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朝鮮総督府
歴史に「もし」をあえて持ち込みますが、ソウルに近年まで残っていた朝鮮総督府が、もし韓国政府によって撤去されていなければ、世界文化遺産の「負の遺産」に登録されていた余地はあると思われますか。是でも否でも、理由も書いてくださると尚ありがたいです。
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朝鮮総督府は、金泳三政府の「歴史の立て直し」政策と「景福宮復元」の一環として撤去されてしまいました。 内装外装ともに立派な建物でしたが、もし今残っていたら韓国政府は国をあげて「負の遺産」として登録を目指していたでしょう。 遺産として認められることは=日本の歴史的愚行が世界的に認められ、その遺物を世界中の人に見てもらい感じてもらうという、韓国政府にとっては願ってもない機会になるからです。 ただ認められたとしても、やってくる観光客に対しては、「歴史的に価値があり、意味のある建造物」として日本の技術のすばらしさばかり学んでもらっては都合が悪いという側面も持ち合わせているため、韓国としては複雑なところかも知れません。 結局のところ、もし朝鮮総督府があったとしたら、韓国政府をあげて「負の世界遺産」登録を目指しますが、認められた暁には「日本の愚行」を前面に出したPR展開をすると思います。 一方で肝心のユネスコは、「日本の愚行=負の世界遺産」という理由で認めるかは疑問です。 アウシュビッツや広島原爆ほどの「悲劇の証拠であり後世に語り継ぐべきもの」という価値が薄いからです。 「日本バッシングの道具」として使うならば認められないと思います。
お礼
ありがとうございます。全て、ごもっともなご意見と存じます。