• ベストアンサー

地球内部のエネルギーの源

 すいません。全くの素人です。  かねがね疑問に思っていたんですが、地球の内部は高熱であることは図鑑などを見て知っているのですが、その熱のもとはなんなのでしょうか?    また、どうしていつまでもその熱を維持できるのでしょうか?  昔から熱いままなのか、それとも常に熱を作り出しているのでしょうか?  専門の方にはおそらく常識的な内容で恐縮ですが、よろしくお願いします。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • poor_Quark
  • ベストアンサー率56% (1020/1799)
回答No.3

 地球内部のエネルギーは原始太陽系の惑星の生成過程で蓄積されたものと考えられています。そのおおもとは、その後地球を生成することになる物質群のもつ運動エネルギーや位置エネルギーの総和です。その値は10の30乗カロリーのオーダーといわれており、放射性物質のエネルギーより桁違いに多い値だったと記憶しています。  熱という形で蓄えられたエネルギーは徐々に外部に放出されます。地球の中心にある高温金属の液体核に接する部分でその熱はマントル対流を引き起こし徐々にエネルギーを外部に運んでいきます。結果として大陸は移動し、山が作られ運動エネルギーや位置エネルギーとして消費されることになります。また対流するマントル上部の地殻プレートの摩擦熱が岩石を溶かしそのマグマから赤外線という形で直接熱が宇宙空間に放出されます。  一方液体金属核の中では自転や対流のために大きな電流が発生します。この電流が地球の上空に独特な地場を形成し、太陽から到達する高エネルギーの荷電粒子の軌道を変え地球への到達を防いでいます。この過程でもエネルギーが失われます。こうして地球内部のエネルギーは一方通行で外部に移動します。  このように地球内部のエネルギーは少しずつしか外部に運ばれない仕組みが存在しており、地表に比較的緩やかな環境の変化を引き起こし、生命の進化のための条件となっていたりします。  そのエネルギーが失われ、地球が完全に冷えてしまうと、大陸移動や造山活動がとまり、高エネルギーの粒子や電磁波が地表に到達すると気体分子は加速により第一宇宙速度を突破し、長い時間を経て徐々に大気や水が宇宙空間に逃げるようになり、薄い大気しか残らなくなるはずです。自転は止まり、常に太陽に同じ面を向けて公転するようになります。水や大気が極めて少なくなるので、浸食が起こらなくなり、天体衝突の後のクレーターが何億年にわたって刻まれ、月面のような風景になると思います。  さて地球の生成過程で集約されたエネルギーのおおもとは何かというと、かつてこの付近にあった恒星が最期に爆発したときに生成された物質の持つエネルギーです。かなり重い元素も生成されていますので太陽の10倍程度の恒星があったのではないかと考えられています。この程度の大きさの恒星は太陽よりもずっと寿命が短く聞くところによると一千万年ほどの活動であったらしいです。 http://contest.thinkquest.jp/tqj1998/10049/sinka.html http://www.s-yamaga.jp/nanimono/uchu/busshitsu-1.htm  結局先代の太陽の超新星爆発によって解放されたエネルギーが巡り巡って地球の内部に蓄積され、徐々に放出される絶妙の仕組みのおかげで人間は進化を遂げ現に生きているということではないでしょうか。エネルギーがなくなると地球は「死んだ星」になります。それがいつなのかはわかりませんが、少なくとも人類の文明や種としての寿命を終えるまでは大丈夫でしょう。あくまでも個人的な意見です。

faithfully
質問者

お礼

 大変ご丁寧に教えていただきましてありがとうございました。  地球が出来た頃の熱がまだ冷え切ってないと、前のお二方に教えていただいたのですが、さらに丁寧に説明をしていただいたので、これはとてもよくわかりました。  ありがとうございました。助かります。

その他の回答 (2)

noname#108554
noname#108554
回答No.2

勝手にNo.1さんの補足 >●地球ができた頃の熱がまだ冷え切っていない。 ケルビン卿の研究が有名です。 地球を球形として、熱伝導方程式の解をフーリエ級数で書いたみたいです。 >●地球は太陽の回りを回ってますが、地球自身もくるくる回ってます。 潮汐力ですが、この影響は太陽よりも 月からのもののほうが大きいようです。 潮汐力は、距離の3乗に反比例します。 ちょっと気の利いた力学の教科書には出てます。

faithfully
質問者

お礼

 教えていただきまして、ありがとうございました。  No.1の方のご説明に補足していただいたわけですが、私のレベルが低いので、理解するのが難しいようです。    とにかく、地球が出来た時の頃の熱がまだ冷え切っていないと理解しておきます。ありがとうございました。

  • myeyesonly
  • ベストアンサー率36% (3818/10368)
回答No.1

こんにちは。 今考えられている理屈は大きく次の3つだろうと思います。 ●放射性元素が崩壊して別の物質に変わる時、大量の熱を出します。 原子炉の使用済燃料をプールに入れて水の中で冷やしてるのと同じ理屈ですね。 何万年、何十万年という単位で熱が出続けます。 ●地球ができた頃の熱がまだ冷え切っていない。 ●地球は太陽の回りを回ってますが、地球自身もくるくる回ってます。 そうすると太陽を回る時に働く遠心力で、若干、地球が外側に膨らみますが(微々たる量ですが)その膨らむ場所が地球自身が回る事で変化します。 つまり常に地球が変形させられているという事で、地球全体ではかなりなエネルギーになるでしょう。

faithfully
質問者

お礼

 教えていただきましてありがとうございました。  しかしながら、私の能力の限界があり、理解するのは少し難しいようです。  ただ、2番目の理屈は理解できましたので、これで納得しております。  お手数を取らせましてすみませんでした。

関連するQ&A

  • 地球内部の空洞

    地球内部に空洞はあるのですか? 今「ザ・コア」という映画を見てます 検索すると、地球空洞説なるものがたくさん出てきて、いまいち信用できそうにない内容が書かれていたので、地学に詳しい方にお聞きしたくやってまいりました。 地球内部に、マントルも外核も内核も存在する状態で、 その途中に空洞などできるのでしょうか。 この映画のようなことはありえるのかな?・・・と、とても疑問です

  • なぜ地球内部の熱は核分裂の熱なのですか

    地球内部の熱は核分裂によって発生した熱だと言われていますが、どんな根拠でそのように考えられるのでしょうか。 上部マントルは超塩基性岩でできていると思いますが、超塩基性岩には特に放射性元素が多いわけではないですよね。地殻には花崗岩や砂岩が最も普遍的に分布しますが、超塩基性岩の放射性元素の含有率は花崗岩や砂岩のそれとだいたい同じですよね。だとすると、超塩基性岩ではつまり上部マントルでは核分裂の熱はそれほどたくさんは発生しないのではないかと思います。 下部マントルと地核には、上部マントルや地殻に比べて多くの放射性元素が含まれているのでしょうか。もし含まれているのなら地球内部の熱は核分裂によって発生した熱だというのは分かるのですが、それなら下部マントルと地核に放射性元素がたくさん含まれているとする根拠は何でしょうか。 地球内部の熱を人間が感じることのできる主なものは溶岩の噴出や温泉ですが、溶岩や温泉水には放射性元素やその崩壊生成物が多く含まれているわけではないですよね。ということは、地球内部の熱が核分裂によって発生したものだとする考え方を溶岩や温泉水は否定しているように思えるのですが。 それとも、マントルや地殻の放射性元素の含有率は花崗岩や砂岩のそれとほぼ同じであっても(つまり、放射性元素の含有率は小さくても)、地球内部には核分裂の熱が溜まることに、計算上、なるのでしょうか。素人の感覚的にはとても溜まるとは思えないのですが...。 地球内部の熱は核分裂によって発生した熱だと言われていますが、どんな根拠でそのように考えられるのでしょうか。

  • 地球の地表の質量と、自転との関係について。

    こんにちは。素人の素朴な、しかし真剣な疑問です。よろしくお願いします。 【質問】 地球の地表には、あらゆる物体の質量がのしかかっており、その重さも変動しているはずですが、それは地球の自転に影響しないのでしょうか。(回転が速くなったり、回転方向が変化したり) 【詳細】 たとえば、人間一人50kgと仮定して、それを世界の人口にかけると、すごい重さになります。また人間が科学的に重い物質をつくることもあります。(ビルとか、公共インフラとか) つまり、(主に)人間は、地球の地表の任意な場所に、大きな重量をかけたり移動させたりしていると思います。 ゆえに素人的に、「地球上の質量は、絶対である」とは思えないのですが、このことが、地球の遠心力や空気抵抗などと作用し、地球の自転の状況を変化させることはないのでしょうか? 例えば、自転速度が変化して1日が23時間になったり、あるいは25時間になったり、 また回転方向が変化して赤道が移動したり、北極点が移動したり。 ・・・地球の内部はそんなものとは比べられない程重くて、人間の創造物などでは全く影響がないのでしょうか。 地球が、この永きに渡って常に「一定の自転を繰り返している」ことが奇跡的に思えてしまうのです。 以上、専門の方からは笑える疑問かもしれませんが、よろしければ 教えてください。

  • 地球内部の重力と圧力について教えてください。

    地球物理学は全くの素人です。 わかりやすい解説をお願いします。 地球の中心部は重力0と言われています。 https://oshiete.goo.ne.jp/qa/2941092.html そして、地下に潜れば地層の圧力は増加すると言われます。 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%86%85%E6%A0%B8 ですが、素人考えで、思うのですが、 強力なマグネットボールを無限に集めて地球を作ると、 https://www.amazon.co.jp/%E3%83%9E%E3%82%B0%E3%83%8D%E3%83%83%E3%83%88%E3%83%9C%E3%83%BC%E3%83%AB-216%E5%80%8B%E3%82%BB%E3%83%83%E3%83%88-5mm-%E3%81%84%E3%82%8D%E3%82%93%E3%81%AA%E5%BD%A2%E3%81%AB%E5%A4%89%E5%B9%BB%E8%87%AA%E5%9C%A8%EF%BC%81-%E4%B8%96%E7%95%8C%E4%B8%80%E5%BC%B7%E5%8A%9B%E3%81%AA%E3%83%8D%E3%82%AA%E3%82%B8%E3%83%A0%E7%A3%81%E7%9F%B3%E3%81%AE%E7%AB%8B%E4%BD%93%E3%83%91%E3%82%BA%E3%83%AB%EF%BC%81/dp/B00D76ZGS0 果たして、強力な圧力が発生するのでしょうか。 むしろ、内部では、アーチ構造のばねのように、圧力が打ち消しあって、 平凡な空間が維持されるような気がします。 地球の内部はマグネットボールのように均質ではありませんが、 まず、地球はマグネットボールと仮定して回答をお願いします。

  • 地球温暖化の原因。核熱でない根拠は?

    昨今、地球温暖化が世界の問題になっています。添付画像参考。 私が以前から思っているのは、地表から5000km程核に向かって進めば6000℃程の熱があるわけですよね。 この熱が長い年月を経て地球全体を暖めているのではないのか?地表に熱が近づいているのではないのか? といった疑問をもっています。 コタツでも、七輪でも、車のエンジンでも中心に熱が存在する以上、必ず中心より遠い位置まで熱が伝わってきますよね。 そうすると、地球も中心にある熱が地表に伝わってくると考えるのが妥当ではないでしょうか? このような論を唱える学者がいないので間違っていると思いますが、この論が間違っているという根拠ってなんですかね? 昔からの疑問を解決したいと思います。 宜しくお願いします。

  • マントルの熱と地表の熱のバランス

    こんにちは、 昔から疑問に思っていたんですが、地球内部にはマグマという莫大な熱エネルギーがあるのに何故地表の熱に影響しないのでしょうか? 内部からの熱エネルギーで地表も高温になりそうな気がするんですが、どういうメカニズムでつりあっているものなのか、ご存知の方教えてください。

  • エネルギー保存則で考える

    地球が出来たての頃は地球に生物は居ませんでした でも 今 現在の地球には たくさんの生物が居ます 微生物から植物、人間まで 様々です そこで 疑問なんですが エネルギー保存則を考えると エネルギーの総和は 生まれたての地球=今の地球  となりますよね? じゃ 今 生きている生物たちは  何のエネルギーが変換されてこんなに繁栄したのですか? 生まれたての地球と今の地球のエネルギーが同等とは どうしても 思えないのですが・・・・? 私は太陽光エネルギーの蓄積が 昔の地球と今の地球のエネルギー差だと思っていたのですが 調べてみると 太陽光エネルギーの大部分は地表に反射され宇宙へと・・・・ 残り数十パーセントが ・雲で拡散反射されCO2に熱吸収 ・大地に熱を与える 以上で100%だそうです その与えた熱エネルギーさえも地球の気温を保つのに すべて使用されている・・・ つまり余分なエネルギーは地球に蓄積されていない・・・・ じゃぁこんなに生物で繁栄した地球は  何のエネルギーを変換してここまで繁栄したのか? 星の元来持っていたエネルギーですかね? もしそうだとしたら それは 星の生命エネルギー? それを消費して 私達は生きているの? すみません 長くなりました 興味を持った方 意見を聞かせてください おねがいします

  • 地球の自転軸はなぜ傾いたままなのでしょうか。

    素人考えで恐縮なのですが、子供の頃からの疑問です。 どなたか、わかりやすく教えていただけませんでしょうか。 地球の自転軸は傾いていますが、 太陽の引力を受けながらも、公転軌道上で変わらず傾いたままというのが 不思議でなりません。 ◆太陽の引力によって、  自転軸は公転軌道に対して90度になりそうな気がします。 ◆太陽の引力によって、  太陽を中心とした公転軌道の180度逆側に地球がきたときは  自転軸の傾きも逆側になりそうな気がします。  *これは洗濯機などの遠心分離のイメージなんですが… 以上、絵でなく文章表現のため、わかりにくくて申し訳ありません。 また、素人のため質問内容の表現自体も、変で恐縮ですが よろしくお願いします。

  • 人工衛星が常に地球の方を向くには

    人工衛星が常に地球の方を向くには なんでもオモリが長い棒の先にあって、コリオリの力で常に下を向くのだという説明を昔見かけて、その時からずーっと悩んでいます。 私はコリオリの力をどうしても理解できず、また人工衛星の問題も、それは単に重力の影響なんだと思います。つまり軌道上であっても微妙に落下している(つまり微少重力下といえる)のであれば、オモリがある方が重心よりも下を向くと思うのです。 もしくはシンプルに衛星の公転時間と衛星の自転時間があっているとか。 私は何か勘違いしていますか?(ちなみに素人です)

  • 地球は最後はどうなると予測されているのですか?

    別の質問の参考URLの中で、 >地球の真ん中にはメルトダウンした岩石が詰まっているのだ。 という一節を見つけ、今までちゃんと考えたことはないけれどそういうことか、と思いました。 地球はもともと、どろどろの熱い火の玉で、その表面が冷えて固まったところに人間が住んでいるのですよね?(昔の教育を受けたので、まるきり自信がありませんが、、、。) この、メルトダウンした岩石というのは、質量は変化しないんでしょうか。しますよね? 今後どうなっていくと考えられているんですか? 火山の噴火と関係あるんでしょうか(火山で噴き出すものはもっとずっと浅いところのものかな、と考えますが?)。 私たちが死に絶えたずっと先のことでしょうが、地球って最後はどうなるんですか? 太陽は今も核融合を続けて燃えているんですよね? 最後は爆発してしまうと聞いたと思うんですが、間違いないでしょうか。 まるきり素人で、難しいことを言われても理解できないので恐縮ですが、どなたか教えて下さい。