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戦闘機の塗装色
WW2時の戦闘機で (1)脚格納内部 (2)コクピット壁面 (3)操縦席 (4)パイロット服 の各代表的な塗装色を教えてください。 (塗装対象) ■ドイツ軍機(例 フォッケウルフ) ■イギリス軍機(例 ホーカーハリケーン) また日本軍機の場合、同個所の塗装について「陸軍機」は「海軍機」と同じでしょうか? (例)飛燕と零戦
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プラモ歴35年の中年モデラーです。 私もWWII時代のドイツ機&日本機ファンなので、私の分かる範囲で回答させて下さい。 まずドイツ機から…。 (1)脚格納内部⇒RLM02(のちのRLM63)が一般的です。これは初期の機体の全面塗装にも使われた色で、Me109B/Cなんかは全面に塗装されていた時があります。また、試作段階の機体の全面塗装にも用いられました。 (2)コクピット壁面&(3)操縦席⇒これもRLM02が大半ですが、大戦中後期になるとRLM66ブラックグレーが用いられる事の方が多くなりました。シートや計器盤もこの色が使われています。 (4)パイロット服⇒黒が一般的ですね。他にはグレー系やブラウン系があります。 次に英機ですが、(1)(2)(3)ともにジンクロと呼ばれる防錆塗料が使われる事が多いです。イエローグリーンと呼ばれる色調です。他はインテリアグリーンなんかも多用されています。(ジンクロより緑色が強い色調です。) (4)はこちらも色々ありますが、カーキ系やブラウン系が殆どです。 日本機の場合ですが、こちらは難しいですね。(1)(2)(3)については青竹色や緑竹色と呼ばれる防錆塗料が使われる事が多いようですが、コクピット色は中島系、三菱系、川崎系とか独自の物があります。 海軍機と陸軍機とは共通の物もありますが、微妙に異なる部分が多いですね。機体の濃緑色さえ、各製作会社によって色調が異なるようですし…。例として飛燕と零戦をあげていらっしゃいますが、飛燕は川崎系のコクピット色(サンド系の色調をしています。)で、零戦は三菱系・中島系のコクピット色(薄いグレイグリーンのような色)です。 これら各塗料についてはMr.カラーからそのものズバリの塗料が発売されています。また、資料としては月刊モデルアートや増刊号が参考になります。各URLを貼っておきますので、一度ご覧下さい。 かなりアバウトな感じで書きましたので、まだ補足が必要でしたら、お申し出下さい。
お礼
ご回答ありがとうございました。 なるほど時代によって塗装は異なっていたようですね。 また日本機のメーカーごとの内部塗装の違いは初めて知り、大変参考になりました。 早速モデルアートを探してにMrカラーで塗装してみたいと思います。