• ベストアンサー

やくざ映画のやくざと暴力団の違いについて

昔、高倉健さんが出ていたやくざ映画のやくざと暴力団とは違うと、おじいさんから聞きました。 私は、やくざ映画を観たことがないのですが、昔の日本の暴力団を描いた映画なのかなと思っていました。 おじいさんは、昔のやくざは義理人情があった、今の暴力団とは違うというのですが、私はよく意味がつかめませんでした。 すみませんが昔のやくざと今の暴力団との違いについてお教えくださいますよう、お願いいたします。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • dogday
  • ベストアンサー率29% (2313/7949)
回答No.4

やくざという商売も、もともと2種類あるのです。博徒と的屋(香具師)。 博打打ちとお祭り屋台のテキ屋で、高倉健さんとフーテンの寅さんの違い。 信仰する神様が違うので、やくざの形態である徒弟制度からして、現在もやり方が違うのです。 博徒は、賭博場を渡り歩いたり、賭博場を経営したり、宿場町ごと縄張りを持つ飲食街や風俗店の用心棒や調停役。都市開発のために地上げなども行います。 的屋は、寺社仏閣と提携して、お祭りごとに移動する露天商や行商人や旅芸人。それが転じて芸能界や音楽界など興行を取り仕切る手配師になっていきました。 やくざという言葉は、これらをあわせて職を持つ無宿人のこと。だからトラック野郎とか船乗りのマドロスさんも自営の無宿人であり、やくざの範疇。 大東亜戦争で、日本が焼け野原になってしまい、米軍が進駐してきて、闇市が乱立した時に、博徒と的屋の商売がかぶってほとんど一緒になってしまったのです。 お店の全部が無宿人で、仕切り屋や交渉役が必然的にどちらかのやくざになったので。 それで闇市対策と売春対策で政府が編み出した言葉が、まとめて暴力団。 復興を兼ねた東京オリンピックに向けて、闇市の壊滅と売春防止法で、表に出ていたやくざの商売がみんな非合法になり、地下に潜ってしまったのです。 アンダーグラウンドになるということは、法に守られないので、法を守る必要がないということ。 やくざにはやくざのルールがあり、守ってくれない国の法律より上なのです。だから国もせっせと暴力団を潰さないと、商売人まで影響されて法律が機能しなくなる。 それが、昔のやくざと今の暴力団の違い。昔は表の相談役、今は裏の始末屋。 現在、暴力団の最大勢力である神戸の山口組は、厳密には博徒にも的屋にも属しません。一応博徒ですが。 大正時代の神戸港の港湾労働者の用心棒が発祥で、戦後の政府の暴力団対策に乗じて、戦後に一気に成長した、古くから地場のヤクザ稼業ではなく、最初から暴力団なのです。 だから、傘下に博徒の組も的屋の組も入っています。

miranosoba
質問者

お礼

ご回答、ありがとうございます。 やくざという商売は、博徒と的屋と2種類あるのですね。 だから、寅さんもやくざな稼業とか言うんですね。 博徒と的屋がほとんど一緒になってしまったのは、戦後なんですね。 東京オリンピックに向けて、表に出ていたやくざの商売が、もんな非合法になったということをしりませんでした。 昔のやくざは、表の相談役、今の暴力団は裏の始末屋というご説明、とてもわかりやすです。 山口組が古くからの地場のやくざ稼業ではなく、歴史に浅い最初から暴力団ということを知りませんでした。 いろいろお教えいただき助かりました。 心から感謝いたします。

その他の回答 (4)

  • shorinji36
  • ベストアンサー率17% (406/2382)
回答No.5

やくざ映画は、いわゆる任侠集団ですよ。 今の暴力団は金が全ての企業集団になってしまったということです。

miranosoba
質問者

お礼

ご回答、ありがとうございます。 任侠という意味が分からなくて、調べたら「任俠(にんきょう)とは本来、仁義を重んじ、困っていたり苦しんでいたりする人を見ると放っておけず、彼らを助けるために体を張る自己犠牲的精神を指す語」とありました。 今の暴力団がすべてが金の企業集団とすると、ずいぶんやくざ映画のやくざとは違うのかなと思いました。今度ツタヤで借りてみてみます。 いろいろお教えいただき、助かりました。 心から感謝いたします。

  • rimurokku
  • ベストアンサー率36% (2407/6660)
回答No.3

昔のやくざと言われる者は、興行師であって色々な祭り事や芸能活動、または賭博を仕切っていた組織でした。(昔は、合法的な賭博も有りましたから) その昔の「清水の次郎長」などが有名で、人情に厚く地元の人たちからも慕われていたようです。 あくまでも利益団体でお互いに営業範囲を守り、法を犯すようなことはしなかったようです。 しかし、中には無理に利益を上げるために、違法な事や暴力的な振る舞い、あるいは営業範囲を広げるために戦いを仕掛ける等暴力的な組織が存在したことも事実です。 やくざ映画は、正当な興行師の営業範囲を犯す組織と、それを守ろうとする組織との戦いを描いた物で、いわゆる暴力団組織をやっつける正当なやくざ組織と、人の情を描いた人情物語です。 現在は、賭博等や営業範囲(いわゆる島)も法律が変わっており、昔のような興行師の仕事も減って来ていますので、徐々に地下に潜って暴力的で違法な事(麻薬の取引等)をする組織が増えており、それがいわゆる暴力団と言われる組織です。 現在でも○○組とか言うまともな興行師も存在しており、芸能人の興行活動や祭りの場所決め、あるいは喫茶店などの観葉植物配置など、色々と活躍しています。

miranosoba
質問者

お礼

ご回答、ありがとうございます。 昔のやくざ映画は、正当な興行師の営業範囲を侵す組織と、それを守ろうとする組織の戦いを描いたものいわゆる暴力団をやっつける正当なやくざが高倉健さんなのですね。 いろいろお教えいただき助かりました。 心から感謝いたします。

  • rikukoro2
  • ベストアンサー率21% (1316/6195)
回答No.2

昔の『やくざ』というのは  戦後の権力者であるGHQに対抗する民衆の味方というイメージですね。  なので「やくざ」は反権力団体でありながらも民衆は好意的なイメージでした。   有名な歌手である「美空ひばり」も暴力団が経営してました。  他にも多くの芸能や、大衆文化に密接につながってました。  しかし戦後GHQがなくなり、日本の文化を日本政府が管理できようになり、その様子は ずいぶん変わりました。今までやくざの対抗組織は日本を占領した米軍(GHQ)から日本政府に変わったのです。結果日本政府が本腰をいれてやくざを敵対しはじめました。  例えば風俗などが今まで合法として、やくざがある程度管理していたのを(戦後の赤線)、違法としました  で、次第にヤクザも組織を維持するために麻薬などを販売し、完全に民衆の敵となってしまいました。

miranosoba
質問者

お礼

ご回答、ありがとうございます。 昔は、多くの芸能や大衆文化とやくざといわれる人は密接につながっていたのですね。 芸能界などもそうだったのでしょうか。 赤線をネットで調べてみました。昔はこのようなところがあって、このようなところも管理していたのですね。そして違法になって、組織を維持するために麻薬などを販売して民衆の敵になってしまったのですね。 いろいろお教えいただき助かりました。 こころから感謝いたします。

  • AVENGER
  • ベストアンサー率21% (2219/10376)
回答No.1

今の暴力団の構成員の多くは在日朝鮮人です。 http://deliciousicecoffee.blog28.fc2.com/blog-entry-5300.html

miranosoba
質問者

お礼

ご回答、ありがとうございます。 貼り付けていたURLを読ませていただきました。 暴力団の3割が在日朝鮮人というのは知りませんでした。 何故なのか理由はわからないのですが驚きました。 いろいろお教えいただき、ありがとうございました。 心から感謝いたします。

関連するQ&A