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ゲド戦記
machilda3の回答
- machilda3
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はじめまして。 回答させていただきます。 ゲド戦記の原作は元々6巻までありまして、映画は第3巻を中心にゲド全6巻の要素と宮崎駿の短編「シュナの旅」の要素を取り入れて描かれているんですね。 1冊の本を映画にするだけでも、原作に忠実ではなかったり、詰め込みすぎておかしくなったりしますから… 私は原作は読んでないので詳しくはわかりませんが6巻あるものを1つの映画にするのはかなり厳しかったのではないかと思います。 ですが… ゲド戦記は光と影について詳しく描かれているなと思います。 一般的に評価の低い作品で、暗いからとかよく意味がわからないとかそーゆー意見をよく聞きますが… 世界が荒廃してるという設定なので明るく描くのはおかしいし、要所に出て来るアンダーグラウンドな部分も描き、暗いイメージを伝えた方がのちのち作品の意味がよく伝わるのではないか?と思いました。 『生きること』を原点に様々な光と影を描いています。 生と死、父と子、現実と非現実、戦争と平和… あげたらキリがありませんが、よくあそこまで詰め込んだなと感じました。 テルーの存在は最も光に満ちていて「アレンが怖がっているのは死ぬ事じゃないわ!生きる事を怖がっているのよ!死んでもいいとか永遠に死にたくないとかそんなのどっちでも同じだわ!ひとつしかない命を生きるのが怖いだけよ!」と言うセリフはとても素晴らしいと思います。 そうやって様々な光と影を紐解いていくと…もしかしたらアレンは偉大な父を持つ吾朗監督に似ているのかもしれないな?と 偉大な父を持つ事の苦悩を感じませんか? 私は妙に親近感を感じてしまいました。 最初は映画化を相当反対されたらしいので…父と同じ舞台で、父と子の話を描くということの情熱に負けたというところですかね? ですがジブリのレベルが低くなったという意味が、この作品で宮崎親子が好き勝手に振り回したという意味ならそれはそうかもしれません。 まぁいくら徳間書店と合併したとはいえ、ジブリは宮崎在りきですから仕方ないかもと思いますが…
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