じるのを防ぐために著者が買い取る訳だが、著者が買い取った部数の発送は一回の手間で済む。そのためその手数料も微々たるものであるはずだ。そもそも、売れ残った場合に必要となる送料等を採算ラインを計算する際に必要経費として算入しておけば何の問題もないはずだ。