初めてのウクレレ選び

質問

• ウクレレ選びで迷っている初心者へのアドバイス
• フェイマスのFS-1とFS-5の音の違いを比較して紹介
• ギアペグの有無が使いやすさに与える影響について

回答No.3

TAC-TAB

＞１２フレットタイプ（FS-6)と、１７フレットタイプ（FS-6L)の２種類があるのですが、１２フレットでは、ずっと使い続けるには物足りなくなりますか？

音域的には12フレットで十分です。17フレット仕様は「ロングネック」と言って、音域の問題よりも、弦の有効振動長が長くなることにより、弦の張力を高め、より輝かしい音色、豊かな音量と正確な音程が得られるというものです。その結果17フレットまでの高音域でも正確な音程が得られるとして、一応フレットを打ち込んでありますが、まず使うことはありません。
好みの問題もあるのですが、予算が許せばロングネックのほうが楽器としての性能は良いです。普通のネック仕様はルックスの可愛さや、コロンコロンとした音色に魅力があります。伝統的には12フレットがウクレレ本来のスタイルですが、正確な音程・輝かしい音色・豊かな音量に向かっての改良という点で、弦長を長くしたのです。
ピアノをされるのであればご存知でしょうが、アップライトピアノなら背の高いほど、グランドピアノなら奥行きの長い楽器ほど各音の弦長が長くなり、強大な張力の結果、より輝かしく大きな音がします。

現在のウクレレのスタイルは、著名なマーチン社製品のコピーが多く、ＦＳ－６はもともとマーチン社のスタイル－０をコピーしたもので、その筋の人達からは定評のあったウクレレですが、比較的最近に、やはり音程・音色・音量に物足りないという意見を踏まえて、ロングネック仕様がリリースされたのです。（本家マーチンはロングネックを作っていません）ギヤペグも同じ意味でチューニングの正確さ安定性を求めた改良の結果ですが、やはり本家は採用していません。
楽器としては、ロングネックでギヤペグが一番良いのですが、価格の問題と、本来ウクレレとはこうであるべきだ、というポリシーにこだわるのであれば12フレット仕様ということになろうかと思います。

各社にコピーしまくられた本家マーチン社のウクレレ
http://www.tcgakki.com/items04/tc044420.html

キワヤのホームページより
http://www.kiwayasbest.com/shopdetail/002001000006/

お礼

詳しいご説明を有難うございました。
とてもわかりやすかったです。
特に弾きにくい等がなければ、FS-6の１７フレットの方がよいのかな、と
いう気もしてきました。（１２も１７もほぼ同じ金額なので）
本当に迷ってしまいます。
でもこうやってあれこれ悩んでる時間がとても楽しいです。
貼り付けて頂いたマーチン社のウクレレ見てきました。
とてもよく似てますね。でも価格を見て驚きです…。
色合いはやはりこちらのタイプの方が好みなので、
気持ち的にはFS-6のタイプに傾いています。
アドバイス本当に有難うございました。